当初は簡単に考えていた、代々木上原~新宿コースは、南新宿につながる側道がなく、案外に手間取ってしまった。
新宿の手前には懐かしいビルがあった。かっては小さな美容学校だったが、今や大きなビルとなっていた。それよりも、もっと驚いたのは、代々木ゼミナールだった。
予備校ではなく、まるで明治や法政大学のような規模だね。見ようによってはいつでも会社に転用できそうだ。全部が予備校なのかと不審に思い、つい中に入ってしまった。すると、場違いな爺さんが入ってきたと、職員がツカツカと寄ってきた。ムッとしたので、つい言ってやった。「オレ、ここの卒業生なんだよ!」(ほんとのことである。でも厭な爺だね…)その一撃で、職員は言葉に詰まったようだ。「ここも撤退するの?」と聞いた。「しません」、「全部代ゼミなの?」「ハイ最上階には食堂もあります」「昔は代ゼミもたいしたものだったがね…、残念だね」と言って早々に逃げた。でも、凄いなあ、受験産業という教育産業の拡大的発展を身をもって感じた。ちなみに、私が40数年前に通っていた本校はまだ代々木にあるそうだ。
一応、このブログ上で約2年間、それ以前を含めると、4年ぐらいかけて、片瀬江ノ島から新宿まですべての駅を歩いてきた。感激はないが、一つの節目を終えた。次は、小田急小田原線散歩かな。それとも、金がかかるが、東海道五十三次を復活しようかな?