都知事記者会見に関して、アークタイムズの尾形氏や一月万冊の佐藤氏は「記者として情けない」「記者の立場を理解していない」とジャーナリストの気概を求める論調で批判する。
実態は、既に組織的またはシステム化されている小芝居ではないだろうか。
前回の記者会見で世論に忖度して一応学歴詐称の質問をした代償として、今回はヤラセの記者質問に終始したのではないか。悪く言えば、都庁広報部局のシナリオに沿った小芝居だったのではないだろうか。
尾形氏は若い記者の名前や顔までネットに出して糾弾していたが、当該の記者は大きなマスクをして画面に映っていた。その記者は予め場外からの非難を予想しての最低限の抵抗だったのではないか。
事の本質は、権力側が恥ずかしげもなく記者(=報道機関)の従属を求めているのではないか。つまり権力が反民主行動で踏み込んできている。その危機を我々国民は気付いているのだろうか。