キキ便り

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セルフートークを意識化する

2009-05-07 06:56:22 | 研究者生活

 

人前で話す時、ありのままの自分を表現するというのは、意外と難しい。

特に、英語で講義する時、日常会話をする時、見知らぬ人と電話で話す時、妙な緊張感とプレッシャーが自分を不自然な人間にしているのではないかと、ここ数年思い始める。

たとえ母国語の日本語で話す場合でも、相手が自分に何を求めているのかなどを考えすぎて、自分の中で考えていることを素直に口に出せていないのでは、という思いもよぎる。

そういう自分の変革のために、こういう本を買ってみる。あっという間に読めてしまう本だが、誰にでも簡単に実践できることが紹介されている。 田中ウルヴェ京氏の「「一日30秒」でできる新しい自分の作り方」

私の場合、自分の独り言=セルフートークを意識化し、書き出してみることで、自分の思考パターンを認識。

たとえば、論文を書きながら過ごした昨日と今日、セルフトークは

「私の文章力ってなんて乏しいんだろう」「どうして文章力が上達しないのかな」「こんな文章だったら、不採択になってしまうだろうなぁ」「アドバイザーの助けがないと、一人前の研究者としてやっていけないのかな。。。」

というネガティブなものばかり~。

その原因を探ってみると~

  • 挫折経験とフラストレーション(文法の間違いや文章の手直しを山のように受けてきた経験と、それがいまだに続く現状)
  • 周りの人との比較
  • べき思考(大学教員はこうあるべきだという自分の中にある認識と、そこに至らない自分とのギャップ)

田中氏お勧めの「コーピング」の効果はさて??また近いうちに報告しますね。 

コメント (2)
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