車中の春と駅の春

2015-03-16 23:05:30 | その他旅行き
山城青谷駅はJR奈良線の駅である。
奈良線に乗ったのは今回が初めてのはずだ。
快速電車は新しい車両が使われていたが、普通電車は型の古いやつが走っていた。
天井に扇風機がついてる奴だ。
なかなかローカルな感じでよろしい。

帰りの駅のホームは観梅を終えたお客さんで溢れんばかりだったが、やって来た京都行きの普通電車はがら空きで、最後尾の車両でうまく座席を確保できた。
曇り空で肌寒かった外に比べ車内は暖か。
しかもロングシートの座席は下から暖気が立ち上り、お尻が非常に暖かい。
撮影した写真をチェックしていたが、暖かさと疲れから眠気に襲われ、あっけなく寝入ってしまった。
しばらくしてなにやら眩しく、寝ぼけ眼を上げると、それまでなかった日の光が窓から差し込んでいた。
梅の花の記憶にその明るさと暖かさが相まって、その日一番春を感じた時となった。
幸せな気分を連れて、再び夢の中へ。



その日はまだ時間があり、伏見の町に寄って行くことにしていたので、桃山駅で下車。
寝過ごさずよかった。
駅に降りて驚いた。
ホームの脇に桜が咲いていた。
品種は分からないが濃い桃色の花がぎっしり。
すでに満開を過ぎて、散ってる花もあった。
咲き始めの梅もビックリの早咲きの桜だった。