ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

韓国史劇風小説「天皇の母」近未来編3

2018-08-31 07:00:00 | 再掲・「天皇の母」

記者会の中が急にざわめき始めた。

おい、今、言ったよな・・・好きな人いるって

陛下になりたいとも言ったわ

それほんと?もう一回見てみる?」

それぞれが画像や映像を確認し始め、何度も「うん」のシーンを見直す。

そうなると一層、ざわめき始めた。

一面見出し、一斉いくよね?」そりゃそうだろ。こんなネタ滅多にない。

と思った所で急に先ほど閉まったばかりのドアが開き、汗だくの黒スーツが入ってきた。誰あろう、それは宮内庁の次長だった。

今は冬、部屋はエアコンが効いているがそこまで汗だくってなんだ?どうせ、オクの方からヒステリーが聞こえて来たんじゃないのか?

皆さん、後日もう一度宮様の記者会見を開きますので本日はオフレコに・・・

そんな時間ありませんって。あと何日でお誕生日だと思っているんですか?こっちは皇嗣殿下ご夫妻の記者会見だってあるわけですし」

口々に記者達が言い出すと次長は今度は威嚇するように「両陛下並びに上皇・上皇后陛下の強いお気持ちなので」

と言ったがその一言がジャーナリスト魂に火をつけてしまったのか、さらにそれぞれが口々に言い出す。

アイコ様は20歳になるんでしょ?今や18歳で選挙権がある時代ですよ。20歳と言えば酒もたばこも解禁、立派な大人です。その本人が発言したことをなかったことにしたい理由はなんですか?」

「ご優秀なアイコ様がそのような事をされてお怒りにならないんですか?」

トシノミヤ殿下は非常に緊張されており、おっしゃりたい事をきちんと伝えることが出来なかったと思われているのです」

壁に押されるようにして次長はずり下がっていく。

だったらご本人がもう一度こちらにおいでになって頂いて」

宮様はもう御所にお帰りになりました

だったら宮様はそのままでいいってことじゃないんですか?」

時代は変わったなあと俺は結構感慨深くその光景をみていた。もしこれがかつての皇女、ノリノミヤだったら次長の言う通りになっていたろうなあ。今の天皇が失敗してもなかった事にされてしまっていたろう。

でも悪いけど、みんなもう皇室に尊敬の心なんて持てないんだよ。

自分達がやって来たことを考えてみろよ。現皇后が「適応障害」とやらで「病気療養中」を錦の御旗にやりたい放題やって国民の敵にしちまったことを。

皇族の妃なら子供を産めるなら産むことが最優先の仕事だろ?その為に「国家と結婚する」とまで言ったんんじゃなかったのかし?皇后さま。

なのに、「産むも産まないも自分の意志次第」「皇室は旧弊で女性を閉じ込める

だのって女性週刊誌に書かせて、せっかく妊娠したのに外国旅行したさに隠して、長距離移動にジビエのバカ食いだぜ?そりゃ流産もするよな。そしたら今度はそれがマスコミのせいだといいやがって。

「心無い報道」っておめでたい事をスクープし、流産したからって何で俺達のせいなんだ?(っていってもその頃、俺はまだ子供だったけどさ)

結婚8年目にしてやっと内親王を授かったと思ったらそうそうに「二人目を断念」ってどういう理由だよ?だから女帝にしたい?ってどういう意味だよ。

おれは詳しく知れば知る程腹が立ったなあ。しかもさ、皇室に適応できないという症状が表れたのが皇室に入って10年も経ってからだぜ?それをどう説明する?

アイコ内親王を女帝に出来ないから」「二人目を強要されたから」「晩さん会で陛下に無視されたから」「外国に行けなかったから」そりゃあもう様々な理由をつけては皇室と国民を散々悪者にして、おかげで日本はすっかり「セクハラ大国」と言われてしまったぜ。

今や妊娠した女性の方が肩身の狭い思いをしながら頑張ってる、子供のいない女性の方が「私は被害者、皇后陛下と同じだ!私を傷つけるな」と息巻くへんな社会だよ。

最初は迎合してたマスコミだけど、過ぎたるは及ばざるがごとし・・・リベラル派はやりすぎたんだな。

まあ、それはいいとしてただ、働きもせずに何億もの金を浪費するだけが仕事になった皇室という存在は俺達には遠いし、尊敬も出来ないし関心もない。

それでもこうやって誕生日の記者会見を放送したり、報道したりするのは、一応は国の象徴として立ててやってるからだ。

次長はひどく疲れた風にため息をつきながら「お願いしますよ。お察し頂くしかないんですから」

じゃあ、どうしてやり直さないといけないのかその理由を明確にして下さいよ

皇族本人には言えないが、相手が宮内庁の人間だと思うとついついマスコミも言葉が荒くなる。

それは・・殿下としてはまだ」

じゃあ今すぐやり直しましょう

次長は一瞬、黙ったが「わかりました。すぐに御所に連絡をとりますので。今しばらくお待ちください」と言い、絶対にここから誰も出さないぞ・・というようににらみつけて出て行った。

おい、外にSPみたいなのが一杯いるんだけど

これって監禁って奴?一体、宮内庁は何を考えているんだよ。写真!」

みんな一斉に部屋の隙間からそっと外をうかがう。確かにSPが部屋の前にいる。

俺が犠牲になるから写真とれよ」

俺はそういうと、ドアをばーーん!と開けた。

部屋から出ないで」SPの一人が俺の腕をとった。

何でだよ。トイレくらい行かせないのかよ

ダメです。次長が戻りますから」

フラッシュがばばばーーっと光り、俺の腕をとったSPは避けるように腕を振り払い、顔を手で覆った。

カメラを出しなさい

ジャーナリストにとってカメラは命だ!渡さない」俺は大げさにそういうと回りが何だか知らないが心が一つになったようで、「そうだ!」と叫んだ。

部屋の外に出る権利はある!ここは記者会の部屋だぞ!」

俺がかなり無理に相手の胸を押したのだが、あいては屈強なSP。だからつい、俺は押し戻されて跳ね返るように・・・・倒れた・・・・2、3人下敷きになったような感じだった。

きゃあ!」叫び声が聞こえた。何事か!と控えていたらしい宮内庁職員の何人かがかけつけてきた・・事だけは覚えている。

どうやら俺は頭を打ったらしい。

 

 

 

 

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初心者の為の宝塚講座娘役編6-1

2018-08-30 07:00:00 | 初心者の為の宝塚講座

 宙組 

 花總まり(はなふさまり)

花總まりが宙組のトップでいた期間は1998年から2006年まで。その前、1994年に雪組の娘役トップに就任しているので、12年間娘役トップだったという事で、歴代最長記録です。

白城あやかが非常に女性的で色気もあり、男役を立てることに徹底したこだわりを見せつつ、自分がど真ん中にたった時は女王のような存在感を持っていたのに対し、花總まりは最初から最後まで自分の前に壁を作って一切誰も寄せ付けない孤高の美を持っていました。

彼女には相手役ですら必要なかったと思います。

1998年、ビジュアル的にピッタリ姿月あさとと組んで宙組に君臨してはみたけど、エリザベートのごとく、彼女の心にはいつも孤独の風が吹いて「本当の相手はこの人ではない」と言っているような印象がありました。

無論、仕事ですからきっちり役割は果たしていたんですけど、それ以上の関係にならないので、宝塚的には「よそよそしい」と感じることが多かったと思います。

姿月あさともまた包容力を発揮するタイプではなかったし、勝手に一本立ちしてくれる花總の存在は楽だったと感じていたかもしれません。でも花總としては相手にも自分と同様の努力を求めるタイプなので、少しも変って行かない相手に段々と冷めた視線を送るようになっていました。

次の相手役、和央ようかはまさに「初恋の相手」ですから、彼女からしたら理想の相手だったのかもしれませんけど、和央は完全に花總の陰になっていたけど、花總は少しもそれに気づかないからどんどん強く立派になっていく。その象徴が「トゥーランドット」ではなかったかと思います。

自分では添い遂げているつもりでも、完璧に「女帝の夫」化してる和央ようか。それでもまあ、「ファントム」以降は随分ましになったとは思うんですけど。同じ気の強い相手役でも遠野あすかだったら結構和央も生かされたのではないかと思います。

とにかく「エリザベート」以来、「女帝」の異名で宙組に君臨。彼女のおかげでトップ娘役の座を逃したジェンヌは幾星霜。彩乃かなみですら危ないと言われた程。

だけど花總まりなら集客力がばっちりだし、衣装は自前だし歌劇団への貢献度も高かったから、誰も文句は言えないでしょう。特に小池修一郎は花總を気に入っていたようですし。

そんな彼女を歌劇団に留めようという動きがあったのは確かのようで、和央が退団する時に一旦専科へ行き、次回、花組の「ファントム」のクリスティーヌを・・と言われていたのを蹴っ飛ばして退団。

ゆえにあの花總まりの退団公演「NEVER SAY GOODBYE」は衣装がしょぼい。フィナーレもしょぼい。 本来なら「女帝」の退団ですから、1年くらいかけて大掛かりにやってもおよかったと思うんですけどね。

退団後は暫く和央の付き人のような仕事をして、やがて満を持して復帰。

今やすっかり丸くなったお花様。

でも美しさはナンバーワンです。

 

 紫城るい(しじょうるい)

 1997年 83期生として入団。同期に彩乃かなみ・愛音羽麗

 月組に配属

 2002年男役 → 女役

 2005年 宙組に組替え

 2006年 貴城けいの相手役としてトップ娘役になる

 2007年 退団

紫城るいは男役としては線が細すぎるタイプだったので本来は最初から娘役になるべきだったのではないかと思います。男役としての紫城るいのイメージって残っていないです。

印象に残っているとすると1998年の「BLUE MOON BLUE」で可愛いピンクの衣装を着ていた娘役姿で、実は彼女、博多座の「LUNA」ではイレーネを演じ、TCAスペシャルではマリー・ヴェッツェラを演じるなど、何かと娘役としての起用が多かったんですね。そんなこんなで2002年の新人公演からはヒロインに抜擢。

通常性転換したジェンヌがトップになるケースは高くないと思うんですね。愛希れいかなどは特例で、下級生の頃ならいざ知らず途中からというのはなかなか難しい。

せいぜい天勢いづるどまりかなと思うのですが、紫城るいは貴城けいの相手役として宙組に組替えしトップまで上り詰めたのだから大したものです。

活動期間はわずか1年。作品は2作どまりだったし貴城・紫城コンビにとって似合っていたものとは言えないけど、彼女にしてみればよい結果であったと思います。

 

 陽月華(ひづきはな)

  2000年 86期生として入団。同期には凰稀かなめ・城咲あい・緒月遠麻

 星組配属

 2007年 宙組に組替え。大和悠河の相手役として娘役トップに就任

 2009年 退団

かえすがえすも何で陽月華を宙組へやってしまったのか・・・歌劇団に怒ってます。彼女には柚希礼音こそふさわしい相手だったのに。

陽月華はその見た目がくっきりとして綺麗。尚且つ物言いがちょっと生意気な所があったなという記憶が。相手が上級生だろうとなんだろうと天然で言いたい放題言う。そういえば最近バラエティに出ていたけど別人のようにおとなしくなってました。

歌はいつまでたっても上達しなかったけどダンスはピカ一。そして演技力も最高。どこか遠野あすかとかぶる部分もあり、ゆえに組替えさせられたのかと思ったりしたけど。それにしても大和悠河の相手役とは。

A/R」や「バレンシアの熱い花」でもひときわ光る演技力を発揮。次第に彼女が中心になっていって、いつしか大和の陰が薄くなるといった具合で。そうかといって花總まりのようにドドーンとしているわけにもいかず、一生懸命に相手役を立てようとする意欲はあったと思います。

思いますけど、何にせようますぎるんです。演技もダンスも。

こういう娘役は立樹遥などの、一歩引く男役に好き勝手に動かせてもらった方が伸びるし、男役としても包容力を発揮できると思うんですけど、大和悠河はどこかまだ幼いイメージがあったし、上級生らしくないところもあったし。

今だって陽月華として思い出すのは星組時代の「バビロン」のオープニングや「雨に唄えば」のキャシーだし、「フェット・アンペリアル」のエンマだし。

宙組時代の「宙FANTASISTA!!』でとにかく存在感とダンス力が半端ない事を再確認して、複雑な心境に。「Paradise Prince/ダンシング・フォー・ユー」でも、芝居で魅せてショーで思い切り。

退団してからドラマに出ても目立つし綺麗だし、吉田羊に似ているというならそのまま売れてくれたらいいのにと思いました。

もっともっとドラマに出てーーー!

 

 

 

 

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韓国史劇風小説「天皇の母」近未来編 2

2018-08-29 17:25:00 | 再掲・「天皇の母」

(かったるいな)と俺は思っていた。

宮内庁から事前に言われていたのは、会見時間は10分間。関連質問はなしということで、さすがにこれには記者会が怒って5分延ばしにすることに決めたのだが、こっちからすれば「何を今更」だ。

どんなにご優秀伝説を垂れ流そうと、あの皇女はどこかおかしい。いつまで経っても顔は小学生のまま、いつも親子3人でにこにこ笑っている。とても青春期の女性とは思えない。

確か高校の時も3年間のうち、学校へ通ったのは半分程。それなのに女性雑誌がバカみたいに持ち上げて「学校へ行かなくてもアイコさまは成績が常に1番!東大にも行ける」と読む方が恥ずかしくなるような報道をしていたっけ。同じ報道を司る人間として許せないことだらけだが、俺には力がない。

そして本来なら内申書で刎ねられるだろうにあっさりと大学へ入ってしまった。それも「お父様」と同じ史学科だそうで。笑っちまうな。

そういえば皇女の父、つまり今上はいつからか「お水の研究者」として名を売り始め、水路だの水門だのばかり社会見学しては悦に入っている。上皇が即位して退位するまでの30年間は自然災害の宝庫のようになって、毎年ものすごい水害が起きているというのに、そっちには全く興味を示さず「グローバルな水問題」がテーマなんだと。水と言えばかの大きな中国が日本国中の水路を買い占めようとしている事に全く気付かない政府もバカだが、それを助長するかのような皇太子・・おっと、今は今上陛下だった。その陛下のアホっぷりにも呆れてしまう。

俺は何度も記事を書いたし、実際にこの目でも見ている。日本の水が奪われていることを。それなのにどうしてこの国の人間は・・・とため息をついた所に、かの皇女が入ってきたのだった。

報道陣は息を呑んでしまった・・・皇女はピンクというか真っ赤というか、そんな色のスーツを着ていた。形は何だか古臭いというか20歳の娘が着るというより有閑マダムが着るような、えーと・・シャネルスーツなのか?

ネックレスは真珠だったが長さが少し長すぎるようだった。髪はいつもの通り背中まで長くストレートにたらしそれを1本の赤いリボンで結ばれていた。通常、公式の場に入るんだったらもう少し髪をまとめないか?と思うのだが・・・報道陣が息を飲んだのは服装と髪型のギャップに外ならず、さらに一人で入って来たのではなく侍従も一緒だったからだ。

侍従は椅子の前に皇女を案内すると椅子を引いて座らせた。まさに「座らせた」というのがぴったりくる。

侍従は椅子とマイクの位置を確かめるとしずしずと去っていく。

第一声を発したのは大手新聞社の記者で、最初からセリフが決まっていた。

この度は20歳のお誕生日おめでとうございます

そう言われると皇女は僅かだが遅れて「ありがとうございます」とかくんと頭を下げた。

20歳になられた感想と大学生活ではどのような事を学ばれているのか、また成年皇族としてのお考えなどをお聞かせください

皇女はどこを見ているのかわからないように目が泳ぐのだが、少し頷いて

無事に成年式を終えることが出来たことを嬉しく思います。上皇陛下、上皇后陛下にはとても、お喜び頂き、また両陛下からも、か・・感慨深いというお言葉をいただきました。自分では・・まだ、19歳のような気がして20歳の実感は、ありません」

皇女の瞳は時々宙を見上げる。何か一生懸命に覚えているような思い出しているような?何だろう・・・

大学生活は、充実していて友人も沢山お、り、ぜん・・全ての教科を楽しんでいます。特に奈良時代に興味があり、昨年は、陛下とい・ごい・・ご一緒に奈良県を訪問しました。成年皇族として陛下のようになりたいと・・思います」

俺ははっとした。皇女の耳にはイヤホンが。もしかして遠隔でセリフをつけているのか?それは誰が?

あまりの受け答えのたどたどしさにみな茫然として、ほんの少しの間、言葉が出なかった。だって、最初に「成年式を終えることができて嬉しい」と言ったが、実はまだ終わっていない。誕生日だって来ていないのだから。

あざとい。ほんと、出来ないなら出来ないで最初からそう言えよ。なんだよ、この茶番劇は。俺はムカっ腹が立って仕方なかったが、回りを見ると仕方ないといった風情でメモをとっている。

それでは記者会見を終了させて頂きます」と侍従の声が飛んで、やっと記者達は「ええっ!」と叫んだ。最初の約束の15分も経ってない。まだ5分がせいぜいだからだ。たどたどしいかと思えばまるでまくしたてるような皇女の話は、「絶対に質問するな」と訴えていたが、そうは問屋が卸すものか。

まだ5分しか経過していません。トシノミヤ様のお話が終わられたのであれば関連質問をお許し下さい」

と、某大手雑誌社の記者が行った。みな「そうだ」と目で訴える。

侍従は「記者会見では関連質問は受けない予定でございます」といい、すすすっと皇女に近づくと「終わりです」とささやき、そう言われた皇女は張り付いたような笑顔のまま立ち上がった。

俺はとっさに「アイコ様、陛下になりたいですか?」と極めて冷静に、しかしよく声が聞こえるように言った。みな、ぎょっとしたがその時の皇女はイヤホンの指令を受けるまでもなく笑顔で「はい」と言った。

よっしゃ!これで見出し決まった!!

記者達は「おいおい・・」と言いつつ、この一言で弾みがついたのか誰かが「〇〇新聞社の某です。ご結婚に興味ありますか。お好きな人は?」と言った。

侍従は慌てて「関連質問はお受けしません」と言ったが、立ち上がり去りかけた皇女はにこやかに振り返り「うん」と言った。

侍従は凍り付き、皇女は少女のように頬を染めていかにも嬉しそうに確かに「うん。いる」と言った。

宮様」と侍従が鬼のような形相をしたので、皇女は途端に恐怖を顔ににじませその次にひどく不愉快そうな表情になった。

とにかく外へ。記者会見は終わります

そして皇女は部屋の外へ。残った記者会の中はただただみな茫然としていた。 

 

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さくらももこ氏 死去

2018-08-28 07:00:00 | ドラマ・ワイドショー

今年の夏は色々な人が亡くなって悲しくなるばかりですが。

 さくらももこ氏 乳がんの為8月15日死去

 享年53

いつ発病したんでしょう。全然知らなかったです。まる子ちゃんのお姉ちゃんの声を担当していた声優さんも乳がんで亡くなられ、西城秀樹も。

何というかショックで悲しいです。同い年です。歴史を共有していました。

「ちびまる子ちゃん」に出てくるストーリーのほとんどは自分も経験して自分も感じていたことだったのでなじみがありました。同い年だと感じ方も似てくるのかな。

まだ死ぬ年齢じゃないでしょう・・・・いやそれはいくつで亡くなってもそうなんだけど。落ち込んでしまいます。一気に老け込みそうな気分で。

ご冥福をお祈りしたいけど、何がどうしてこんなに早くと・・・思わざるを得ません。

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韓国史劇風小説「天皇の母」近未来編 1

2018-08-27 07:00:00 | 再掲・「天皇の母」

あーあ。かったるいよな」と俺は一緒に来ている記者仲間に呟いた。

しょうがねえだろ。仕事だし」

どうせやらせだろうが」

いつか世界を揺るがせるような記者になって・・・なんて夢を持っていたのは小さい頃。気が付いたら「忖度」のマスコミ界にあって、しかも親が宮内庁職員だからという理由で宮内庁記者会に回されちまった俺。

そりゃ、家柄が家柄だから小さい頃からそういう雲上人とは多少の付き合いもあるし、人には言えない話も多少知ってる。

それでも、だからって俺をこういう所に送り込むなんて将来はおさき真っ暗だよな。

国際的な報道の方がどんなに面白いかしれやしない。でも我慢しろとさ。

皆さま、間もなくトシノミヤさまがお出ましになります

ざわついていたのが急にしんとなった。宮内記者会は各新聞社やテレビ局などから選ばれた者だけが入り、取材することが許される。即位や退位がない限りは結構退屈な場所だ。

3年前に前代未聞の「天皇の退位」というものがあって以来・・・っていうか、本当は憲法上にも皇室典範にも「退位」の条項はないのだ。

なぜって?江戸時代までは気まぐれに退位する天皇が多かったせいだ。その度に元号が変わるし、「退位」を幕府への脅しにつかう天皇もいたりして、明治の世になって「1天皇1元制」が敷かれ、「退位」はなくなったのだ。

ところが、5年前に突如天皇が「退位したい」と言い出し、80を過ぎた年齢にみんな騙されて無理無理な形で「退位」が整ってしまった。

今や上皇と上皇后は新築した元東宮御所(何でそうなるかわからないけど住み慣れているんだとさ)に二人きりで60人体制の悠々自適の生活を送っている。

噂によれば上皇はとっくにボケちまって仙洞御所の庭を徘徊しているとかいう噂だが、表に出てくるときは上皇后がしっかりと腕をとってささやいているからそんな風には見えない。

一部のネットユーザーからは「どっちが上だかわからない」と言われているが、上皇后の頭の中はいまだに半世紀以上前のいい思い出に浸っているのだろう。そういう意味じゃこっちもぼけているのかもな(その割には毎日のように音楽会に出るが)

4年前に起こった皇嗣一家の長女、マコ姫の恋愛スキャンダルは惨めな結果になった。いい女程悪い男に惚れるというがそれはまさに本当だなあ。どうしてああもダメな男が好きなんだか?

姫はすっかり結婚を諦め、ひたすら「公務」に打ち込んでいる。そんな皇嗣一家には心無い中傷がこれでもかと言う程、雑誌を通して降り注ぎ、さすがの俺もマスコミ不信だよ。別にマコ姫が悪いわけじゃない。相手が悪いに決まっているのに。

そして今日はいよいよ、もうすぐ成年式を迎える天皇家の長女、トシノミヤの記者会見がある。

思えば内親王の母、つまりマサコさが適応障害になってから25年も経つんだが、未だに「体調の波」とやらは治らない。というか治す気がない。

そりゃ自分に甘い人間というのは、絶対に医者も薬もサプリでさえ信じないくせに自分は悪くないと思っているから、生活態度の改善なんか見込めるわけがないのだ。

よく父が言ってたなあ。「皇族は国民の手本にならなくては」と。

ところが今や、でっぷり太って季節ごとに皇后と御用邸巡りをする天皇は、こっそり国民に笑われているし、もはやどこの国からも招待が来ない。たまに政治的発言をする時は「上皇陛下の心残りである韓国へ思いをいたします」とかなんとか言って保守派を怒らせるのだ。

こんなことを言えば共産党がもろ手を挙げて歓び「天皇陛下万歳!」と叫ぶのはわかりきっているが、その気持ち悪い程の持ち上げ様が天皇と皇后には嬉しくてたまらないらしい。

もはや国民の誰もが期待しない天皇と皇后。だけど、本人達はそれを知らないから呑気に手なんか振っていられるんだろうなあ。

東京五輪以降、日本はさらに景気が悪化して老人たちの生活の質の低下は日々目に余る程だ。若者は減り言葉のわからない外国人と、名ばかりの日本人ばかりが闊歩して、自分の国に住んでいるのにコミュニケーションをとるのが大変になった。

日本はそんな国じゃなかった筈なのに、どこぞの多国籍国家のようになってしまったのだ。それこそが天皇の唱える「グローバリズム」とやらだというから腹が立つな。

こんな時に必要なのはナショナリズムなのに、その言葉は今も禁句だ。

「ではトシノミヤ様のお出ましです」

右側のドアが開き、もうすぐ20歳を迎える内親王が入ってきた。

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皇室ウイークリー

2018-08-26 15:15:00 | 皇室ウイークリー

ご日程

両陛下

8月20日・・・両陛下 → 国際生産工学アカデミー第68回総会の開会式出席

8月22日~27日・・・両陛下 → 軽井沢静養

8月27日~29日・・・両陛下 → 群馬県静養

 

皇太子同妃両殿下

8月23日・・・皇太子殿下 → パリ日本文化会館初代館長から進講を受ける

               特別展「縄文-1万年の美の鼓動」鑑賞

 

秋篠宮家

8月20日・・・眞子内親王 → 第65回日本伝統工芸展 日本工芸会総裁賞並びに高松宮記念賞の選定

 皇太子の縄文展鑑賞はまるで中学生の社会見学のように見えます。こういう公務は悠仁殿下に見て欲しいんじゃないですか?主催者も。

でおこれ、本来は3人での公務だったかもしれず・・・面倒なことはしないのが雅子さんと愛子内親王流。

 お付きを従えて登校する小室圭

ものすごいVIP待遇でもそれを当たり前のように受けられるのが彼の特性です。

今や、眞子内親王がどんなに望もうとも結婚は無理。絶対に無理なのに、別にそうなってもいいけど、今はこの喜びを享受していたい・・・的なものを感じます。

だってこういうVIP待遇は自分が望んだわけじゃなくて、相手が勝手にやってることだものね。考えてみれば彼の人生は、「お願いします」と言わなくても、相手が勝手に忖度してやってくれる事ばかりで。運がいいっちゃいいんですよね。

例のジャガーさんにしたって、母の婚約者でもその息子の面倒まで見る必要はなく「君とその子は別」と言ってしまえばそれまでだったのに、誕生日のお祝いから成人式、学費の援助まで、婚約者に請われるままに、あるいは「してあげないといけないよね」的な優しさでやってしまったもの。当の圭自身は「学費を出してほしい」なんて一言も言ってないわけですから・・・こんな稀有な人生を送る人は滅多にいませんわ。羨ましいです。ほんと。

前世でどんな徳を積んだのか?あるいは閻魔さまさえ騙してこの世に来たとか?

 

 軽井沢静養中の両陛下

いわゆる大日向開拓地を視察。何度この地に行ったら気がすむのかわかりませんけど、満蒙開拓というのは「辛いことしかなかった。それをさせたのは日本」って思っているんでしょうね。

 

 那須へ静養の皇太子一家

静養のハシゴをして取材を受けさせる一家の思惑は?「愛子女帝でいいでしょう?こんなに完璧に質問に答えられるんだから」ということでしょうか。

でも3人の会話がかみ合ってないというか。どうでもいい話題を会話っぽく見せてる。草花の名前を羅列されてもそれがなんだって話だし。ゆりを介していないと会話ができないのね。

「全部。全部なんですけど自然にふれあうのが一番楽しみです」って・・・赤坂御用地も緑が一杯よーーしかもまだ宿題が終わってないんですって。

雅子妃の完全にやる気のない顔。印象的ですね。

 

 秋篠宮殿下、大嘗祭の費用について言及

 即位の礼の後、11月14日と15日に行われる大嘗祭は皇室にとって最も大事な祭祀。国の豊穣を祈る儀式で、これを経て天皇は本当の天皇になる。

 この「大嘗祭」は国家的な行事なのか、それとも皇室の私的な行事なのかという点については多々議論があった。今回、政府は国家予算に組み込む予定。

 これに対して秋篠宮殿下が「公費を出すことは控えるべきではないか」「内廷費で賄うべきではないか」の懸念を示された。

 宮内庁「承知してない」

 平成の大嘗祭は総額22億5000万だった。内定費は3億2000万しかないのにどうやってその規模におさめるの?

 というか、そもそも秋篠宮殿下がそんな発言をするとは思えない。オフレコの内容があっさりリークされているのだとしたらそれはそれで問題です。

 高御座の解体が始まっています。

 

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初心者の為の宝塚講座娘役編5-3

2018-08-25 07:00:00 | 初心者の為の宝塚講座

 遠野あすか

1998年84期生として入団。同期には白羽ゆり・北翔海莉

 1999年 宙組配属

 2001年 花組に組替え

 2006年 専科に異動

 2006年 安蘭けいの相手役として星組に組替え 娘役トップ就任

実力があるわりには下積みが長かったなという印象です。

私はスカステで「CROSSROAD」を見て、まだ研2なのにやたら堂々として、樹里咲穂とも和央ようかとも対等に渡り合っている彼女を見て「大物」だと思いました。

度胸があるというか、演技が上手というか・・特に樹里との相性がよいようで「FREEDOM」でも樹里と組んでいましたよね。

ところが樹里の専科異動でちょっと下げられてきてしまい・・・と思ったら花組に異動。ここでは春野寿美礼の相手役候補だったと思うのですが、あっさりとふづき美世に取られてしまった感があります。

でも2001年「カナリヤ」のヴィノッシュは完璧でしたし春野との相性もいいと思いました。本当に面白く楽しい二人でしたよね。

琥珀色の雨にぬれて」のフランソワーズも嫌味なく演じていましたし、またも樹里咲穂との共演になった「シンデレラ」もどうしてこれがビデオにならないの?という位いい出来だったんですよね。

特に名演だったのは「Ernest In Love」のグエンドレンで、間の取り方や演技力どれをとっても素晴らしく、樹里咲穂とのラブラブ感も手伝って本当に面白かったです。その後も「マラケシュ・紅の墓標」「落陽のパレルモ」などでも印象的な役が続いたので、何とか早くトップにならないかと思ったのですが、結果的にふづき美世のあとは桜乃彩音がトップになり、遠野は席を譲るように専科に異動。

そして2006年、ようやく落下傘のように星組に舞い降り、安蘭けいの相手役になったのでした。

星組時代の代表作といえばやっぱり「スカーレット・ピンパーネル」のマルグリットで、気が強く一途な女性を見事に演じました。

本当に才能がある娘役でしたので、もっともっとヒロインを演じさせてあげたかったなと思います。もう「DOCTORS」には出ないのかな。

 

 夢咲ねね

 2003年 89期生として入団。同期には明日海りお・望海風斗・大月さゆ・凪七瑠海

 月組配属

 2008年 星組に組替え

 2009年 柚希礼音の相手役として娘役トップ就任

 2015年 退団

妹の愛加あゆも雪組トップなので姉妹でトップ就任となる。

夢咲ねねがいた月組の頃というのはトップが瀬奈じゅんで、正直あまり覚えがないのです。公演は全部見ているのですが瀬奈ファンじゃなかったからというだけでなく、作品的にとにかく恵まれなかったという事もあり、見ても全然頭に入って行かないので。

 

そんなわけで私の初夢咲ねねの認識は2008年「赤と黒」のマチルドなんですね。

「組替えしてきたばかりの子」という感じで、主人公を追いかけまわして何とか思いをとげたと思ったら「期待外れ」とか言っちゃった子ですよねーー

スカーレット・ピンパーネル」ではマリー役だったけど、これも別によくもなく悪くもなくで、柚希のお披露目になった「太王四神記Ⅱ」のキハも桜乃彩音に比べると子供っぽくて。

そうなんです。夢咲ねねって子供っぽいんです。いつまでたっても大人の女という感じがしなかったですね。ダンスもやっぱり柚希には叶わなくてついていくのが精一杯という感じがしました。

そんな夢咲がその子供っぽさを大いに生かしたのが「ロミオとジュリエット」のジュリエットで、「まだ16歳」が本当にお似合いでしたね。夢咲のジュリエットがなければ再演もなかったんじゃないか?と思う程です。

また、このブリブリブリっ子に目をつけたのが小柳奈穂子で「めぐり会いは再び」のシルヴィアで大ブレイクを果たすのでした。

何と言ってもあの金髪ツインテールにおとぎ話から出て来たようなドレスが似合うのは夢咲ねねしかいないという事ですね。

まあ、白華れみという演技力抜群のサポートもありましたけれど。

「ロミジュリ」も「めぐり会い」も再演され、夢咲にとって二度おいしい思いをしたわけですね。一方で「オーシャンズ11」や「黒豹のごとく」などは正直言って何とも評価出来ないなと思うのですが。

柚希礼音率いる星組で見事に「可愛いプリンセス」になった娘役だと思います。

 

 妃海風

 

 2009年 95期生として入団。同期には礼真琴・朝美絢

 星組配属

 2015年 北翔海莉の相手役としてトップ娘役就任

 2016年退団

正直、トップ娘役になるまでノーマークというか、新人公演もバウも見てないのでわからなかっただけです。はい。ただエトワールを何度かやっているので歌唱力には定評があったのでしょう。顔は童顔で夢咲ねね風かなと思っていたら、これがなかなか芯の強い、ただ可愛いだけの娘役じゃなかったということで。

お披露目となった「ガイズ&ドールズ」のサラは映美くららには及ばなかったけど、スカイとのラブラブ感がめちゃくちゃ可愛らしかったです。

こうもり」「THE ENTERTAINER」ではその演技力・歌唱力をいかんなく発揮。「LOVE &DREAMS」ではディズニープリンセス。可愛らしくキュートで笑いをとるのが上手といった所でしょうか。

外の世界にでたらとっても活発にのびのびとアドリブで話せることにびっくり。テレビ向きだったんですよね。これからのご活躍をお祈りします。

 

 

 綺咲愛里

 2010年 96期生として入団。同期には花乃まりあ・咲妃みゆ

 星組配属

 2016年 紅ゆずるの相手役として娘役トップに就任

なんせ96期ですし。可愛らしすぎて・・・って思っていたら、これまた可愛いだけの娘役じゃなかった。今や星組、いえ宝塚の至宝への道を着々を歩むすごい娘役。

白城あやかの再来といってもいいかもしれませんよね(色気はないけど)

綺咲愛里のすごさはその2面性ではないかと思います。

お人形のように可愛いかと思えば、男役のようなかっこよさも持っていて、そういう部分は愛希れいかと似ているけど、綺咲愛里は男心をとりこにするような魔性の魅力があるんですね。

無論、紅ゆずるとのラブラブ感も相乗効果になっていると思うのですが。

今の所、何を演じても間違いがない。センターに立っても遜色なし。星組の女神さまのようになってますね。

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初心者の為の宝塚講座 娘役編5-2

2018-08-24 07:00:00 | 初心者の為の宝塚講座

 渚あき

 1988年74期生として入団。同期に麻乃佳世・和央ようか・白城あやか

 雪組配属

 1993年 花組に組替え

 2001年 香寿たつきの相手役として星組に組替え

 2003年 退団

しつこいけど、この頃の星組は思い出したくないわけで。ただでさえよそから来たトップで、相手役まで花組から持ってきた?映美くららを返せーと何度叫んだことか。

白城あやかと同期で研14で娘役トップ就任というのはとても珍しいことらしく、香寿たつきとのお約束だったようですね。

白城や森奈と期が被っていなければもっと早く出世したかもしれません。

新人公演初ヒロインが同期が本役・・・最近の星風まどかと天彩峰里のような関係でしょうかね。本人的には2番手が最高だと思っていたかも。それでももしタータンがトップになるようなことがあったら相手役にしてね。って感じでしたか?

脇役ではそれなりに光るのだけど、これがど真ん中に立つとやっぱり地味だったなという印象です。「花の業平」の高子は星奈優里よりさらに華奢で弱弱しく見え、駆け落ちなんかしそうにない人に見えましたし。

新トップというのに、初々しさは勿論星組らしさもなくて、回りもどう扱っていいのかわからない雰囲気がモロに伝わってきました。

香寿たつきの時も書きましたけど、二人のラブシーンが退屈で退屈で。

結局は得意技がなかった人なんだなあと思った次第です。

 

 檀れい

 2003年 湖月わたるの相手役として星組に組替え

 2005年 退団

78期の中でも最も成績の悪かった檀れいが、月組トップ → 専科 → 星組トップになった背景にはやっぱり「美しさは武器」とする歌劇団の思惑があったような気がします。

檀れいというば楊貴妃のように美しいと中国公演で話題になった事が、技術的な何もかもを覆い隠してしまう程だったわけです。

湖月わたるは見た目はかっこいいし、踊れるし・・・でも歌は・・という中で何もかも不得意で美しさだけの檀れいが相手役になる事には結構な不安があったと思います。

王家に捧ぐ歌」ではヒロインのアイーダではなくアムネリスになったのもわかるような気がします。(とはいえ、歌だけが上手で色気なしの安蘭けいアイーダも今から思えば異常でしたけど)

それでも威厳のあるアムネリスの演技が評価されたような感じです。2作目はまさに「花舞う長安」で楊貴妃を演じるという檀れい仕様の作品。

結構早く退団を決めたようで2005年「長崎しぐれ坂」で退団。

そのまま理事にでもなるのかなと思っていたのでちょっと拍子抜けでした。

色々欠点はあったけど確かに檀れいは綺麗な娘役でした。

 

 

 白羽ゆり

 

 1998年 84期生として入団。同期には音月桂・北翔海莉・遠野あすか

 1999年 月組配属

 2001年 雪組に組替え

 2005年 湖月わたるの相手役として星組に組替え トップ娘役に就任

 2006年 水夏希の相手役として雪組に組替え トップ娘役に就任

 2009年 退団

福島県出身として結構親近感を抱いていたのですが、月組時代「BLUE MOON BLUE」でウサギちゃんになっていたのを懐かしく思いだします。「更に狂わじ」ではいきなりのヒロインにも関わらず落ち着いた演技をしていました。

雪組に組替えになってからは完璧に2番手の地位を獲得。トップの舞風りらより綺麗でお姫様感半端なく、新人公演の評判はよかったです。

だから星組で湖月の相手役と言われた時は違和感なく受け入れたのですが、植田紳爾が「湖月と背丈のつり合いがぴったりで」なんていうものだあら「じゃあ、檀ちゃんは何だったんだよ」と突っ込んでみたりしました。

星組時代の白羽の代表作は何と言っても「ベルサイユのばら」のアントワネットではないでしょうか?21世紀になってからの「ベルばら」というのは、昭和時代の残り香のように「らしきもの」になり果てている部分が多く、演じる方も今更時代遅れな振付を施されても困るだろうなと思ったりします。

「ベルばら」は宝塚の歌舞伎だと思えばいいのだ・・・という人もいるかもしれまsねんが、日本物ならまだしも、フランス物ではそうもいきません。いい加減「ベルばら」は思い出だけに終わらせるようにしないといけませんよね。

で、白羽のアントワネットなのですが、これがなかなか品があり王妃様然としててよかたんですよね。今までのアントワネットで完璧だったのはやっぱり初風諄なのですが、なぜかというと、非常に母性に溢れていたからです。星奈優里や花總まりではどうみても子持ちに見えないのです。

でも白羽アントワネットは息子と引き離されるシーンで涙を誘い、そして牢獄のシーンでさらに涙を誘ったのでありました。

白羽は湖月の退団と共に雪組に組替え。湖月とは全く違うタイプの男役と対峙する事になったのでした。

 

 

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初心者の為の宝塚講座 トップ娘役編 5-1

2018-08-23 07:00:00 | 初心者の為の宝塚講座

 星組 

 白城あやか

 1988年、74期生として入団。同期には森奈みはる、和央ようか、渚あき

  花組に配属

 1991年、星組に配属。1992年紫苑ゆうの相手役としてトップ娘役に就任

 1996年 麻路さきの相手役となる

 1997年 退団

白城あやかこそ、恐らく星組の、いや宝塚の歴史に残る娘役の一人であると思います。

(確か噂で「あなたは辞めなくていいからね」と劇団に言われたとか)

紫苑ゆうとの出会いはTMP音楽祭だったんじゃなかったでしょうか?そこで紫苑に見初められて星組に組替え。

日向薫の退団作品「紫禁城の落日」では紫苑演じる愛新覚羅溥傑の妻、浩を演じて鮮烈な印象を残しました。請われて嫁入り、こんな幸せな結婚はなかった・・なかった筈なのに、実際に星組に行ってみたら彼には長年連れ添って来た「側室」がいた!

それが洲悠花で彼女は66期生。

こだま愛などと同期。64期の紫苑ともちょうどいい年齢差で長年の馴染み。そこに初々しい花嫁が来た・・・という構図だったのです。

無論、紫苑は白城あやかをいたく気に入ってとにかく可愛いを連発。ラブラブなモード全開であったけど、常に真横には洲悠花がいた事で、二人きりのシーンというよりトップを挟んで両脇にいるとうパターンが多かったような気がします。

紫苑ゆうがトップの頃の白城あやかは本当に「お姫様」風で、貞淑かつ華やかで理想の「女性」役が多かったような気がします。

一方でショーでは「パパラギ」などで純粋な乙女と魔性の女を演じ分けるなど、そのギャップにファンは萌えたのでした。

特に「若き日の歌はわすれじ」の「ふく」は今も名演として語り継がれています。

洲悠花がこの作品で退団し、そして紫苑もまた「カサノヴァ・夢のかたみ」で退団すると次のトップスター、麻路さきの相手役になります。

私は実はここからが白城あやかの真骨頂とであると思っています。

まずプレお披露目公演「Action!」で麻路さきと白城あやかが男女入れ替わるというめちゃくちゃ面白いシーンがあり、ここに二人の本当の姿が出たというか、実は男前な娘役と愛らしい男役、二人のギャップに大いに笑わせて頂きました。(何でDVDが出ないんでしょうね)

お披露目は阪神淡路大震災直後の「国境のない地図」で白城は幕があくとコーラスの中でソロをとり、本舞台が始まると双子の姉妹を演じ、東ドイツのベロニカは軍の諜報員で上司にセクハラされているという設定、片方、妹はおとなしくて話せない娘、どちらも白城あやかを堪能できました。フィナーレでは大階段の真ん中に登場し「悲愴」を歌い、それからの麻路さきとのデュエットダンスは、私は初めて「デュエットダンスって面白いんだな」と思いました。

それから「二人だけが悪」ではコスプレと綺麗なふとももを惜しげもなくみせて頂き、そして「エリザベート」になるのですが、白城あやかの演じたエリザベートは非常にけなげで凛としていて、優しさのある皇后でした。

ラストシーンの昇天していくシーンの見事さはまさに白城あやかでなければ出来なかったでしょう。それはデュエットダンスも同じで、みんな息を飲んで無言で見守っていました。

退団後に公演を行った「武蔵野の露と消ゆとも」の和宮は、二幕目からは独走状態で和宮が乗り移ったのか?こんなにもたおやかで芯がしっかりしていた女性はいないなと本当に思いましたし、連れ舞のシーンも素晴らしかったです。

ショーにおける白城あやかはドレスや髪型、髪飾りなどのセンスがよく、また表情が豊かで、男役にしっかりと寄り添う姿勢が顕著で見る側も「娘役」に感情移入してみることが出来ました。やっぱりマリオさんをうっとりと見上げるあの瞳が好きでしたね。

ジュビレーション」の雪女や「パッションブルー」のタンゴの女、また宝石に見せられるお姫様など妖艶な部分も多々見ることが出来、幸せでした。

21世紀になって白城あやか以上の娘役はまだ出ていません。本人だけが素晴らしくてもダメだし、相手役がちゃんとしていないと・・・そういう環境も大切だなと思いました。

OG公演でもこの若さ。

 

 月影瞳

月影瞳が星組にいた期間は1994年から1997年まで。星組デビューは紫苑ゆうのサヨナラ公演「カサノヴァ・夢のかたみ」「ラ・カンタータ」

1995年には「殉情」でバウヒロイン。

のちにこの「殉情」の春琴が代表作の一つになるように、月影に似合う役はどこまでも芯が強くて気も強い。どこか男を振り回すような雰囲気をもっていたように思われます。

国境のない地図」のソフィは全然目立たなかったけど「剣と恋と虹と」のコンスタンで絵麻緒ゆうにがんがんわがままいう姿は可愛かったですよね。

じゃあ、「二人だけが悪」のキャリアウーマンのジョアンはどうかといえば・・・これはちょっと中途半端だったかもしれません。

エリザベート」の子ルドは予想に反して可愛らしく綺麗な声でエトワールもよかったですよね。そうはいっても、正直、「次の娘役トップが月影瞳なの?」と疑問符がついたのは確かです。だって全然麻路さきと似合ってないですもん。

月影瞳は何ていうか、色気もないし硬い感じがするんですね。だから「グンちゃん」だというわけですが、頼りないタイプの相手役なら力を発揮するでしょうけど、そうでないとなかなか・・・

たった1作のみのコンビだった「誠の群像」も意味不明な役でしたし、ショーでも脇扱いで気の毒は気の毒。

でも、雪組への組替えが結果的に月影にとってよい結果だったのですから、よしとしましょう。

 

 星奈優里

 1990年 → 76期として入団。同期は風花舞・彩輝直。

 1991年 → 星組配属

 1994年 → 雪組に組替え

 1997年 → 麻路さきの相手役として星組組替え・娘役トップに就任

 1998年 → 稔幸の相手役となる

 2001年 → 退団

恥ずかしながら結構あとまで、星奈が星組出身だと知らなかったんです。じゃあ、あの当時(例えば「紫禁城の落日」の頃)白城あやかに花總まりに星奈優里と信じられないくらいゴージャスな娘役陣だったんですね。

今、昔のビデオを見ると星奈優里は、目が大きくてダンス力がある個性的な娘役として映っています。雪組時代、「JFK」のマリリン・モンローが代表作と言われていた時もありますが、個人的には「硬さが残る娘役」でした。

1996年「エリザベート」のマデレーネの美しさは誰も超えることが出来ていませんし、1997年「仮面のロマネスク」のトゥールベル夫人の「よろめき」度はこれまた超える人が現れていません。その理由はなんといっても彼女の身体能力の高さというか、身体の柔らかさにあるのではないでしょうか?

彼女が星組に返り咲いた時は本当に嬉しかったですね。ビジュアル的に麻路さきとぴったりだったし、彼女の「守ってあげたい」と思わせる風情がよかったかなと。

ダル・レークの恋」のカマラは硬い演技ではありましたが、あのコスチュームが本当によく似合っていて特にフィナーレの真珠の衣装は素晴らしかったです。帝劇で公演中、ベッドシーンに至る部分でどてっと転んだことがあるんですけど、その時、麻路が顔色も変えずに星奈をひっぱりあげたことを鮮明に覚えています。

星奈優里だったらきっと「オーム・シャンティ・オーム」のシャンティも見事だったでしょうね。

星奈は元々かつらのセンスが抜群といわれていましたが、彼女が後ろ姿をみていたおんは白城あやかで、彼女に追いつこうと必死だったんだそうです。見事に花開いたなと思います。

1999年「WEST SIDE STORY」のマリアを演じたのですが、月組では泣かなかったのに星組では号泣してしまった私。その理由はひたすらマリアが可哀想で仕方なかったというところ。

つまり彼女は本当に「守ってあげたくなる娘役」で「わが愛は山の彼方に」の万姫の役でも良く泣かせてくれたなと思います。

同じく1999年の赤坂ACTシアターでの「Love Insurance」は今までにない役柄で、こんなに強くてからっとしている役も出来るんだと思ってびっくりした記憶があります。

2001年「花の業平」の高子はすっぽりと業平の袖の中に入ってしまう美しさに圧倒されました。ショー「夢は世界をかけめぐる」も傷ついた蝶が見事な羽を伸ばす姿や、パンツスタイルで踊る姿の美しさにうっとりしました。

「大地の舞」と呼ばれた風花舞、そして「ふわふわ浮くようなダンス」と言われた星奈優里。その軽さは「ヘミングウエイ・レビュー」の銀橋でのピルエットや、「グレート・センチュリー」でのビアソラのダンスなどで発揮されてきましたが、「夢は世界を・・・」が集大成だったのかなと思います。

それだけに退団公演が「ベルサイユのばら」というのは残念で仕方なかったです。彼女にはぜオギーでショーをやって欲しかったです。

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もう本当にKKを語るのが嫌になって来たわ

2018-08-22 21:26:31 | 皇室報道

皆さんは本当に忍耐強いなと思います。

私などは東北のよしみで金足農の準優勝という嬉しい知らせに、やっぱり頑張れば結果は出てくるものだ・・・と思って喜んだりしているのですが、毎日のように出てくる皇室の話題につくづく「皇室特権」の「嘘」ばかり見せられて嫌になってしまいますよ。

KKがどこの門から入ろうがどうでもよくなってきました。だってそのなぞは誰かが言うまで絶対にわからないでしょう?

秋篠宮に東宮の門を開けさせる権限があるとは思いませんけど、週刊誌的にはそういう印象で持って行きたいんだろうなと。

紀子妃と眞子さまの冷戦も、誰が見て来たわけ?もし、万が一本当に紀子妃が心労で倒れたらマスコミと国民のせいだよ。

「愛だ全て」と思ってはいますよ。私も。でもいくら眞子さまでも自分に下される一時金が国民の税金である事をしらないわけないし、でもきっとそれを生活費にあてようとかのKKが思ってる所までは考えないかも、考えたくないのかも。

KKの方は、アメリカ行きの時

 午後3時のフライトに関わらず、早朝から空港内VIPラウンジに
 1時間の使用料が2万円ほどかかる有料の団体待合室
  離陸が3時間遅れる → 延長分だけで6万円

 チェックインも荷物の運搬も預け入れも、SPが代行
 通常の保安検査場も通らず
 一般のお客さんが待機しているのを横目に、SPに囲まれ優先搭乗
 待遇は皇族級

で、アメリカに着いたらついたで

 ラガーディア空港では、小室さんを高級ワゴン車で二人のスタッフがお迎え、高級アパートに
 ガイダンス前に大学敷地内の学生寮に移動
 初登校シーンは、大学が提案したロケ
 当日は市警のパトカーも出動
 現在は初日にいた寮からスクール上層階にある新しい寮に移動
 専属男性スタッフが付いている

ガイダンス前にはホテルに宿泊が普通らしいけど高級アパートに宿泊?

なんで国賓でもないのに市警のパトカーまで・・・これを自主的にアメリカのフォーダム大がやってるのだとしたら、完璧にリベラルに利用されていますよね。

ご本人はそれでもご満悦なんでしょうけど。あちらの女子学生にももてているご様子。大倉山自宅前のポリスボックスは設置されたまま・・・「時々帰って来るから」

と言われているけど、いつ帰って来るかわからないのでポリスはいない。

でもクリスマス休暇には帰る事が出来るのでは。仮にフォーダム大で弁護士の資格を取る事が出来ても即、日本で働けるわけではなく、もしかして永久に「高級パラリーガル」かも・・・・ってこれじゃどこの親が結婚を許すかって。

400万+アメリカ滞在費〇千万の借金持ちではねえ。でもきっとKKはいうでしょう。「奥野法律事務所からは贈与と認識しています」とね。

コメント欄で喧嘩しないでくださいね。

もなかさんもそういうコメントが真実だと信じるなら、それが認められる場所にお書きになれば?と何度申し上げたら。

 

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