玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

森功『国商』を読んで (その9)

2024-08-23 10:03:45 | 

葛西敬之という男はどこにでも居るような分かりやすい野心家に見える。彼の経歴を見て、多分葬儀は二か所でやったと思ったが、確かにJR東海の本社のある名古屋と彼の住居のあった東京で行われている。

彼は東京都立西高から東大に入り、国鉄に勤めた。本当は、彼はJR東日本の社長になりたかったのではないだろうか。

その野望が彼を政界にも手を伸ばす動機となったと思っている。

葛西は東大の同級生から首相を出そうと与謝野馨を担いで、一部財界人の「四季の会」を造ったそうだ。そこに、与謝野が若い安倍を連れてきたのが二人の関係の始まりだと云うことだ。

葛西は学歴と血統を重んじた。与謝野馨、安倍晋三、然り、しかし、JR東日本の社長となった松田昌士は東大ではなく北大だった。彼には不満だったはずだ。

国鉄を六つに分割した。本州の三つはイイだろうが、島(九州・北海道・四国)の三つは大変だ。現実に北海道と四国の現在の惨状を見れば明らかである。

東海道新幹線があって、居ながらにして儲かるJR東海は、原発の電力を頼るリニアに賭けて、弱小の地方JR路線への援助を考えていない。

此処に彼の性格や思考の新自由主義の一面を垣間見る。

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ちょっと一息

2024-08-22 11:09:02 | 日記

暑い日が続きます。

先月の下旬、小さな我が家の花壇に来訪者です。

初めは3~4人。

急に来訪者が増えました。

パセリのご馳走は瞬く間に無くなっていきました。

王様が頂上で君臨してます。

そして誰もいなくなり、・・・。きっと蝶となって空に舞うのでしょう。

別れの挨拶はありませんでしたが。

 

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三井屋の賭け金

2024-08-21 10:35:25 | 時事

ワイロに塗れたあのコロナ禍のオリンピック開催が決まったのは2013年9月のIOC総会であった。その時から神宮外苑の開発が決まっていた、と言われている。

現在まで10年間、現在は東京都庁から三井不動産に13人が天下っているという。最初は一人で毎年一人ずつ増えて行ったと仮定すると、一人の年収は一千万円とこれも仮定すると、1000万円×10年×13人÷2=6億5000万円となる。

小池知事は「仮定の話には答えない」だろう。誰が「答えない」ことを許容したのか。実はメディアである。国民は認めていない。だからメディアから離れていく。

仮にこの金額を三井不動産が賭けていたとしても、外苑開発の総事業費は数千億円を優に超えるだろう。「三井屋、おぬしも悪よのう、…。」まあ、仮の話だが。

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俺様はD大臣

2024-08-20 10:01:48 | ブツブツ

平塚あたりのマイナンバーD大臣、ずいぶん威張った顔に成ったね。

質問している記者の卑屈な「ありがとうございます」も何だか妙に耳障りだ。

記者の丁寧語は何を聞いているか分らないし、D大臣も脅かしや擦れ違い答弁ばかり、結局、記者会見やらない方が良いかも。

どうせ暴力的に勝手にやるんでしょ。彼に権力のおもちゃを持たせたくない、単に世襲だな。

 

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首長の首が問題だが

2024-08-19 09:39:00 | つぶやき

今、兵庫で、長崎で、知事の資質、行動が問題化している。

更に小さな市町村でもハラスメント事件が多発して、首長が何人も辞めさせられている。

この現実には、選ばれる側の政治家の質が良くないのは所与のモノとして諦観するが、結果、否が応でも選ぶ側の選挙民の資質と能力も問われることになる。

都知事選でも、非民主的かつ独裁傾向の強い「緑の狸」が大差で当選するという現実に、この國の民主主義はどうも欧米とは似て非なるモノとして、戦後変質されてきたのではないだろうか。

東京新聞の見出しだが、知事と書かず、小池氏とした冷たさがイイ。

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