かつてこの國が「軍人政権」であった時に太平洋戦争に突入した。「軍人政権」と書いた教科書はないだろうが、東條英機は現役軍人であるので、そう言っても良いのではないかと思う。
実際にこの国の教科書でどう言われているのか、私は知らない。
理由は簡単、戦後生まれの教育は第三学期に大正ロマンで日本の歴史は終わる。また昭和の戦争期は大学入試に出ない。
現在読んでいる清沢冽『暗黒日記』では、ほぼ終戦の一年前の1944年7月28日の件に「今回の戦争で生命を喪ったものの数は意外に多いらしい。まだその損害数を一回も発表しておらず、ただ米国側の発表を嘲笑しているだけだ。」と書かれている。
この事象は現在のロシアとウクライナにそのまま当てはまらないだろうか。
自国の歴史をどのように子供に残していくか、そこに国家の存在の在り方が問われる。決して「品格」なんか求めないし、たぶん有りもしない、…。
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