母に勧められて、読んでみました。
「クロワッサン症候群」で有名なノンフィクション作家の松原惇子さんとそのお母様、松原かね子さんのお話です。
22歳違いというのは、私と母と同じなのですが(61歳の私と83歳の私の母)、
個性豊かな二人の生き方や距離のとり方など、読み応えがあり、またさらりと読める本でした。
娘から突然、同居の申し出があり、受け入れたもののなかなかスムースにいかず、結局は同居は解消になったという過程がユーモラスに描かれています。
かね子さんの方は、だんだん病気や怪我などで、病院、そして施設入所となっていくのですが、娘の予想に反し、気持ちを切り替え、前向きに施設生活を送っている姿には、勇気をもらえます。
こだわりをもたず、切り替え上手な人は、生き方が上手なのかもしれない、ということを教えられる本です。
ところどころでてくるかね子さんのファッションセンスやお料理のレシピも、本のエッセンスとして楽しませてくれます。
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この本を読み終えた後
今は少しずつ村上春樹さんの新作を毎晩寝る前に読んでいます。
また感想を書きますね。