キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

アメリカの大学教員職への応募

2007-11-30 01:49:29 | アメリカの大学で教える
 前に書いた大学教員公募の応募書類一式を用意して、出してきました。
 1、カバーレター
 2、履歴書 (Vita)
 3、成績証明書
 4、推薦書

 私の場合、1月から非常勤として採用していただく学部への応募なので、他の志願者とは少し事情が違っています。この夏すでに、学部長や数人の教員の方々とインフォーマルな面接をし、推薦書やVitaを送っているので、どういう人なのか大体想像がついているんじゃないかと思っています。

 でも不利なのは、私はまだ博士候補生(doctoral candidate)なんですね。やはり、既に博士号を取っていらっしゃる人の方が、断然採用に有利なようです。アメリカの大学では、かなりの割合の学生が博士論文を書いていく中で挫折していくようです。私もそうならないように、気をつけないと....


私の周りの院生たちは、結構Secondary Dataといって、他の人の集めたデーターを自分なりに調理して、論文にまとめていましたね。その方が断然卒業が早いみたいです。私の場合、自分なりの独自性ある研究を目指したところ、データー集めからかなり難儀な状態でした。去年の10月に論文計画書(proposal)を論文委員会のメンバーにかけて採択してもらってから、1年余りたってしまいました....「おーい、どうしたんだ?」なんて周りから言われそうです。


 あと不利になりそうなのは、やはり自分の英語力。日本語でも理路整然と述べるのがあまり得意な方じゃないんです。ウィットのきいた知的な会話ができたらって憧れているんですが、こればかりは修行が必要~。娘の会話力を少し分けてもらいたいです。9歳の彼女はVerbal ability〔言語能力)にかけては、98パーセンタイル以上だそうで、保育園にもいかず、日本語を母国としているハハのもとで育った子としてはフシギです。


 マイナス面をあげると、落ち込みそうなので、プラス面で考えていきましょう。日本の大学教員公募は、年齢制限を設けてあるところが多いですよね。でもAffirmative action の国アメリカでは、マイノリティ、女性、障害者などの志願を奨励しているんです。40歳以上の人の応募を歓迎するとまで、書いてあったので嬉しくなりました。


 さあ、結果はどうなるかわからないけど、やってみるだけやってみましょう。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネコバス

2007-11-28 15:44:35 | アメリカ便り
 これは、となりのトトロのネコバスのお話ではありません。

 1昨日、娘へのクリスマスプレゼントのネコを探しに、Humane Societyという動物愛護のシェルターに出かけてきました。生まれたばかりの子ネコたちは、オリの中に入って、忙しくちょこちょこと動きまわり、遊び相手欲しそうです。オトナネコたちは、収容場所がないのか、さびれて動かなくなったガラクタのようなバスにみな一緒に入れられていました。これが、ネコバスなんです。

 10匹くらい、いましたね~。太りすぎたのやら、人生に諦めきってふてくされているネコやら...見ていたらかわいそうで、連れて帰ってあげたくなりました。でも、これは私の老後の仕事にしましょう。引退したら、恵まれないネコちゃんたちを、時々家に連れて帰って、家庭の温かさを経験させるフォスターファミリーになろうかな、なんてひそかに計画している私です。アメリカでは、人間の子どもを一時的に預かる制度だけでなく、動物のフォスターファミリーも多いようです。

 ぜひ、キキと性格の愛想なネコを見つけようと思っていたんだけど、残念ながらいませんでしたね~。候補にあがっても、白血病のネコだったり、腎臓に疾患があったり...この州では聞くところによると、犬猫を安楽死させてはいけないそう...
ということで、もらわれ手のない病気の犬猫が増えてきますよね。むずかしい問題です。

 ということで、次の週末は、隣の町にネコさがしに出かけに行ってきます!気に入るネコがみつかったらいいけど!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感謝祭セールとクリスマス飾り

2007-11-26 09:32:14 | アメリカ便り
 感謝祭の次の日は、一年で一番人ごみの多い、ショッピングセールの日なんです。

 去年まではチラシをみくらべっこしながら、目玉商品を朝早くからゲットしに出かけたりしていたんです。朝5時の暗い時間から、眠い目をこすりながらお店の前に並びました。レジの列なんかは、30分待ちのことも多々ありました。そこまでして欲しい?ってオットは呆れかえっていたけど...

 今年は、近くにめぼしいお店がないのと、シアトル・ショッピングでお金を使いすぎたのもあって、バーゲンセールには行かず、家でおとなしくクリスマスカードを書いて過ごしました。バーゲンの人ごみでぐったり疲れることもなくて、かえってリフレッシュできました。こういうことなら、今年のクリスマスの後のセールも出歩くのを控えておこうかな~?

 昨日はお弁当を作って(おにぎり、ミニウィンナー、たまごやき、枝豆)、車で1時間半の近くの町へクリスマスのイルミネーションを見学に行ってきました。湖のあるリゾート地で、フェリーボートに乗ってクリスマス飾りを見たり、アイススケートしたりできるんです。うちのカメラが壊れてしまったので、写真が取れず残念だったけど...

今日あたり、うちもクリスマス飾りをそろそろ出し始めて、なんて思っているんです。オーナメントを一つずつ取り出しながら、いろいろな思い出に浸ったりするんです。例えば、コドモがプレスクールで製作したものとか、結婚して初めてのクリスマスにプレゼントしてもらったものとか、オットのおばあちゃんの手作りのオーナメントとか...。そういうことで、家族の歴史を刻んでいくっていったらキザだけど、そういう役割があるかもしれないですね。

 去年までは、クリスマスツリーを近くの農場で買っていたんです。もみの木の森で、自分たちの家族にぴったりの木を探して、斧で切って、車の上に載せて持って帰るんです。でも、ネコたちがクリスマスツリーのオーナメントとじゃれ始めだしてから、もみの木も枝や葉が落ちて、そうじがタイヘン!ということで、とうとう、プラスチックのツリーを買うことにしました。コドモたちは、残念がってたけど...だからといってそうじしてくれるわけでもないし〔笑)

 新しいカメラを購入したら、うちのクリスマスの写真、ブログにのせますね。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Thanksgiving cooking

2007-11-23 13:48:54 | アメリカ便り
 今日は、アメリカの感謝祭の休日です。毎年、感謝祭が近づくと、数週間前からメニューを考え、何回かに分け、スーパーに買い物に出かけるんです。メニューは、いろいろな雑誌を見ながら、新しいレシピーを取り入れたり....そう考えると日本の主婦が婦人雑誌を見て、お料理考えるのと似てますよね。今年は、最近では日本版も出版されてるRealSimplの中から2品作ってみました。Warm Appricot Cranberry SauceとGarlicky Green Beans with Pine Nutsです。

 最初の品は、感謝祭ミールの定番のクランベリー・ソースをアレンジしたもので、生のクランベリーにアプリコットのジャム、オレンジジュースと生姜のすり下ろしを入れて、砂糖とバターを加え煮詰めます。生姜の香りが程よく効いて、なかなか美味です。

 次の品は、これまた感謝祭ミールの定番のインゲンのサイド・デッシュですが、オリーブオイルとガーリックのスライスをよく熱して、その中に松の実を加え、最後にゆでたインゲンを加えて、炒めます。塩、こしょうで味を調えるだけの、超簡単なレシピです。

 我が家では、これ以外に七面鳥のオーブン焼、2種類のスタッフィング、マッシュポテト〔バター、クリームチーズ、ミルクを加える)、インゲンのキャッスロール(缶詰のインゲン、マッシュルームスープ、ミルク、フライドオニオンのオーブン焼)、ビスケットかブレッドロール、七面鳥味のグレービー(七面鳥を焼いてでてきた肉汁に塩とコンスターチを入れて作る)、パンプキンパイを作ります。どれも、おせち料理とは違って、すごく簡単にできる料理ばかりなんです。

 一度に3-5日分くらい作るので、感謝祭から数日後はお料理なしのラクチンな生活です。そういうところは、おせち料理と似てますよね。残りの七面鳥は、サンドイッチの具にしたり、スープにしたり、いろいろな使い方ができるみたいです。3年前、残りの七面鳥をネコのキキにせっせと食べさせてしまって、超太らせてしまったことがあったんです。子ネコだったのが、いつの間にかおとなネコになってしまって.....。そういうことにならないように、今は気をつけています。ブタネコになったら、かわいそうだもんね~。

 感謝祭の食卓では、今年一年の感謝すべきことを、家族それぞれが語ることにしてます。これが本当の意味の感謝祭なんですよね。今年家族から挙がったのは、Mom and Dad, God, School, Warm house, Dad's new job, Mom's job, Foods, Kiki...でした。こういう精神を忘れずに、一年を過ごせたらいいね
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やわらかなチョコチップクッキーの作り方

2007-11-22 10:03:48 | アメリカ便り
これは、cooks.comに出ていた、chewy chocolate chip cookesの作り方です。うちのコドモもオットも大好物のクッキーです。


1.クッキーを焼く鉄板に油をひき、オーブンの温度を163度に設定。

2.室温に戻したバター 1/2カップ を白っぽくなるまでよく混ぜる。〔スタンド式のミキサーを使うと、手が疲れずに簡単に混ぜれるかも~)

3.その中にブラウンシュガー1/2カップ とグラニュー糖1/4カップ を入れてよく混ぜる。

4.卵1個を3の中にいれて、さらに混ぜる。

5.小麦粉1カップ+小さじ2杯にベーキングソーダ小さじ1/2杯を混ぜたものを粉ふるいでふるって、4の中に2度に分けて入れる。ゆっくり、粉が生地になじむように混ぜるが、混ぜすぎない。

6.5の中にチョコレートチップを1/2カップ から2/3カップ 程入れる。量はお好みで,,,,.

7.6で作った生地を大さじ1杯分ずつくらい、鉄板にスプーンで落としていく。広がるので、少しスペースをもたせ方がくっつかないかも!

8.鉄板をオーブンに入れ、163度で7分程焼く。取り出してみて余りにも焼けてなかったら、さらに2分程焼く。クッキーの下の方がきつね色になってきたら、焼きすぎ。硬いクッキーになってしまうかも!鉄板をオーブンから取り出して、2,3分冷ましてから、網にのせてさらに冷ます。最初はあまりにも柔らかくて、びっくりするかもしれないけど、網にのせて冷ますうちに、少し固まってくるので、心配なく!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ただより安いものはなし!シアトル旅行

2007-11-21 15:04:48 | シンプルライフに惹かれて
 これは、抽選旅行でもなんでもないんです。応募した人全員がもらえるプレゼントだったんです。

 父の日セールの頃、デパートのKohl'sで、Dockers のメーカーの洋服を100ドル以上購入したら、リゾートホテル2泊券と食事件2枚をがもらえるっていう話を友達から聞いたんです。最初は半信半疑で、えっ、うそー、こんなことして洋服買わせようとして~なんて思っていましたが、半分賭けでレシートと応募用紙を送ってみました。その後全然音沙汰なかったんで、きっとダマられてしまったんじゃないかな、ナンテ思ってました。ところが数ヶ月前に、全米各州の高級ホテルのリストの小冊子が送られてきて、びっくり!!ホテルの第一希望から第三希望、日程の第一希望から第三希望を書いて送って下さいとのことでした。高級ホテルに泊まれるなんて、コドモも私たちもワクワク~。

 残念ながらホテルは第二希望のSheratonになってしまったけど、コドモたちにとっては、日本で泊まった赤坂プリンスホテルに次いで高級ホテル体験。おまけに、ホテルの従業員のお兄さんの計らいで、ホテルの会員専用のゲストルームでオードブル、ケーキ、飲み物の食べ放題だったんです。

 2枚もらった食事券で選んだのは、Casuelita's Caribbean Cafeというシアトルのスペース・ニードル近くのカリビアン・レストランとワシントン州立大学近くのTacos Guaymasというメキシカン・レストランです。最初のレストランは、とてもお洒落なインテリアで、雰囲気も良くって....味もまあまあだったかな?次のレストランは庶民的なカンジで値段もお手頃。どちらのレストランも25ドル割引の食事券があったので、激安で楽しめました。

 帰り道、雪景色がキレイでした。家に着くなりに、コドモたちは留守中積もった雪に大喜びで雪合戦!ネコのキキは、私たちがいなかった4日間がとても寂しかったのか、異様にゴロゴロ近寄ってきました。ストレスで食べ過ぎたのか、少しまあるくなったような....ゴメンね~キキ!!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカでの教職への応募

2007-11-15 09:34:10 | アメリカの大学で教える
 オットの同意も得られたので、初めてアメリカの大学の教員職(Faculty position)に応募することになりました。とはいっても、全米手当たり次第応募するのではなく、この夏引越ししたばかりの私たちがまた引越しすることは到底考えれないので、今住んでいる地域の州立大学への応募です。

 日本の大学への就職も大変でしょうが、アメリカでは採用した人が、5年後にtenure(終身的雇用)をとれる実力があるかどうか見込んでの採用なので、なかなか厳しいものがあります。たとえば、私が現在所属している大学の学部は、その分野で研究業績では全米で4つの指に入るということもあって、tenureを取れる人が少ないのです。私が院に在籍した5年の間に、3人のアシスタント・プロフェッサーが去り、2人がやっと取れたっていうくらい、厳しいものなんです。そのうち1人は1年間、審査を延長してもらって、その間に業績を積み上げたという大変さ...もう1人は、大きな外部資金をもらえたこともあって、順調に決まったみたいです。

 私が今度応募するのは、ここまでレベルは高くないけど、やっぱり緊張しますねー。だめでもともと、っていう気軽な気持で応募しようと思うんだけど、2-3日間続く面接のことや、リサーチトーク、模擬授業など考えただけで、震えてしまいます。

 揺れつつも、まず自分の履歴を簡単にまとめたCover letterを作成してみました。便利な時代で、インターネットでいろいろ調べてみると、どういう内容のことを書いたらいいのか、またやっちゃいけない非常識なことなどについて結構アドバイスが豊富に掲載されているんです。お手本をいろいろと参照にしながら、自分のセールスポイントをいろいろ挙げてみました。あとは、アドバイザーに添削してもらって、できあがりです。

 もしだめでも、次のチャンスまで頑張って業績を積み上げて、再度挑戦しようと思っています。私は、本当に気が弱くて、心配性なんです.....特にアメリカに来てからは、落ち込むことばかりです。でも、失敗ばかりしている人の方が、豊かな人間になれるような気がしますよね。人生は1度しかないんだから、恥も大いにかこうって自分を励ましています。

 
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Chewy なチョコレートチップクッキー

2007-11-13 08:46:54 | アメリカ便り
仕上がりのチョコレートチップクッキーです。低温で短時間焼くことで、やわらかい仕上がりになります。日本のクッキー、カントリーマムみたいなカンジです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自閉症児のこだわりとのつきあい

2007-11-13 07:25:54 | 自閉症アメリカ教育事情
 自閉症の特徴の一つに、「執着」「こだわり」があります。うちの息子の場合は、今「飛行機」に夢中で、会話の内容はそればかりなんです。

 私たちが興味を持っていようがいまいが、いろいろな飛行機の型や種類、ある都市から都市への飛行時間、機体の設備、等についてどんどん質問の洪水です。1日に同じ質問が何度も繰り返されるので、答える方も疲れちゃって、いい加減な応答になってきます。

 その度に、親として自己嫌悪に陥ります。なんで、もう少し親切に応じてあげられないんだろう....これはジレンマですね。毎日同じような内容の会話が連続するので、くたびれてしまいます。でも子どもの好奇心の芽を育ててあげられない自分に歯がゆさを感じてしまいます。

 今息子は、飛行機のシュミレーションのPCゲームにはまって、飛行機の操縦の仕方を自学しているんです。飛行機を全米あちこちの都市に飛ばして、架空の旅行を楽しんでいるんです。夢があっていいなって思うんだけど、現実逃避なのかな??わからないことは、インターネットで調べてダウンロードして、その向学心には親も脱帽!です。

 好きなことや得意なことは伸ばしてあげたいんですが、行き過ぎた時、そればっかりになってしまった時には、心配ですね。そういうこともあって、今日の午後〔祝日で学校はお休み)は興味の矛先をかえ、今から息子の大好物のチョコレートチップクッキーを一緒に焼こう!って誘いました。食べ物でツルことが得意な私です。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家とお別れ.......

2007-11-12 03:05:14 | アメリカ便り
3日前にやっと売れた家です。5年間住んだ家なので、手放すのも複雑な気持でした。新しいオーナーの人たちも、この家でいい思い出作りができますように!!

 私たちも新しい気持でスタートです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おうちでHuHot!

2007-11-11 12:44:27 | シンプルライフに惹かれて
 息子のお気に入りのレストランが、2つあるんです。1つはTodaiっていって、お寿司を始め、天ぷらやうどん等、和食を中心にした食べ放題のバッフェ。息子は行く機会があると、大好きなサーモンのお寿司を20個位食べて満足しているんです(他のお客さん、ゴメンナサイね。)。もう一つはモンゴリアン・レストランのHuHotです。これは、自分で材料やソースを選び、大きな鉄板でグリル焼してもらうんです。こういう手順なんです。

1.お椀に自分の好みの野菜、お肉、シーフード、ヌードル類(焼ソバ、タイ風ヌードル、等)を選んで入れる。

2.20種類位あるソース、オイル、フレーバーの中から、コンビネーションで幾つか選んでレードルでお椀に入れ、自分の好みの味付けにする。

3.大きな鉄板のところに持っていくと、何人かのぎこちない手つきのバイトのお兄さんたちが、次々とお客さんから渡されたお椀の中身を目の前で焼いてくれるんです。回転が速いので、自分のものがどれだったか覚えていないと、わかんなくなっちゃうかも!

4.最後にナッツ類などのトッピングを自分でかけて、できあがり!

 残念なことに、私たちが住んでいる小さな町にはTodaiもHuHotもないので、今夜は自分たちでHuHotもどきの食事です。

 お店でチキンとビーフを買って、シーフードは高かったんでイミテーションのカニで代用です。野菜は、もやし、きゃべつ、しいたけ,ねぎ、ミニタケノコです。今回ヌードルは、中国用を使いました。みんな刻んでそれぞれのお皿に入れるとカラフルです。各自が好きなものを自分のお皿に取り分けて、1人分ずつフライパンでいためました。ソースは、韓国のバーベキューソースです(中国やら韓国やら、チャンポンになりましたが、味は大丈夫でしたよ)。

 息子はやっぱりレストランの方がおいしい!っていってたけど、二人とも全部残さず食べてくれました。今度はバーべキューソースを少し改良して、レモン味を効かせた方がいいんじゃないかっていうのが、グルメ(?)のコドモたちからの評価です。 たまに、こういう風にして食事するのも変化があって楽しいですね~。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しまった.....!!

2007-11-10 08:53:31 | アメリカ小学校事情
今、学校から帰ってきた娘の話では、私のスペルが間違ってたんですって!!accidentallyです。間違ったことを教えてしまったので、娘もテストでミスってしまったそうです。情けないですね~。私もしっかり勉強しなおしです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカのスペリング教育

2007-11-10 02:09:28 | アメリカ小学校事情
今週から、小学校3年生の娘のクラスで、スペリングが得意な子どもたち小グループの個人学習が始まりました。とはいっても、クラスの半分くらいのお友達がそのグループに該当しているみたいです。

 先生から出されたリストの中から、自分が暗記したいと思う単語を月曜日に10ずつ選び、金曜日にテストです。自分が選ぶというところがいいですよね。自分の力を客観的に評価する目を育てることにもなります。娘が選んだのは

Incomprehensible
Gonzaga
Receive
Horizon
Physical
Remarkable
Accidently
Unbelievable
Alligataer
Fantastic
Invisible でした

 ただ単語を丸暗記しても本当に理解したことにならないので、時々はその単語を使って文章をつくるという課題も出されています。
 
 本をよく読む娘は、単語を視覚的に理解しているみたいです。そして、どう発音するか知っている場合には、その音声を手がかりに単語を構成していきます。ここが、私の助けてあげれないところです。音声学があやふやな私は、ここでつまずいてしまいます。「あ」といえば一つの発音しかない日本の子どもの言葉の獲得と、「a」で数種類の発音があってしかも他のletterとの組み見合わせで音が変わっていくのを理解していくアメリカの子どもの言葉の獲得のみちすじは随分異なっています。
 
 数年前に、Akeelha and the Bee という映画を見ました。この映画はアメリカで実際に行われている、ナショナル・スペリング・ビー(National Spelling Bee)という英語のつづりに関する大会を題材にしたものです。父親をなくした黒人の女の子がその寂しさを紛らわすのに、単語をどんどん覚えて、すごい才能を身につけていきます。周りの人のサポートやいいコーチとのめぐり合いで、最後には優勝するっていう感動的なお話です。

 スペリング・コンテストだけじゃなくて、何か自信になるものを見つける手助けをしてあげたいですよね。こういう個別学習の形態をとってくれると、新しいことに挑戦したいという意欲が育っていきます。スペリングコンテストまでいかなくても、ぜひ娘にも自信を身に着けてもらいたいところです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

共働きのワナ

2007-11-08 05:22:03 | アメリカ便り
 明日はいよいよ、前に住んでいた家のClosing(不動産売買手続き完了)の日です。家を売りに出してから、約半年でようやく売れることになりました。なかなか売れないので家の値段を何度も下げたりして、大損したような気もするけど、この経済状況悪化の中、売れるだけでも感謝しなければなりませんよね。

 これで2軒の家のローンが1軒になり、新しい家の頭金のローンも消えることになりました。荷が軽くなったカンジです。

 こういう身を削られるような思いをすると、アメリカ人はどうして大きな家をどんどん買っていくんだろうって不思議に思うことがあります。共働きでローンを幾つも抱えながらやっていくようですが、誰かが病気になったり失業したらどうなるんでしょうね。

 ハーバード大学の教授Elizabeth Warren が“The Two-Income Trap: Why Middle-Class Mothers and Fathers Are Going Broke”(共働きの罠、なぜ中産階級の母親と父親が破産していくのか)という本を出して、いろいろな新聞で紹介されています。70年代のミドルクラス層に比べて、現在のミドルクラス層の方が節約を強いられているとも報告されています。

 確かに、一昔前のように母親が専業主婦で家にいた場合、保育園や学童保育にかかる費用もなく、交通費も半額、外食も控えめ、ビジネススーツやクリーニング、美容などにかかるお金は抑えることができたでしょう。そういうことで、女性が外で働くようになると、余程の高給取りじゃない限り、家計が潤うなんていえないようです。ところが、アメリカの不動産の値段は働く女性の増加(一家の合計収入の増加)に比例して、どんどん高騰していっているのです。そうすると、しわ寄せは、ミドルクラスの人たちに・・・

 アメリカに住んでいると、こういうことを身をもって経験できるような気がします。私が院のアシスタントシップでもらったお金は、皆子どもの学童プログラムに消えていってしまいました。そういうことって、ありますよね~。

 こういうジレンマを経験すると、自分たちのライフスタイルやポリシーを見直す機会になります。今回、家が売れたことで、私たちもミドルクラスの罠に陥らないように、賢くお金の出所を考えていきたいです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思考力をはぐくむアメリカの宿題

2007-11-07 07:14:47 | アメリカ小学校事情
 子どもの宿題も高学年になるとだんだん複雑になってきます。

 学期初めに出た小学5年生の息子の宿題です。

パート1: 去年算数で学んだことの中で一番大切だと思ったことはなんですか?それがあなたにとってどうして大切だったのか、そして、それが算数の学習を進める上でどういう風に役立ったのかについて述べなさい。

パート2: 算数とは何か、別の惑星に住んでいる人に分かるように説明しなさい。よく考えて、段落に分けて述べてください。

 抽象的な認識力や思考力、自己の学習を省察する力も必要なんです。大学生でもちょっと時間をかけて考えないとわからない問題ですよね。私なんて、算数を知らない宇宙人について考えるだけでも、頭がもやもやしてきました。

 単語の宿題でも、文末にthのつく単語10個、tyのつく単語10個....を探しなさいっていうような問題が5つずつ毎週出てくるんですよ。おとなでも結構、見つけるのが大変なんです。時々ズルして、インターネットを使って探しちゃったりもするんだけど、本来なら自分で見つけないといけないらしいです。ゴメンナサイ

 算数の宿題でこういうのがありました。缶をリサイクルすると5セント、ビンをリサイクルすると10セント、缶とビンは合わせて450個あります。32.5ドルもらいました。それぞれいくつずつあったのでしょう。

 この問題をxとかyを使わずに答えるのは、ちょっと厄介です。

 というわけで、子どもの宿題を手伝うのもナカナカ大変なんです。こういう風な勉強を毎日こつこつ積み重ねて、アメリカの子どもたちは大学生になるんだと考えると、自分がアメリカの大学で教えるなんて、おこがましいような気さえしてきます。

 とはいえども、物事は積み重ねなので、私も子どもと一緒にマイペースでこつこつとガンバっていきます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする