goo blog サービス終了のお知らせ 

玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

顔のない政治家

2022-11-03 13:56:24 | あれこれ

誰が為政者なのか、顔が見えない。かつてのように顔ばかりが見えて、裏で何をしているか判らないのも困りものだ。

カルトの手を借りて選挙運動したり、自分の周りにばかり国の金をシタリ顔で配ったり、みんなが苦しんでいるコロナの時に強引にオリンピックをやってみたり、それでいて全く責任を取らない黒い顔をした政治家の顔ばかりが人々の記憶に残っている。

がしかし、居るんだか居ないんだか、さっぱり分からない白い顔の首相も困ったものだ。

金だけ増やして、統一地方選に備え、100人派閥の大きな声に対応するだけの予算を打ち出したが、積極財政=アベノミクスを神格化しようとする100人派閥は何処に向かっているんだろうか?こんなにも幼稚なチルドレンだったとは驚きだ。

今、勝手に想像するに、白い顔の首相は黒い顔の元首相の対岸に居れば、自然と国民は支持してくれた。ところが、彼が亡くなって、今度は子供の百人の黒い顔に怯えて、国葬をやり、カルト系等問題議員をあえて登用し、30兆円規模の予算を作成し、頑固爺のバズーカも止められない。

ただ、国民はその黒い顔を段々忘れていくけれど、自民党とカルト教団との異常な接着は中々忘れない。何故なら岩盤の支持者たちの裏切られた恨みがあるから。

近頃、鳥が街中をねぐらにしている。外敵から身を護る為とか、…。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いかさまの経済

2022-10-25 13:37:46 | あれこれ

ネット配信の「現代ビジネス」の文中の一節に ―そもそも財源の裏付けのない「低税率・高成長」ビジョンは“自殺行為”と言えた。トラス氏はポピュリズムに突き進み墓穴を掘ったのだ。― とあった。そこから感じたことがあった。

英国のトラス首相が「アベノミクス」を信奉していたが、英国経済界は虚構の景気創出を許さなかった。

この欧米的な合理精神がこの国の経済・財政の評価に飛び火しないだろうか。

安倍政権というのは、無制限の国債発行、年金等の公的資金投入による株価吊上げにより、恰も成長する経済に戻るかのような幻想を国民の一部に与えた。

架空成長型経済(⇒「アベノミクス」)を創出したポピュリズム的政府の作った財源の裏付けのない架空の経済だったことが、そろそろ世界的な日本への標準評価となってくるのかもしれない。

その結果は、大幅な円安が更に止まらず、日本経済そのものの信用が失墜してくるのではないか。それが一番怖いことだ。

【辞書『言海』より】「如何様」実ニ然リト肯フ意二イフ語、「いかさま」似セテ真ヲ欺クコト、

左の「プラムの焼酎漬け」を飲んでみたら、けっこう美味かった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

引き際の演出

2022-10-19 14:40:11 | あれこれ

政治の世界では事前の準備や周到な演出のない純粋な行為はほとんどない、と長く生きていれば自然に判るものだ。

広島の平和記念式典で読み飛ばした元首相が珍しくうまく読めたのを、ほめそやしたマスコミや一部の議員たちの癇に障っただけで、テレビの人気コメンテータが降板することになった。

玉川氏は「電通を使った」ではなく、「安倍政権が使っていた電通的演出」と詳しく述べればよかったのかも、でもこれは事実だからもっと非難を受けそう。

まあ、大人として黙っていた方がよかったのだろう。でも、空気を読まずに言ってしまうのが彼の個性で人気だった。

江口紹子が「ちゃんとした取材もしないで、彼は言ってきた」と玉川氏を評価した。フリーの記者からすれば、大手メディア社員に対する厳しい目もあるのも事実だ。

最後に「元首相と電通に対して」謝罪したのは、彼が問題の所在を明確化する強い意志を示していて、引き際の演出としては良かったのではないか。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国力の衰微

2022-09-28 13:57:22 | あれこれ

安倍政権のレガシー(遺産)は「国力の衰微が隠蔽されてきたこと」と内田樹(日刊ゲンダイ9・25)は簡単に言う。

もっと前から、55年体制の時から、自民党はアメリカ民主主義を植え付けられた日本国憲法で育てられた子供たちの個性の発達を削いで来たのではないか。

それが「ゆとり教育」という美名のもとに、才能のない子はゆっくりと、お金のない子は大学に行かなくてよい、つまりはDNAと家柄・資力による子供の選別化で、戦前以来の旧支配層を含む既成権力層の体制保持に勤しんで来たのではないか。

その結果として、個人としての尊重を否定し、単に種としてのヒトの尊重程度にとどめる「半生な民主体制」を作った振りをして来たのではないか。

ただ単にアメリカから押し付けられた憲法を一行でも変えれば達成された気になり、中身はどうして良いやら分からない程度の右傾の自民党議員たちは振り上げた手を同胞に降ろし、決して宗主国のアメリカには手を上げない。

結局、憲法改正しても、アメリカへのポチ度が増すだけ、アーミテージの首輪がきつくなるだけのことでしかない。

ただ単に、アベの負のレガシーに注目するより、自民党体制の保持する戦後レジーム、つまりアメリカへの「負け犬根性」体制のことだけど。これを叩き直さないと、どうにもなるまい。

今一度、家柄や資産で選ばれた子供だけでなく、捨てられた底辺の子供たちにも、それぞれに成功体験を持たせる機会を教育の場に投資して、昭和後期の「誰でも地道に努力すればきっとうまくいく元気のある社会」に生きる意思の強い若者を育てなければ、この国は徹底的に駄目になってしまう。

いくら資本が、資源が、国土があっても、人の生きる力、望む思いが無ければ経済は回らない。その譬えの両極端を、中国とロシアに見ることができる。今は日本と韓国にもその兆しを見ることができる。

コロナ自粛でラーメン屋に行けないので、家で作ってみました。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事の発端を辿ると

2022-09-01 14:20:43 | あれこれ

最近、民放のニュースワイドショーを見るようになった。ここ数年は玉川氏が出ている番組以外は一切見ていなかった。昔のテレビを知っている者にとって、安倍政権以降の醜悪な放送人たちのしぐさが気持ち悪かったのだ。テレビ画面は、必死になって、自らの地位や組織命令を守ろうとしていた卑屈さと明らかな政権へのゴマスリの競演ばかりだった

今回の国葬や事件の報道では、旧統一教会をほとんど取り上げなかった朝日やNHKが遅ればせながら流し始めた。

この間に自民党や官邸は裏の命令を出していただろうが、あまり効果はなかったようだ。

多分、裏の恫喝役の電通が、オリンピック贈賄事件に関係していることで、また国葬ともなれば当然に請負先になることから、広告を楯に強い恫喝をしなくなったのではないかと、勝手に邪推している。

そう言えば、何故、凶弾事件の直後は、大手のマスコミ各社は「旧統一教会」の名前を一斉に隠したのだろうか。

歴史を振り返れば、60年安保の時の、マスコミ七社共同宣言「暴力を排し、議会主義を守れ」(1960・6・17)のマスコミ一斉行動という名の自己統制があった。今回の名前隠しも一斉自己統制ではないだろうか?

その頃だろうか、アイゼンハワー大統領の来日と昭和天皇が迎える羽田を警護するために、時の岸首相は、右翼暴力団の大動員を思いつき、街商と新興宗教団体を集めるように党の幹部に指示したとのことである。この依頼を引き受けたのが児玉誉士夫であったそうだ。

此処にも、今回の事件の発端があったと思うと、歴史の糸の絡み合いは実に因果な結果を招くこともあるのか、と暗い気持ちになった。

【参考・引用文献:孫崎享『アメリカに潰された政治家たち」小学館、小森陽一『天皇の玉音放送』五月書房】

向かって右の瓶がウィスキー漬け。これ結構イケた!梅の香りがしっかりついている。レモンよりいい。次は焼酎のプラム漬けだが、これはどうだろうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする