玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

珈琲一杯の時間

2017-05-12 21:43:44 | 日記

タイ~ラオス~タイ~カンボジアと旅してきた。シェムリアップのオールド・マーケットの隅のカフェで独りで珈琲を飲んでいた。異国に居るのに、全く危機意識のないボーとした奇妙な空間の時間であった。もう旅先でポックリ逝っても不思議のない年齢となったのだ。 

確かに自分の生命の旅の終盤を迎えたのだ。人間は老いると、自ら成し遂げてきた事より、若い頃に遣り過ごした、遣り残した事に挑むという。しかし眼の前に残された僅かな時間を考えると、此処で、何を優先させるかを考え直さなければならない。

そんなことを最近考えて始めている。政治や世間に憤ることも、社会や人間に関わることも、新たな事を知ろうとする意欲も、これから更に減退するだろう。もう街を早足で歩く普通の人々に付いて行けない年齢を自覚した。このブログも、古い電球が突然切れるように、或る日、ポッと消えていくことになるのでしよう。

コメント (1)
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