キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

息子の就職活動―その後

2019-04-26 17:04:53 | 自閉症アメリカ教育事情

前回の続き。

大学卒業を2週間後に控え、就職がまだ決まっていない息子の報告。

今週は、いくつか嬉しいニュースと残念なニュースがあった。

去年の秋に就職面接に出かけ、採用がもらえなかった大手のL会社。ところが、早期キャリア採用担当者から突如Emailが来て、電話面接したいとの連絡。

採用責任者との電話面接では、息子の興味関心がデータアナリストの方向に向いていることが相手側に伝わったらしく、最後に「君はindustrial engineer (産業エンジニア)とデータアナリストのどちらの仕事がしたいのか」と聞かれ、息子は迷ったあげく「データアナリスト」と答えたらしい。採用側は、「正直に言ってくれてありがとう」という受け答えだったらしいが、このポジションはエンジニアだったため、おそらくもう採用してもらえないのではないかと思う。

次はロスにあるメディア関係の会社。最初は、息子の履歴書を見て、すぐ電話面接したいと相手側は非常に乗り気だったが、この仕事に必要なある特別なスキル(おそらくデータを分析するプログラム処理)をまだ持っていないため、この会社も採用が難しいという結果。

最後は、テネシーに本社がある会社。支社や工場は、ニューヨーク、インディアナ、カナダ、ハンガリーといろいろあるらしい。電話面接で、採用責任者は息子のことがとっても気に入ったらしく、ニューヨークへ本面接に来てほしいとその場で言われたらしい。息子は期末試験などで、今超忙しいため来月半ばに行くことになる。ニューヨークのさらに北の小さな町。昨日は、その責任者からのメールで、息子が提示した日程について「これはパーフェクトなタイミングだ。この日は社長も工場を見に来るのでぜひ会ってほしい」という思わぬ知らせ。しかも、社長と3人で食事をするらしい。

 

しかし就職が決まるまで、まだ気が抜けない。もし採用になっても、息子のことをもしかして過大評価しすぎじゃないか、とか本面接で落胆させてしまうのではないかと、心配してしまう。

ゆるやかなストレスが定期的に続き、すっきりした睡眠がとれない毎日が続く。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アレクサの ミャオ―・ライブラリー

2019-04-26 16:38:08 | ネコ便り

アレクサで、時々ネコの声を聞いています。

"Alexa, enable box of cats!" と言うと、ネコの鳴き声が3種類くらい聞けます(時々馬やにわとりなど、他の動物の鳴き声もジョークで入る)。

昨日初めて、もっと種類が多いネコの鳴き声が聞ける”Extended meows"を買ってみました。

ミャオ―・ライブラリーというのがあるのですねぇ。

そこから80セントで購入。

今のところ、全然使い方が分かっていないのですが、うちのネコたちが退屈しないように使ってみます!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スリランカ爆発事件-被害にあっていたかもしれない知人

2019-04-22 20:48:59 | アメリカ便り

スリランカ爆発事件、非常に多くの方が死亡と負傷。しかもイースターの日を選んだというのは、本当にショックでした。

さらに驚いたのは、もとアパートの隣人(私たちのアパートの下に住んでいた人)のFBの投稿。

彼女はご両親がスリランカ出身。来月アメリカの医大を卒業し、研修医先も決まり、しばらくスリランカの病院でインターンをしていたそうです。

金曜日の夜は、キングズベリーホテルから夜景を撮影し、土曜日、スリランカの空港から出発したのが事件の起こる数時間前。

一日滞在を伸ばしていたら、事件に巻き込まれていたのかもしれません。あるいは病院で医療関係者として、手助けしていたのかもしれません。

それにしても、残虐きわまる犯罪です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

就職活動で苦労する大学卒業を控えた息子

2019-04-18 22:34:21 | 自閉症アメリカ教育事情

ドラマや小説などでよくありそうな、これでもかとトライアル(試練)が続く筋書き。

今の息子を見ていると、まさにそんな人生だ。そしてたまに嬉しいニュースが入ってくる。次の日はどうなるのか、予測できない毎日だ。

昨日の朝7時、息子から沈んだ声で電話がかかってくる。

先日、ヒューストンで本面接までたどりつけた会社から、「昨日の会議で、会社のプロジェクトの予算が大幅に遅れるという報告があって、この夏、新社員を新規プロジェクトに向けて採用することができなくなったんだ。君はとっても優秀で、ボクのプロジェクトにとっても、会社にとってもふさわしい人材だと思っていただけに、本当に残念に思っている」といったような内容のメールが来たらしい。不採用になったわけではなく、予算がつくようになれば、採用の可能性があるということもほのめかすようなメールだったが、息子にとってはショック。

この会社を含めて、今学期は300職以上応募したらしい(応募した会社の数は不明)。先学期は、本面接までたどりついた会社(会社が飛行機や宿泊代などを負担)が二社。去年の夏より、就職活動だけでも、毎週ものすごい時間を費やしている息子。大学の授業をフルタイムで受講し、週二コマ授業を教え、大学のチューターのバイトをし、ボランティアなどもしている息子は超多忙だ。

今年になってからは、息子のキャンパスにリクルートに来たNSA(国家諜報機関)から内定(provisional offer)をもらったが、それだけで決まるわけではないらしい。その後この組織の4、5のポジションに応募したが、今のところ二つだめだったらしい。

今回のヒューストンの面接では、自分の自閉症を開示し、その前日にヒューストンで行われた「自閉症者の就労をテーマ」にしたセミナーに参加して学んだこと、特に自閉症者を採用するメリット(Neurodiversityなど)について、会社側に説明したらしい。相手も息子の話に納得した様子で、今度はもしかして採用のニュースがもらえるのではと、私たちも期待していた。

このニュースで皆落ち込んでいたところ、午後、次の暗いニュースが入ってくる。息子が大学の近くに置いた自転車が盗まれたらしい。鍵をかけておいたらしいが、誰かがうまく鍵を外したのか、息子ののかけ方が悪かったのか。車のない息子は、しばらくは歩いて通学。

その夜、授業を教え終わった息子から、また落ち込んだ声の電話がかかる。授業には3人しか学生がこなかったそうで、しかも「ボクは、お金をもらうために教えているだけで、義務的にやっているだけで、こんなボクに教えてもらう学生に気の毒だ」というようなことをこぼす。確かにそんな面もあるだろうが、深く考えずに今日は休みなさいと伝える。

いろいろなことがあっても、毎日ものすごく忙しいので、落ち込む時間がないのが不幸中の幸いだ。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢が膨らむ天体観測アプリーSkyView

2019-04-16 12:42:38 | シンプルライフに惹かれて

先日宿泊したキャンプ先で教えてもらった星座アプリ、SkyView

キレイな夜空では、6-7種類見れました。

試しに写真を撮ったものを紹介すると、こういう感じです。

夢があって楽しみですね。日本では、同じ季節でも、また違った星座が見られるのでしょうか。

調べてみると、日本でもアップロード可能。

なんと、室内でも天体観測ができるそうです。

http://iphoneapp-syokai.com/skyview/

新たな趣味が増えそうです。

これはヘラクレス座でしょうか。

ふたご座?

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Video for cats

2019-04-16 12:22:06 | ネコ便り

ネコのためのビデオをYoutubeで発見。

いろいろな鳥の映像が流れ、鳥の声が聞こえ、人間にとっても心なごむビデオです。

まさか反応しないと思っていたのですが。。。。

 

ネコのココア、テレビ台にジャンプして、鳥たちの様子を食い入るように見ています。

鳥の動きにともなって、首をかしげたり

手を伸ばして捕まえようとしたり(ちょっと写真はうまく撮れませんでしたが)

見ていて、面白かったです。

本当に鳥がいるのだと思い、テレビの下や後ろを探したり、ベランダに出たり、一生懸命でした。

ネコを飼っている方、ぜひ試してみてくださいね。

https://www.youtube.com/watch?v=bK2mHh6AJf8

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グリューワインを作ってみる

2019-04-13 20:47:15 | シンプルライフに惹かれて

今日は、4月半ばなのに、雪が降りそうなくらい寒かった日でした。

寒い日には、体を温める飲み物が欲しくなります。

そこで急に思い出したのが、去年、夫の同僚のドイツ人のお家で出していただいた温葡萄酒(ホットワイン、グリューワイン)。

わざわざ買う程でもないと思い、自分たちで鍋にワインとスパイス、オレンジの絞り汁を入れて、作ってみました。

作り方は、このウェブサイトはこのウェブサイトに出ています。

https://www.gimmesomeoven.com/mulled-wine-recipe/

自作すると、甘みが調整できるのがいいです。

(写真は上記のウェブサイトより転用)

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キューティクルオイルで、爪の調子アップ

2019-04-13 11:55:35 | ヘルシーなライフスタイル

数年前から爪割れがひどく、シャンプーする時に髪が爪にひっかかったり、タイプしにくくかったり。このままいくと、日常生活や仕事に支障をきたすのではないかと不安。手の爪だけでなく、足の爪も割れだして、もしかして靴も履けなくなるのではと。

爪用のビタミン、(爪、髪、皮膚用のビタミン)は5年前くらいから毎日飲んでいますが、それでも効果なし。

薬剤師の妹に聞いてみると、タンパク質が足りない、とのアドバイス。

しかし基本的にタンパク質が好きではない私は、急に増やすのも大変です。

そこで見つけたのが、このキューティクルオイル。キューティクルだけではなく、爪の先端にもオイルをたらし、乾燥しないように、ケア開始。

その成果、爪割れの頻度が激減し、今のところまあまあヘルシーな爪に回復。

爪のケアなど、これまで考えてみたことはなかったけど、大切なのですねぇ。

このオイルは香りもよく、値段も7ドルちょっと。アマゾンで売ってます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NCAA男子バスケットボール、決勝で惜しくも負ける

2019-04-13 11:05:26 | 自閉症アメリカ教育事情

月曜日に行われた全米大学バスケットボール、チャンピオンを決める決勝戦。

私たちは夫の同僚に招かれて、彼の家の前庭のパティオに設定したプロジェクタースクリーンで観戦。

この方の奥様は、学会出張ということで不在でしたが、Fire Pit「焚き火台」(図のようなもの)を用意してくださり、様々な種類のウィンターをローストし、オニオンブレッドにはさんで夕食、ということでごちそうしてくださいました。

試合の時間延長になるまで、息子の大学のチームがやや勝利していたのですが、最後のシュートが決まらず結局延長戦へ。前回の試合に比べて、あまり調子が出ない様子で、結局負けてしまいました。

その後、バーで観戦していた息子から電話がかかり、「腹ががってしかたがない、うちのチームは弱すぎる。こんなことだったら、最初から負けるべきだった」とショックと失望を隠せない様子。

「ここまで進めたのは、すごいことじゃないか」と夫はいろいろいい聞かせましたが、聞き耳を持たない様子でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これは、昔息子が5.6歳の頃、自分の思い通りや期待とは異なった状況になった場合、よく見られた癇癪と同じパターンです。ちょっと紹介するとこういうエピソードがありました(かなり簡略)

アイスキャンディーが一本しか冷蔵庫に残っていなかったので、「妹と半分っこしようね」というと、ものすごくパニックになり、お皿まで投げだしたので、父親が「半分を食べるか、全く食べないかのどちらか」だと言うとその選択にも納得できず、最後は妹が全部食べるはめに。そのことが人生の終わりくらいにショックだったらしく、「なんでなんだなんでなんだ不公平だ。ボクは一生全然デザートを食べちゃいけないんだ。昼も夜も絶対食べちゃいけないんだ。」と極端な対応。何を言っても聞く耳を持たず、最後はソファーのクッションを投げるはめに。落ち着かせるために自分の部屋に言うように命じると、今度は部屋からたくさんの玩具をもってきて、「もうボクはおもちゃも持っていちゃいけないんだ。全部捨てる」と泣きながらの対応。

また自閉症児のこういう癇癪については、別の記事で書いてみたいと思います。

 

 

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息子の大学、NCAA男子バスケットボール、決勝戦進出

2019-04-08 16:00:25 | 自閉症アメリカ教育事情

前回記事にしたNCAA男子バスケットボール大会

二日前土曜日は息子の大学の準決勝。強敵ミシガン大学を相手に、10ポイントリードしての勝利。

息子の大学はベスト4に入ったのも、初めて。決勝戦に進むのも、もちろん初めてです。

準決勝で勝利した数分後、バーで友達と観戦している息子に電話してみました。

「信じられない。僕たち、勝ったんだ。本当にうれしい~」とものすごく興奮した声(もしかして、息子、うれし泣き?)。

息子にとっては、もしかして人生で一番嬉しかった出来事?

自閉症者である息子にとっては、「仲間意識」「帰属意識」が芽生えたのは、最近のことです。

息子の成長、母親として微笑ましく思いました。

-----------------------------------------------------

ところがこの勝利がもたらしたのが、地元のバスケットボールチームファンの暴動。お祭り騒ぎが行き過ぎて、一部の群衆が車をひっくり返したり、電動スクーターやソファーの燃やして火災を起こし、とうとう警察とのいざこざになり、催眠ガスが使われたそうです。

息子は、かなり近くにいたそうですが、大丈夫だったとか。今夜の決勝戦後は何も起こらないように祈るばかりです。

------------------------------------------------------------

ミネソタで行われるこの試合、応援や観戦に出かけた学生たちを配慮し、とうとう大学は月曜日の夕方5時からは一切休講(試合は夜の7時半)。明日の火曜日は一日休校となりました。図書館も閉鎖されるようです。

バスケットチームのベスト4、チャンピオン戦などのロゴが入ったシャツやグッズが直後に販売され、ものすごい列をついてみんな購入しているようです。Facebookのプロファイルに、自分の顔写真が入ったチームのロゴを使う人が何人もいました。

なぜアメリカの大学では、ここまでスポーツにお金と時間、エネルギーを注ぐのでしょうか。

いろいろ理由はあるかと思いますが、夫いわく、スポーツで全米上位(特に優勝、ベスト4進出)などということになれば、入学希望者が増え、卒業生からの寄付金が激増し、大学がますます繁栄するそうです。

アメリカの学校における(高校なども含めて)課外活動であるスポーツの位置づけが、基本的に日本とは異なっているみたいですね!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

地元大学チームのエースであるJarrett Culverは、牧師の息子。その強い信仰心については、時々地元メディアでも取り上げられています。もう一人のMatt Mooneyもインタビューで、ヨシュア記の「強くあれ。雄々しくあれ」で始まる聖句を引用していました。クリスチャンである私たちにとっては、こういう証にはとっても励まされています。

今日の対抗相手であるバージニア大学。ヘッドコーチは、以前私たちが住んでいた州で通っていた教会の会員でした。その後、バージニア大学にリクルートされたようです。

ちょっぴり複雑な気持ちですが、息子の大学生活の最後の思い出に、優勝してもらえたらホントに嬉しいです~。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シンプルなのにとっても美味しいトマトスープ

2019-04-02 19:35:11 | シンプルライフに惹かれて

久しぶりに定番のトマトスープを作りました。

主な材料は、トマトと玉ねぎ、ブーヨン。

オリーブオイル、バター、小麦粉、砂糖、ガーリック(今回はパウダーを使いました)などでコクが出るようです。

缶詰やパックのトマトスープより、絶対美味しいです。

 

写真と作り方は、このサイトから。https://www.finecooking.com/recipe/classic-tomato-soup

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

娘、リサーチアシスタントとして採用してもらうことに

2019-04-02 16:40:02 | 子どもの近況など

久々に嬉しいニュース。

大学2年生の娘、次年度(3年生)から社会心理学の教授にリサーチアシスタントとして採用してもらうことになった。

インタビュー(面接)の数時間前、大慌てで履歴書(お兄ちゃんの履歴書をテンプレートに使って)を作ったくらい、準備ができてない娘だったが、採用の条件に適ったらしい。

面接では気まずい空気が流れたようで、絶対自分は採用してもらえない、と思っていただけに、娘にとってはとっても嬉しいニュースだったらしい。

これまでの研究の経験と言えば、私のデータ入力を手伝ったくらい。しかし、被検者から研究の承諾を得たり、説明したり、そういったことのお手伝いをするらしい。

普通アメリカでもリサーチアシスタントはほとんど大学院生。大学生のリサーチアシスタントの枠は限られている。大学に入って、賞やスカラシップなどと縁がなかった娘にとっては、自信になったようで声は明るかった。

来年は卒業(大学を3年間で卒業予定)なので、大学院に行くかどうか迷っている娘。研究の経験を積むことで、道が多様に開かれるようにと期待している。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする