ああ忙しい~
- 期末の採点と落第を恐れる学生からのメールの対応
- 成績提出の準備
- 来週から始まる夏季集中講義の準備〔オンラインコース)
- 火曜日から出かける日本への旅行の準備
- 留守中の手配、食事の準備
- オットの期末ペーパーの添削など
ああ忙しい~
引越しして5ヶ月。
近所の人たちと少しずつ親しくなる。
まず右横の家のスーザンとフランク。スーザンはアメリカ生まれの日系三世。そのご主人フランクは、初婚相手は日本人。再婚相手がスーザン。定年退職前に小学校の先生をしていたスーザンはとてもはきはきして、活動的な性格。そのスーザンとは少しずつ仲良くなり、暇をみつけてはお互いのうちに遊びにいく。行くたびに昼であろうとワインをご馳走になるのだが、時々作ったお菓子を交換するのも楽しい。キルティングが趣味で、一度キルティング生地の専門店に連れて行ってもらう。
左横の家のカップルは、フィリップとトニー。様子からは同性愛者のカップルだと思うが、聞いたことはない。二人ともフライトアテンダント。当初からいろいろ親切にしてくれるが、仕事上、家を留守にすることが多い。トニーは、国際線のフライトアテンダントなので、日本についても詳しい。
少し離れた近所のジーナとウィル。3人の小さな子どもの親。シェークスピアを散歩に連れていくたびにジーナと立ち話し、親しくなる。来週、日本に帰国する間、シェークスピアを散歩に連れていったり、面倒をみてくれると言ってくれたので、本当に助かる。そうそうスーザンも私の留守中娘を学校に車で送ってくれたり、オットが大学院の授業がある夜、うちの子どもたちを夕食に招待すると申し出てくれたのでありがたい。
その他、一緒に犬の散歩をしようと言って電話番号をくれたレバノン出身のモナ。彼女と立ち話しながら、いつかレバノンの料理を披露してくれると言ってくれたので、今から楽しみ。ジーナが妊娠中は、モナがいつも料理を作って持ってきてくれたらしい。こういう近所の温かい交流はなかなか珍しい。
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昨日、フィリップが青ざめた顔で家のドアをノックする。
彼の姪御さんが、テキサスのメディカルセンターにあるMDアンダーソンという癌治療で有名な病院で検査と治療のためにワシントン州からくるので、何かあったら助けて欲しいとのこと。彼とトニーは3日ほど留守にするので、その間、彼の家に滞在する姪御さんとその母親(フィリップの姉)のことが気になるらしい。この姪御さんは30歳で5歳の娘がいるそう。ご主人を病気ですでに亡くし〔26歳の若さで死去)、この彼女も末期がんらしい。家族や本人のお気持ちを思うと言葉もないが、何か自分にできることがあればと快く引き受ける。
明日もMDアンダーソンらしいが、いい治療方法とめぐり合えるようにと心より祈る。
二週間前、所属しているある学会より、昨年学会誌に掲載していただいた論文が学会の研究奨励賞(論文賞)を授賞したので、授賞式に出席してくださいとのご案内をいただいた。
論文投稿で不採択ばかりもらっていた経過があるので、思いがけないニュースだった。この学会では、論文の研究奨励賞は年により1、2人が選考されているようだが、該当者なしの年もある。そういう中、拙論を選んでいただいて、なんだか申し訳ないような、ありがたいような複雑な気持ちである。
授賞式出席のため、わざわざ日本に帰るのもと思っていたが、夫が行ってきたらと快く言ってくれたので、学会参加を目的に1週間ほど帰省することにした。いつもは子連れで里帰りなので、会いたい人にもなかなか会えない。子ども二人を連れてある先生の研究室を訪ねたこともあるが、結局は話したいことが話せず、相手の先生にも申し訳ないことをしてしまった経験がある。そういうことで今回は、常日頃からゆっくりとお話したかった専門分野関係の先生方6人とアポをとる。残りの時間は図書館で文献検索。
一人の先生は、ホテルで一緒に宿泊しませんかと誘ってくださった。せっかくの機会なので、私はアメリカで授業に使用しているDVDや本を持参することにし、その先生は去年ドイツでご発表なさった時のDVDを持ってきてくださるらしい。ホテルの部屋でミニ研修会ができるのが、楽しみ。
ある先生は、ご自分のゼミの学生に講義してくれませんかと誘ってくださったが、結局スケジュールが会わずお断りする。この先生は、私が訪問の後、ご自分の大学の図書館を使用できるよう取り計らってくださるということで、そういう心遣いがありがたい。
その他、お二人の先生方と夕食をご一緒させていただくことになった。お二人とも「学会副会長」「元会長」「学科長」などの肩書きを持つ方々で、非常にお忙しい中、時間を割いてくださるそのお気持ちが嬉しい。一人で里帰りできるからこそ、ネットワークも可能なので、本当にオットに感謝する。
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日本で教員生活をしていた10年間は、比較的自由に国内、国外の学会に出していただいたが、アメリカに移住してからのここ10年間の子育てをしながらの院生&研究者&教員生活では、学会とは殆ど縁のない日々だった。
学会に参加したくても、まずお金が出ない。もらえない。院生の頃は、発表することを前提に学会参加費や交通費をわずか支給してもらったこともあったが〔アドバイザーからの推薦、発表要旨などで審査され、もらえたりもらえなかったり)、仕事を始めてからの研修参加補助金は殆どゼロ。これは、私の仕事上の立場&大学の厳しい財政事情もあるのだが、最近では学会に参加するには研究助成金を獲得するしかないとまで思うようになった。
学会に参加する機会がないと、研究交流することが難しい。人と知り合うことも殆どない。最新の情報や研究、文献に出会うチャンスも少なくなる。
頻繁に出張や学会などで、国外、国内を飛び回っているオットをうらやましく横目で見ている私の気持ちをオットは察してくれたのだと思う。
シャイな息子も高校になって、少しずつ女の子たちと交流する機会が出来てきたらしい。
街中を歩いていると、「どこの学校?今からどこ行くの?」と女の子のグループから声をかけられたり、
上級生の二人組の女の子たちに、昼食時に何かと声をかけられたり、
この前は、同級生の女の子に冗談交じりで手を握られたらしい。
結局は、シャイな息子を回りがからかっているのかもしれないが、息子はまんざらでもなさそう。
今週、初めて女の子数人とフェイスブックでこっそりチャットしていた息子。
自閉症で恋とは縁がないだろうと思っていた息子だが、もしかして??
オットが以前、ある大学で最終候補者の一人として面接を受けた時
「君は火の中をくぐったことはあるか」(仕事の中でそのような大変な試練にあったことがあるかという意味だと思うが)と聞かれ、答えに戸惑ったところ、結局選ばれなかったという経緯がある(それ以外の理由もあるだろうが)。
ここ数ヶ月のオットの毎日は、まさに燃える火の中をくぐるような試練続きでストレス過多。
オットが管理する部局に年度予算がついてなかったり、その予算が来年までもらえないという話や、信じられないこと続きで、
公正に物事が処理されないことに腹立ちを隠せない様子。
波乱続きの毎日で、少しも休み暇もない上に、博士課程の宿題も重なり今にもパンクしそう。。。
昨日、私が住んでいる町で二つの大きな事件が発生。
家から車で5分のところにある小児科クリニックの駐車場で、生後3日になったばかりの男児を検診に連れていった女性が、駐車場で容疑者と思われる女性と口論になり、ピストルで何回か撃たれる。その容疑者は、赤ちゃんを連れ去ろうとし、撃たれた母親は取り戻そうとしたが、車でひき殺される。容疑者は、3人の子どもの親で、看護婦らしい(このクリニックとは関係ないが)。赤ちゃんが欲しかったらしく、連れ去った後、妹に「赤ちゃんを手に入れたから、養子縁組する」と言っていたらしい。
大きなニュースとなり昨夜全米で報道され、BBCニュースにも紹介される。このクリニックは、いつも通うスーパーの通り道に位置しているので、びっくり。
http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-17759886
もう一つの事故も家から5分離れたところの高速道路での射殺事件。交通ルールを無視し、車を暴走していた運転手〔車いすだったらしい)が、警察に追われた末、「撃てるものなら撃って見ろ」と相手を威嚇し、運転席の下に手を伸ばしたところ〔警官はピストルを本人が隠していると思ったらしい)、警官に撃たれ死亡。遺族は、撃つ必要はなかったとコメントを残している。
安全な街に住んでいるとはいえ、やはり銃社会のアメリカ。いつ何が起こるのかわからない。
シェークスピアを散歩に連れて行った折、ふと見ると近所のお家の木にぶらさがっているバードハウスの下で、ネコのペッパーが待ち構え。
鳥を捕まえようと、なんと木登りし始めるペッパー。
無理やり、家に連れて帰りましたが、ふと見るとネコの自動えさ容器が空っぽ。なるほど!お腹がすいて、鳥を狙っていたんですね~
鳥さん、ごめんなさい。今度から気をつけます。。。
最近知った便利な引用管理ソフトウェアが、このMendeley。
EndNote, Reference managerとは異なって、無料(1GBまで)なのがありがたい。
このツールを使うと、PDFファイルをソフトに取り込むだけで、文献情報が自動的に整理されて〔アブストラクト、キーワードなども含めて)、いざ論文を書く時にその書体(APAなど)に合わせてフォーマットしてくれるで、時間をセーブすることができる。今まで使用していたReference managerよりは、使い方がシンプルで分かりやすい。反面、情報をインプットする際、情報のエラーが生じることも多いので再確認が必要。
論文を印刷する代わりに、コンピューター画面上でアンダーラインを引いたり、メモをしたり、メモをとったりするのも特徴だが、これは慣れるまで少し時間がかかりそう。
検索は、本文だけでなく、アブストラクト、キーワードなどに限定して行うことも可能だし、Mendeleyを使用している研究者のネットワークで、最新の情報を得ることも可能。
またその効果の程を報告しますね!
先週の土曜日、全米で大フィーバーとなっているThe Hunger Gamesを見てきました。
娘が去年から、待ち焦がれていた映画です。
ストーリーは非常に残虐で、毎年1年に一度、各区より12-18歳までの子どもたちの中で、くじによって選ばれた男女2名が、キャピタル〔首都)に連れていかれて、殺し合いのサバイバルゲームに挑戦します。生き残れるのは1名で、その壮絶な戦いの様子が映画の中心なのですが、ロマンスあり、意外性ありで、観客ははらはらしながら最後までスクリーンから目が離せません。
作者はテレビのリアリティーショーと米国のイラク攻撃のシーンを見て、このような作品を創作したようですが、人間の殺し合いを余興とするイベントは、世界の歴史の中で繰り返されてきたように思います。
映画が公開された最初の週、メイン登場人物の一人、Rueを白人ではなく黒人の女の子が演じたということで、ショックや文句を連ねる書き込みがTweeterにどんどん登場し、それを人種差別者だと反論する意見と合わせて、白熱した議論が交わされていたようです。
本の中では、“a twelve-year-old girl from District 11. She has dark brown skin and eyes, とRueのことが描かれているようですが。。
それにしても主人公を演じたJennifer Lawrenceは格好良かったです。
今日のイースター、私たち家族が通っている教会は屋外コンサートホール、The Cynthia Woods Mitchelle Pavilionを会場にイースター礼拝を行いました。このコンサートホールを貸しきって行うイースターは、今年で3年目だそうです。http://www.woodlandscenter.org/
カメラや音響の見習いとして常日頃ボランティアしている息子は、金土日とお手伝いに出かけ、今日は皆とおそろいの黒のシャツを着てカメラのコード持ちなどのアシスタントです。大きなコンサートホールで働けて、誇らしそうでした。
私と娘は、昨日会場に出かけ、セッティングやプログラム配布の準備などの仕事を手伝ってきました。
今日は沢山の人たちが参加してくださって、感動するイースターの礼拝でした。
午後は、友達の家に招待していただいてのイースターランチでした。このお宅はジュリエットを引き取ってくださった家で、うちのシェークスピアも連れての訪問です~
ジュリエットは、最初は自分のなわばりを守るために吠えていましたが、すぐシェークスピアを思い出したのか、二人で追いかけては遊んで回り、元気そうな2匹の様子が微笑ましかったです。
続きです。
裕福な町に住んでいると、いろいろカルチャーショックが多いのですが、たとえば13才の娘が参加した今日のバースディーパーティー。
・メキシカンレストランに集合。
・食事をご馳走になり、その後レストランで特製のケーキを食べる。
・食後、若者に大人気のファッションのお店、Charming Charieに皆で出かける。パーティーの招待された人たち(10人)は皆一人20ドルずつの商品券をもらい、好きなファッション雑貨を購入。
そういえば、先週娘が招待されたパーティーは、ハワイアンのビーチパーティーでした。
自宅の庭のプールは、ハワイアン式に飾りつけされ、皆で泳いだりゲームをしたり、バーベキューで1日楽しむパーティです。このうちのホストのおかあさんと立ち話をしたのですが、家のデコレーションは全てプロのインテリアコンサルタントに頼んだそうです。共働きなので、家の掃除を定期的に業者に頼んでいるそう!
そういう話をしながら、オットとシェークスピアを散歩させていると、こういう張り紙を見つけました。
「迷子犬のチワワ。見つけた人には2000ドル、報酬をあげます。」
息子にこの話をすると、明日にでも自転車に乗って、街中をくまなくチワワ探しをしそうです。。。
アメリカのスーパーで見つからないのが、貝割れ大根。
古くなったタッパを利用して、家庭栽培しています。
毎日水をさすだけで、育ってくれる手軽さがいいです。
今学期、週に一度この地ザ・ウッドランズに引越ししたばかりの女性の集いに参加しているのだが、今日はその最終日で持ち寄りランチ
招待してくださったお宅は豪宅。
5000スクエアフィートもあり(うちの2.5倍の広さ)、プールはリゾートホテルのよう。
二階のテラスからは美しくランドスケープされた庭を見渡すことができ、ビリヤードのあるゲームルームやシアターまである。
シアターの部屋にはドリンクホルダーつきの椅子が10席設けられ、片隅にはポップコーンスタンドとスナックが並び、まさにミニ映画館。
デコレーションも高級さが漂うものばかりで、しかも調和がとれ、プロのインテリアデザイナーの作品。
このグループに参加している人たちは
ということで、今まで知り合った人たちとは異なった社会階層の人たち。毎週異なったレストランにランチを食べに行く金銭的な余裕があるのもミドルーアッパークラスならこそ。私などはとても真似できない。
この町に住んでいる人には、桁外れのお金持ちが多い。聞く話によると、もとメキシコ大統領もこの地域に住んでいるらしい。メキシコからのお金持ちの移民がどんどん移り住んでいるとか。
シンプル生活を心掛けている私にとっては、価値観の違いにカルチャーショックを受けることがあるが、これもいい社会勉強。
この前のバラ園の続きの写真です~
青いベンチがアクセントで素敵です。
置物もカエルや亀、とってもかわいくってベランダや庭に置いてみたいです。
高校1年生の息子の生物学のプロジェクトで動物園に行く。
250近くある質問の答えを探すために、広い園内を歩き回り、答えを書き留めるのだが、大変な作業だった。
ヒューストン動物園は、かなり園内も広く、週末は家族づれで込み合う。
蒸し暑い中、人の洪水を駆け抜け、問題の答えがかかれていそうな説明書きを見つけるのは、サバイバルゲームみたいに体力を使ってしまった。中にはどれだけ探しても見つからない動物もいて、園内のスタッフを探して質問したり、家族で協力しながら探す。
チェックポイントで写真をいろいろ撮らなければならなかったので、カメラも持参。
二日間通い続け、やっとどうにか終える。
面白い宿題だったが、もっと涼しい季節〔ヒューストンはもう夏のように暑い)にこういう宿題を出してくれたら良かったんだけど。。。
キリンが私のことを気に入ってくれたのか、じっくりこちらを見てくれたので、写真を撮る。サービス精神旺盛なキリン!