玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

変なおじさん

2014-07-25 15:38:57 | 時事

最近、地方議員の変なおじさんが続出している。東京都のセクハラ都議に始まり、兵庫県会の号泣議員から、今度は北海道の乱行議員へと発展している。兵庫県民へのインタビューでは「あんな議員恥ずかしい」と異口同音に言うけれど、選んだ県民の方が恥ずかしいのでは。北海道の道議員は、号泣議員が泣き叫んだように大変な選挙を勝ち上がり、一期ならず何期も勤め、やっと欧州研修旅行の資格や栄誉を得たのだろう。だから異常に気分が高揚して、機内で酒を飲み過ぎ、前の席の倒し方で口論になって、不始末をしでかしたのだろう。

地方議会は、簡単に言えば、市民なり、県民の縮図と考えればよいという見方がある。確かに世の中は立派な人もいるし、そうではない人もいる。それでこの世の中が成り立っていて、議会がいろんな種類、いろんな立場の人の代表となっているから、変なおじさんが一人二人居ても良いのではないかと思うが、地方議会の実態は、“変なおじさん、おばさん”が多過ぎるのではないだろうか。もう、形だけの二元代表としての地方議会は見直す時期に来ている。特に大都市の議員報酬や政務調査費があまりに高くはないか。だから変な人が変な理由でなりたがる。若い人は割のいい就職先と考えて、毎朝駅頭で演説をして顔を覚えてもらい、リクルート感覚で地方議員に名乗りを上げる。そんな安易な地方議員も増えている。地方議員とは何ぞや、その存在意義を根本から考え直す時期に差し掛かっている。そういう意味で、あの号泣議員の出現は、地方議会の実態について社会に広く知らしめた一定の効果があったと、評価したい。

コメント (1)
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