日本語がはっきり分からなくても、相手の言葉のトーンや表情に娘は敏感らしい。
思い違い、思い込みが倒錯する中、「ごめんなさい」との連発。
息子にはそういう空気は読めないものの、ちょっとしたことで注意をすると「ごめんなさい」をいつも言い続ける。
日本は「すみません」の文化だと思っていたが、異文化摩擦を気にする娘や、妙にすなおな息子にとっては「ごめんなさい」の文化になってしまったようだ。
日本語がはっきり分からなくても、相手の言葉のトーンや表情に娘は敏感らしい。
思い違い、思い込みが倒錯する中、「ごめんなさい」との連発。
息子にはそういう空気は読めないものの、ちょっとしたことで注意をすると「ごめんなさい」をいつも言い続ける。
日本は「すみません」の文化だと思っていたが、異文化摩擦を気にする娘や、妙にすなおな息子にとっては「ごめんなさい」の文化になってしまったようだ。
ブログを20日以上もお休みしてしまいましたが、毎日100人前後の方が訪問してくださって、ありがとうございます!
6月4日からの日本への里帰りとアメリカの大学の夏季集中講座が重なって、毎日忙しく過ごしておりました。オンラインで教えることができるので便利ですが、採点、学生とのメールのやりとりで結構時間が取られてしまいました。昨日やっと成績を提出し終えほっとしたところです。それ以外にもやらなければならない仕事が幾つか重なっているのですが、なかなか毎回のんびり里帰りできないのが難点です。
今回の里帰りで出かけた主な観光場所
今週で、子どもたちの学校が終了した。息子は高校1年生〔日本でいえば中学3年生)、娘は中学1年生の最後の週だった。
このブログに最近息子のことばかり書いていたので、娘のことを書いてみようと思う。
娘は小学校2年生の終わりにギフテッドプログラムに推薦されてから、2度知能テスト受けてきた。2年生の終わりのスコアは95パーセンタイル、5年生の終わりのスコアは98パーセンタイル。引越しが重なり、そのたびに成績は落ちるものの州の学力検査も98パーセンタイルの成績が多いので、やはり何か優れた能力があるのだと思う。
その1つは記憶力。私などは、英語の単語など100回聞いても覚えられないことが多く普段から苦労しているが、娘の頭脳にはすんなり入って、記憶に留まるらしい。学校の勉強だけでなく、人の顔や名前、過去の出来事なども細かいところまで覚えているので、娘に助けてもらうことも多い。引越しするたびに、娘が近所の人の名前をあっと言う間に覚えてくれるので、ありがたい。
もう一つは読書力。小学校の頃より速読でどんどん本を読んでいったので、文章を書く時にもずいぶん役立つようだ。英語の授業の期末プロジェクトで、The Dark Side of Nowhereというサイエンスフィクションのエピローグを創作するという課題が出されたらしいが、娘が書いたのが次の文章。長さはこの3倍くらいだが、最初の方を紹介してみよう。
I glanced up at the clock, watching the small red hand hop across each second slowly in no hurry to get anywhere. You might call me observant but this kind of thing, noticing small details, taking in everything around me like a newborn, was normal for me.
I, Jason Jonathan miller, am far from ordinary. For one thing I'm an alien. I remember when I was normal, average looking, average smile, rebellious personality. That body belonged to J.J. Pohl. I remember that cold rainy day when J.J. Pohl disappeared from earth forever leaving behind a beautiful unhuman creature with hair like diamond thread and skin the color of pure, pure peach marble.
That creature was me. I still remember the pin coursing my body as I fell to the floor and J.J. Pohl got his last glimpse at the world. In my new form I felt stronger, faster, smarter, and I absolutely hated it.
After some great thought I decided to go to the capital and warn them of the invasion, putting the body I hated so much to good use. At first logical answers to my appearance erupted because they were too afraid to believe the truth. “It’s a mask!” shouted one reaching out to touch my face. The second his fingers made contact with my skin his hand jerked back as if he had stuck his hand on a hot stove. The others watched in awe taking in everything about me from the strangely delicate hands to the deep blue dyes. “He must be the result of some experiment!” One claimed. At last I opened my mouth, letting out a voice that would stop a lion in its tracks.
親のひいき目かもしれないが、言葉の選び方にセンスがあるように思う。文と文の展開もリズミカル。文法に少しミスはあるものの、何回も読み直さなくても理解できる簡潔さがいい。
娘はこの課題で、初めて英語の先生から大褒めされたようで、「実際の作者よりあなたの文体が好きだわ。この課題を今までいろいろな生徒に出してきたけど、100点をあげるのはあなたが初めての生徒よ。」と言ってもらえたそうで、娘は嬉しそうだった。
こういうコメントは、どんな点数よりも娘の将来への励みになると思う。