いやーー昨日のドッカーン組替えには本当に驚きました
私には劇団のやる事がさっぱり見えません
もしかして今の理事長は宝塚を知らないのか?
それとも単なる商業演劇だと思ってる?
いや・・単に宝塚に愛情がない・・家業を継いだのはボクちん・・くらいの
意識しか持っていないような気がします
宝塚のイロハをもう一度池田文庫にある「歌劇」「グラフ」「脚本集」
等を読んでお勉強しなさいよねっ
理事長のひいおじいさんの偉大さがわかるから・・・・
大空祐飛 花組へ組替え
今年最後のドッカーーン組変え発表。
大空祐飛(月)→花組へ
一体この組変えの真意はどこに?
大空は78期です 78期って職人気質の期のわりには、最後まで
実力を発揮できずに退団するケースが多々ある組です。
貴城けい・・純正雪組の王子様なのに、突如宙組に落下傘1作トップ
瀬奈じゅん・・純正花組の「オレ様」なのに突如月組に落下傘トップ
(そりゃあ「飛鳥夕映え」「エリザベート」はあったけど・・・)
今もって月に合っているのかわからないもんね・・・
音羽椋・・星組トップ候補だったのに退団
夢輝のあ・・星組トップ候補?だったのに退団
千紘れいか・・花組出身、月の二番手娘役に昇進したものの、
同期の檀れいにトップ娘役をかっさらわれて退団。四季へ・・・
(ごたごた退団の代表的なパターンでした)
月組トップ娘役→専科→星トップ娘役という移動を果たしたのが
檀れい。
じゃあ、大空祐飛は?というと、とにかくこの学年まで
月組を動く事がなかったんですよっ
下級生に水夏希・霧矢大夢・大和悠河とすごいのばっかり揃っていて
新人公演時代から路線に乗りそうで追い越されていく・・
でも手堅いポジションはいつも保っているという人で。
何だかんだいってもバウ主演はいくつもこなしているし、同期の
瀬奈じゅんトップ就任時から手厚く持て成されているような
ゆえに、この先も「もしかしたらどこかに落下傘トップありかも?」
「月組の別格男役として活躍するかも」
と、期待されて来たわけですが
まさか花組に異動になるとは誰も考えなかったわーー
花組は純正花育ちの春野寿美礼が退団したばっかり。
星組色の強い真飛聖が次のトップ決定で、並びは
真飛・壮・愛音・未涼という風になりますよね。
確かにこの並びは地味っていうか・・・今一つインパクトがないとは
思っていましたが、だからって何で今更真飛より上級生の大空が?
これは「ご栄転」なのか「肩たたき」なのか意見が分かれるところですね。
今までだと、まず専科に異動させて外部出演をがんがんやらせて
外での道筋を作り退団に導いていく・・・というパターンでした。
(これがいわゆる新専科制度)
トップから専科入りしてトップに返り咲く(檀れい・遠野あすか)
一時避難的な専科の使い方もありました。
どちらにしてもワンクッション置くというのが通常・・・
しかし、今回はダイレクトに組変え・・・じゃあ、組長候補とか?
うーんでも、夏美組長の専科移動はありえないし、花の副組長は
すでに決定済みで2、3年で変わるとも思えず・・・
やっぱり「別格二番手」路線が濃いようなんですが、
(天海・久世パターン)
そうなると大空にもまだ花トップへの期待がかかっているともいえて。
劇団の意図がさっぱり見えないのよ
仮にこれが「肩たたき」だとすると、こんなやり方をしていると
生徒達の士気に関わりますから、企業のあり方としてはペケだと
思います
どこの企業もそうですが、キャリアがある人が左遷されるような
職場は先が短いですもの。
本人やファンが納得する形で、十分に実力が発揮されるような場が
花組に用意されているならそれはそれでいいけど・・・・
(でも、星系真飛に月系大空・・花組色は消えたわね)
貴城けい1作退団
今年の東京は貴城けいの1作退団の涙で幕を開けたのでした。
思えば去年の「霧のミラノ」で「軍隊を辞めます」といって、軍服を
脱ぐシーンを見た時、いやな予感があったのよね
まさか・・雪組の王子様を手放したりしないよね?
そんな思いもむなしく、彼女はあっさり宙へ落下傘
しかも「維新回天」「ザ・クラシック」という、本人のキャラと全く
違う作品をあてがわれて退団 どんなにか無念だったろうと思います。
同じ1作でも育った組で辞める事の出来た匠ひびきは恵まれていたわ。
貴城けいは今の宝塚においては「正統派貴公子」として貴重な
存在でした
こういう人をあっさり1作で切り捨てる劇団に未来はないっ
と・・・今もちょっと怒ってます。
春野寿美礼の退団
5年のトップスター期間全うして春野寿美礼は退団しました。
77期。77期といえば、花總まり・安蘭けい・春野寿美礼・朝海ひかる
・成瀬こうきときら星のごとくスターが並び、
花總は最長トップ記録を残し、安蘭は最年長トップを記録?
その中でも春野は組替え経験なしでトップになった今時珍しいタイプ。
名前からして「ザ・宝塚」なもんで、今後もこの名前と共に生きて
行くのかなあ・・・・
安蘭けい&大和悠河&水夏希
今年はお披露目が3つございました。
安蘭けい&遠野あすかコンビ
お互い違う場所で色々苦労してきた熟年トップコンビ。
安蘭は雪組の優等生で出世も早かったのに、出る杭は打たれたのか
突如星組移動後は延々と二番手を務め、この度めでたく星トップに。
遠野も宙組の優等生でバウヒロインに抜擢されるのも早かったし
花に移動後も二番手の地位をキープ・・・しかし・・これまた相手役に
望まれずに専科入りしてやっとお婿さんが決まった方。
この二人には安定した実力と茶目っ気があるので、手堅いゴールデン
コンビになりそう。
水夏希&白羽ゆり
お互いいろんな組を回って来ての流浪のトップコンビ。
水は月で芽が出て花で新人公演主役。宙で二番手、雪でトップという
本人もファンも翻弄されっぱなしでやっと落ち着き先が決まりました
という感じ。
一方、白羽は芽が出たのは月で雪で二番手、星でトップ、そして
この度雪に出戻って参りました
正直、この二人がうまくいくかどうかは神のみぞ知る・・・です
湖月&白羽の時はゴージャス王道コンビで映えていたけど、
水&白羽だと・・タイプが違うような?
水はどちらかというとスーツ物が得意系。白羽はなんと言っても
「王妃様」系。この色の違う二人が果たしてゴールデンコンビに
慣れるのか・・・
大和悠河&陽月華
お互い顔が似ているような感じで、しっかり物の妹にひっぱられる
お兄ちゃんという兄妹コンビ。
大和は長らく月の王子様でございました
相手役になった娘役は数知れず・・・?そのビジュアルと若さで
月を引っ張っていくのかと思いきや、突如宙の二番手に。
気がつくと「宙組3代目トップを襲名させて頂きます」という事に。
研2の時から注目されてた割には時間かかったな・・って。
陽月華は星組時代から演技・ダンス共に実力派。しかも背丈が
すらりとして柚希礼音と本当にいいコンビだったので、宙への
組替えを知った時にはがっかり・・・
今でも「花總並みに頑張っていつか柚希の相手役に」と願ってます。
で、「A/R」と「バレンシアの熱い花」を見て感じたのは、とにかく
何をやっても上手で可愛らしくて目を引くのは陽月華の方。
大和は陽月と一緒だと「以外に演技下手?」「あんなに踊れなかった?」
などと(汗)今まで見たことのない欠点が目につく始末。
お互い同レベルなのは歌だけという・・・
かなりのカカア天下タイプです。
この事を大和がしっかり踏まえて陽月に引っ張られていくなら
コンビもうまくいくけど、お互い我を張るとあっという間に不協和音が。
ビジュアル的には本当にいいんだけどね・・・