秋篠宮
「あと、この1年で言いますと、私は日本動物園水族館協会というところに関わっており、
今年で関わり始めてから25年になるんですね。
動物園、水族館というと、比較的、レジャー施設的な捉えられ方をすることも
あるわけですけれども、それぞれの動物園であったり水族館であったりが、
非常に高い志の下に日々、仕事を行っております。
その中の大切な役割の一つに、種の保全という仕事があります。
もちろん「種とは何か」という定義の問題にはいろいろ議論があるわけですけれども、
大きく見て生物種の保全活動、これをどこも非常に一生懸命取り組んでおり、
それについて以前に比べて今年はかなり光が当たったなという印象を持っております。
これは動物園、水族館に携わっている者としては非常にうれしいことでしたし、
更に多くの人たちに知ってもらいたいことだなと感じました。
質問にありました天皇、皇后両陛下とは今年もだいぶ、もちろん私たちだけで
行くこともあるわけですけれども、長男が御所に行くことを楽しみにしておりますので、
頻繁に訪れてお話をする機会がありました。
また、皇太子ご一家とは頻繁に行き来をするということではありませんけれども、
折に触れて交流というか、(紀子さまの方に振り向いて)何と言うのでしょうね。
紀子妃 (考えながら)子どもたちと一緒に学校のお話をしましたり……。
秋篠宮 「そうですね。学校のお話をしたりとか、それから、
比較的頻繁にこの赤坂(御用地)の中で会うことがあるものですから、
そういう時にちょくちょく話をしたりしております。
大体、この1年の印象は以上です。
学者らしいお答えで。名誉総裁とはいっても決して「お飾り」ではない事がわかります。
これってとてもやりがいのあるお仕事なのではありませんか?
さらーーっと「皇太子ご一家とは頻繁に行き来をするという事ではありません」と
言ってしまう所が好きです
天皇陛下の公務軽減について
秋篠宮
「まず、今ありました「定年制」については、私からそれについて言及したことはありません。
これは、問われたことについて私の見解を述べたことなので、
念のために申し上げたく思います。
現在、両陛下はお元気ですけれども、陛下の例えばご公務であったり、
両陛下の公的活動などなど、非常に数が多いと私は思っております。
陛下が、今しばらくは現状のままということを会見でも話されていますので、
私はその通りで良いと思いますけれども、
実際に非常に多くのお仕事のことを考えますと、周りの者、もちろん私も含めて、
常にそのことを意識していく必要がありますし、例えば、行事について
何か工夫するべきことがあるかどうかということは考えていく必要があると考えております。
ちなみに、敬老の日とこどもの日のことですが、
敬老の日は、もう既に両陛下が敬老の対象になっているわけですし、
子どもについては、もう孫の世代になっているわけですので、一つ下の、若い、
次の世代に移行するというのが、ごくごく自然なことだと思っております。
よくぞおっしゃって下さったという感じです。
いつも皇太子はこの質問が出ると「回りが考えるべき」とかいって、自分は知らん顔。
せいぜい「皇太子としてお役に立てる事があれば」とか言うでしょう?
でも秋篠宮殿下はちゃんと前向きに考える必要があるとおっしゃり、工夫も大事と
言っています。具体的だし、決して両陛下の意を無視するわけではない事がすごいです。
また「敬老の日」「子供の日」については全くその通りで。
これを機に何とかして欲しいですね。宮内庁。
悠仁殿下の教育について
秋篠宮 「私も長男の小学校の行事にいくつか、入学式を含めて出席いたしました。
運動会であったり、それから長男の学年の行事、(紀子さまの方に振り向いて)
あれは何と言いましたか。
紀子妃 (考えながら)この前いらした、秋祭りでしょうか。
秋篠宮 「秋祭りですね。本当に短時間でしたけれども学校での様子を見てまいりましたし、
今日も、学校全体の行事で、音楽会がありまして、1年生から6年生までが歌とか、
(紀子さまの方に振り向いて)何と言うんですか。
紀子妃 「(秋篠宮さまの方に振り向いて)楽器の演奏や……。
秋篠宮さま 「楽器の演奏、劇のようなものをしたりする、それの一部を見学してまいりました。
運動会の時にはかなり遠くから見ていましたので、実際のところ
息子がどこにいるのかはよく見えなかった。
ただ、今日は場所も固定されていますし、子どもたちが出演する
場所もそうあちこちに動くわけではありませんので、はっきりと見えまして、
元気よく歌を歌っていました。
また、先ほどの学年だけの行事(秋祭り)の時に、お友達とともに、
(紀子さまの方に振り向いて)これは、子どもたちが何か……。
紀子妃 「 (行事を思い起こしながら)お店を出す……」
秋篠宮 「お店を出すんですね」
紀子妃 「(秋篠宮さまの方に振り向いて)いろいろなグループに分かれて、準備をして……。
秋篠宮 「そういう行事だったわけですが、お友達とともにいそいそと働いている様子を
垣間見ることができました。
(紀子さまの方に振り向いて)少し学校の行事について、様子について。
(と、紀子さまの答えを促す)
紀子妃 「そうですね、秋祭りについて私たち二人とも学校に行って、
子どもたちが出しているお店に行きましたところ、
それぞれの店で笑顔で迎えてくれまして、
例えば、お店というのは遊ぶものがあったり、作るものがあったりしましたけれども
子どもたちがとても丁寧に優しく、「こうやって作ります」、
「こうやって遊びます」と教えてくれまして、私たちもとても楽しく
過ごすことができました。
学校の様子について少しお話をさせていただきます。
長男は、今年の春に小学校に入学しまして、新しいお友達や先生と出会い、
新しい学びの日々が始まりました。また、今、宮様がお話しされました運動会、
ほかには遠足でジャガイモ掘りなどに行きましたけれども、6年生をはじめ、
上の学年と一緒に行くこともあり、お世話をしていただくこともあり
いろいろな経験をしてきました。そのようなことを通して小学校の生活にもだんだん
慣れてきまして、今、お友達と一緒にさまざまな活動に取り組み、
元気に過ごしております。
学校の授業についてですが、いろいろな授業があります中で、
例えば、子どもたちがいくつかの課題の中から一つを考えて選んで取り組むものが
あります。
小学校では「えらぶ」の授業、「えらぶ」の時間と呼んでいまして、
ことばや「あきみつけ」などのプリントが用意されまして、
そのプリントに取り組みながら学習していきます。
よくその「えらぶ」の時間について家に戻りましてからも話すことがあり、
「今日はあきみつけでひめリンゴをみつけたよ」と言って姫リンゴを
うれしそうに見せてくれたり、また、「明日はどれにしようかな」と考えながら
話すこともあります。
そのほかには、先ほどの秋祭りのように子どもたちがお互いに意見を出し合って
作り上げていく活動もありますし、6年生と一緒に給食をとる縦わり給食の時間も
一週間ほどありました。給食はとても楽しみにしているようで、
毎日残さずおいしくいただいているようです。
ほかにも好きなことは、休み時間と放課後遊びで、今は鬼ごっこや縄跳びをして
元気に遊んでいるようです。(秋篠宮さまの方に振り向いて)このような感じでしょうか。
秋篠宮 「どのように成長していってほしいかということですけれども、
それぞれの家で何がしか各論的に、考えはあると思いますけれども、
かなり多くのことについては、共通しているのではないかと私は思います。
そういうことからしますと、今の段階で私は、これは以前にも話したことが
ありますけれども、
きちんとした社会生活を送れるようになってほしいと思います。
また、できるだけ人と協調して過ごしていけるようになってほしいと思います。
これは大変、社会生活を送る上では大事なことではないかと考えます。
また教育費についてですけれども、これは今までも内廷外の皇族は皇族費を
充当していたわけです。
したがって、それを踏襲したということです。それでは、成長について。
(と、紀子さまの答えを促す)
紀子妃 (秋篠宮さまに確認して)よろしいでしょうか。
成長については、これからも両陛下にお伺い申し上げつつ、
しかるべき人々の意見を伺い、宮様とともに考えてまいりたいと思っております。
年齢に応じて基本的に身につけるべきことや学ぶべきことなど多々ありますけれども、
与えられた立場にふさわしく努力していけるように、宮様と成長を見守っていくことが
できましたらと考えております。
秋篠宮 「あと、もちろん大きくなっていく段階で日本以外の国、
海外のことを知る機会も大事だと思いますけれども、
日本の国内にも地域ごとにさまざまな興味深い文化がありますので、
そういうのもできるだけ知る機会を作っていけたらいいなと私は思います。
運動会・・・遠くからしか見る事が出来ないなんて。
東宮家は毎年侍従を列に並ばせて特等席をとったり、今年は貴賓席を貰ったり
しているのに 皇位継承者の父君なのに。
「あきみつけ」って何でしょう?よくわからないなあ・・・・(笑)「秋をみつける」?
こんなに具体的に話したらまた「教育ママ」的に報道されないか心配です。
でも殿下としては「子供達の教育は妻に」と役割分担を尊重しているのでしょう。
「出来るだけ人と協調して」というのは東宮家に対する壮大な嫌味だなあと思います。
それくらい言っちゃえって感じですね。
唯我独尊の兄夫婦を見ているとやっぱり「協調性」が一番って思うのかも。
教育費の事もはっきり「内廷外皇族」であるとおっしゃっています。
それが悲しい・・・・ 「順番が」という兄夫婦への気遣い何ですね。
「海外をしる事も大事だけれど日本にも・・・」の一文は皇太子の
「日本の若者は内向きで・・・」云々に対する答えでしょう。
やれ英語がネイティブだの、海外留学だのキャリアウーマンだのって言う前に
自分の国をみろよ♪って事かなあ。