岸田総理の「異次元の少子化政策」の一つなのか、「女性の貧困」を防ぐ手立てなのか、ものすごい事を言い出して、私は本当に驚きました。
私自身はもう子育てしてませんので、とはいってもこれから大学生になる子供の学費問題などで頭が痛いわけです。
小さな子供に支援するというのは非常にわかりやすいけれど、「大学生の貧困」には全然目を向けてくれないんだよねと。
先日、窓口に中国人が来て「留学生に対する学費援助の申し込み」なるものをしたいといいました。
そんなもの、やってる?知らない。国の政策では?いやいや市では・・・って事で「やってません」とお断りしたのですが多分中国人情報網の中では「日本に留学すれば学費がゼロ」と言われているんでしょう。
日本の学生は奨学金と国民年金2年間に縛られて、卒業後も自分の生活が出来ません。
どうして政府は何もしてくれないんでしょうね。
さて、岸田総理が言い出した事は
「育休中に、資格や学位をとれば復帰に有利だから頑張れ」ってな事です。
そしたら多くの子育て世代から
「子育てを何だと思ってるんだ。勉強する暇なんかあるわけないだろ」と反発が来て。
総理は「子育てというものが経済的 時間的 精神的に、大変だということ目の当たりにしましたし(私も)経験いたしました。<中略>あらゆるステージにおいて本人が希望したならば、そうしたリスキリングに取り組める、環境整備を強化していくことが重要だという趣旨で申し上げた」
と言い訳したのですが、正直、何を言ってるんだかわかりません。
経験からいうと、二若君を産んだ40歳のころ、「福祉装具」の資格を取りに通った事があります。たしか、お金があまりかからなかったのと週に1回の講義を何度か受けるだけでよかったからです。
二若君は入退院を繰り返す子だったのと自分の体調も悪くて、とても「学び直し」どころじゃなかったけど、本当は大学の社会人向けの講義を受けにいきたかったです。
でも反対したのは夫で、理由は「お金がかかること」です。
子育てにお金がかかるのに、何で「学び直し」にお金をかけないといけないのかって事ですね。
ヘルパーなどの資格取得の為の学費はあまりかからない
通信教育なら費用を抑えられるかも
って思うけど。実際に資格を取得したところでどこでそれを生かすのかという事が問題です。
生保の人もそうなんですけど、「研修費」が生保から出るので資格を取得するんですけど、全然役に立ったとは思えません。
そもそも、資格・学位は学生でいる時でもなかなか難しいというのに、社会人になって親になってから簡単に取得できるものでしょうか?
回りの強力とお金がないと絶対無理。
それに、資格がとれても生かす道がどれくらいあるかという事で。
完全に絵にかいた餅だと私は思います。
生まれたばかりの赤ちゃんは3時間ごとに授乳、眠ってる時間も少ない。
事故がないように24時間目を光らせ、おむつの交換からお風呂からそりゃあ手間がかかる。
親が寝る時間がとれない時期に、勉強・・・出来ますか?
育休中に簡単に保育園に入れるならいいけど、そうはいかないし。
だからママたちはストレスを感じるのでは?
資格だ学位だっていかにも政治家が考えそうな話ですけど、現実を全く見ていないよね。