一人で見てまいりました。
映画館だからなのか、意外と男の人が多かったですね。映画を見る感覚だから夫婦で見るとかそういうことが可能なんでしょうか?
最初に思ったのは、轟さんの左肩が随分落ちているんだけどこれって姿勢のせい?それとも服のせい?と思ったのと、彼女が履いているブーツが・・・かかとが高いなんてもんじゃなくてよくこれで歩けるわねーーっていうくらいすごい靴だったことでしょうか。
あらためて、初演よりも出来はいいなと思いました。とにかくラヴィックがジョアンにベタ惚れなので・あーはいはい、勝手にしてよーー目の前で浮気されても初演の時は「何と言ったらいいのか」って結構不愉快そうだったのに、今回は怒ってもいない。しょうがないなあーージョアンだしって?
「あなたのせいよ」も初演では「えっ?」だったのに、千秋楽では「そうかも」って思ってるでしょ、ラヴィック!そこが甘いんだよ。あのねーーラヴィックは国外追放されて肺炎で寝込んでやっと帰って来たのよ。なのに「あなたが悪い」って・・・自分の事しか考えてないじゃん。
そりゃ言わないラヴィックも悪いけど、「どうお過ごしになってたの?少しは私のこと考えていた?」って聞くくらいはしてもいいと思うの。
例の映画スターのことを「私に尽くしてくれる人をあっさりとは切れないわ」なんてどの口がいうのよーーラヴィックはジョアンのドレスの為に屈辱に耐えてオペしたのにさーー
望海風斗のボリスは「女は行きずりに限っている」とかいいつつも、女っけを感じません。そこがだいもんの欠点といえば欠点かなあ。色男っぽくないんだよね。一番一途に感じてしまうから、彼のいう色々な恋愛哲学も頭でっかちに聞こえるのかな。
やっぱり問題は彩風咲奈の映画スターでしょうか・・・単体でみると咲奈はとっておキュートで可愛い(っていうのも2番手に対しては失礼かも)
スターっていうオーラがないというか、あまりお金持ちにも見えないというか、とってもジョアンに執着しているのはわかるけど銃で撃つ程か?と。そこらへんはやっぱり立樹遥とか貴城けいの方がよかったんじゃないかと思います。
千秋楽なのか轟さんもだいもんも泣いてたし、こっちもついついもらい泣き。本当にさよなら公演みたいだよ・・・・
ショーの方はやっぱりオープニングの組長に違和感。
ここ、真彩希帆じゃだめだったの?何でわざわざ組長が?狂ったか藤井大介です。
望海風斗のラテンのショーは熱くて熱くて、ポップコーンを食べるのを忘れてしまう程でしたよ。恒例の「千秋楽」「ありがとう」も笑えないけど笑ってあげる感じ。
でもアドリブはよかったですねーー
望海風斗もギラギラメラメラなんですけど、それ以上にギラギラなのが朝美絢で。何というか、彩風咲奈・彩凪翔・永久輝せあなんか目じゃないぞ!というハリキリぶりが印象的で、前に進むっきゃないという姿勢がいいなと思います。紫の衣装の時は一人、髪型が男で下が女という奇妙なスタイルに見えたんですけどね(笑)
望海風斗と真彩希帆のカップルは上級生と必死についていく下級生といった感じで、なかなか対等にはなれないでしょう。偉大過ぎる上級生だからねーーでも随分と成長してトップらしくなったなと思います。クリスティーヌをどう演じるのかとても楽しみです。