ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

ミュージカル 9to5

2024-10-19 07:00:00 | ヅカOG その他舞台

最初タイトルを見た時、「あれ?映画の?」って思ったらそうでした。

映画版って1980年公開だったのかあ・・・・

主題歌は覚えています。でも、「9時から5時まで」ってそれまで働けばいいんだから楽じゃないかと思った記憶が。

なんせ私がついた営業職は、朝の7時から夜は際限なしでしたので。

ストーリーは1979年の話。

ある企業の社長(別所哲也)は非常に男尊女卑でセクハラ・パワハラ・モラハラ何でもありの男。

その会社に勤めているヴァイオレット(明日海りお)はシングルマザー。

ドラリー(平野綾)見た目で損して、「男好き」のレッテルを貼られ孤立しているけど、本当は夫持ち。

新人のジュディ(和希そら)は、夫に捨てられ専業主婦からOLになったけど、コピーもとれないほど。

この3人を中心にして、何とかパワハラ野郎の社長に仕返しして、見事にヴァイオレットが社長の座に就くというお話。

ストーリーの前半に重きを置いてて、社長を誘拐してガレージに閉じ込めるまではよかったけど、後半はかなり安易で、出てきたことのない会長が現れ、めでたくことを収めるという描き方。

正直、私としては、こんなクズな社長を全員の目の前でもっとこきおろして、ぶん殴ってぐちゃぐちゃにするシーンを期待していたんですけど、かなり綺麗に終わってしまった印象です。

 

今回の総選挙で「夫婦別姓」が争点と聞き、日本はもう終わりだなと思ったんですけど、結局は「何で女性が姓を変えないといけないの?人権問題」という奥さんが登場したわけです。

しかも、同姓は日本だけとか。

日本で日本にしかない文化があって何が悪いんだろうと思いました。

いいですか?

戦後のアメリカの富裕層における、男尊女卑の実例はものすごい量です。

今でもセレブでは「同姓」が普通だそうです。

そしてあの別所さんが演じていた社長ね。

なんて女は無能なんだ」

「珈琲一つ入れられないのか」

「君にしゃぶりつきたい」と、脚立の下から眺めるとか、男性だけ出世させるとか、こんなの当たり前だったわけですよ。

日本の企業で、1970年代、ここまでひどい事いう男いましたか?

確かに女性はお茶くみしなくちゃいけなくて、男性よりは低く見られていたかもしれない。

「最近太ったね」「その胸は本物かい?」くらいは言われても、あからさまに「お前なんて無能だ!女は馬鹿だ」とは言われなかったと思うんです。

全国で3人しか女性がいなかった職場の営業職だった時、一流企業から学校の先生まで営業鞄持ってスーツ着て、東京中を歩き回りましたが、せいぜい言われて「君のような若くて綺麗な女の子が何でこんな営業してるの?」と言われたくらいです。

きちんと理論が通る人も沢山いて、私はあまり差別された記憶はありません。

むしろ、営業職と事務職の差別が激しくて、「お前達、事務職になりたいか!」とか言われた記憶があります。

それは、日本の企業がよい意味で「家族的」だったからで、女子社員には有望な社員をお婿さん候補として紹介しようとか、様々な優しさも会った筈。

それが「総合職」が出来た事で、女性の中で女性差別が生まれてしまったというのが事実。

そして、そんなにバリバリ働いていたけど、結婚してしまえば「嫁公務」「母公務」が始まり、キャリアウーマンなんて過去の栄光になっている。

むしろ、復帰出来ない今の方が問題です。

 

ではアメリカは?というと、女性はかなり無理している印象です。

日本ではマタハラだとか言ってるけど、そんなの甘い。

女性は妊娠をしたら出世に響くと思って、お腹が大きくなるまで報告しないとか、臨月まで普通に働くとか、そうやって男と肩を並べていないといけないような時代なんです。

 

話題がそれましたが、シングルマザーと元専業主婦と最先端行く女がどれ程生きづらい時代だったかというのはわかります。

しかし、そこにはそもそも「労働」というものに対しての偏見があるのではないかと私は思いました。

9時から5時まで働く。毎日地獄」みたいな歌詞があったのですが、それになかなか共感出来ないっていうか、私の年齢なら「もう無理」っていう。でも、若い頃ならそれは当たり前じゃない?って思ったわけです。

無論、社長の一声で人を首にしたり、セクハラなんて言語道断です。

だけど、芝居の最後を見る限り、最後もやっぱり男頼みかなと思ってしまったしだいです。

ヴァイオレットは自分の15年のキャリアは何だったんだ~~と嘆いて、マリファナを吸っちゃう。

ジュディは自分に自身がないし、ドラリーは見た目であれこれ言われるのが嫌。今も昔も悩みは似たようなものなんだなと思いました。

でも、あの当時でもストライキという手はあったと思うんですよね。

それにウーマンリブ運動も激しかったし。この映画が1980年にウケたという事はつまり、どんな運動をしても「男性が女性を馬鹿にする態度は変わらない」って事ですよね。

日本の場合は、男も女性から生まれたと言う事はわかっているので、母親には弱い傾向があるかなと。

 

さて、出演者ですけど別所哲也は、あんな嫌な役、頑張ったね~~と。

今では言ってはいけない言葉がい~~~っぱい出てきて、むしろ清々しい程でした。

明日海りおは華やかなキャリアウーマンが似合って、スターオーラがすごかったです。でもシングルマザーには見えなかったな。

平野綾は、キュートな金髪ドラリーでしっかりしている所が素敵でした。

そして和希そら

在団中から女性役が似合うなと思っていました。

何でこんなに違和感ないんだろうとも思ってましたけど、実際、本当の女性約で声の高さや歌い方、ダンス、どれをとっても「ザ・完璧」と言っていいです。

名バイプレイヤーというか、実力を見せつけられたなと思いました。

彼女が出演する舞台なら今後も見たいなと思います。

 

それにしても。

日本青年館はトイレが少ないっ!

 

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Adding My Color 紅ゆずる・紫藤りゅう・天華えま

2024-08-19 07:00:00 | ヅカOG その他舞台

 アルベジオ様、私、もしかしてコメント消してしまったのでしょうか?

(時々、荒らしが多くて・・間違う事もあるのでごめんなさい)

誰も私も不愉快な思いはしておりませんのでご安心下さい。

さて、4回に渡ってジュンク堂主催で行ってきたAdding My Colorも大千秋楽となり、夜の部を見てまいりました。

懐かしい星組の面々が揃い、みんな相変わらずよく喋るし笑うな~~と楽しく過ごしました。

天華えまは船舶1級の資格を取り、紫藤りゅうはIT企業にいるんですよね。

紅ゆずるを中心に、挑戦したい時、落ち込んだ時にどうするか等々、色々お話をしてくれました。

紅ゆずるにとっては天華と紫藤は新人公演で自分の役をやってくれた人という事もあり、その当時の話になると止まらなくなる。

特に印象的だったのは、「紅ゆずる、天華えまの産毛を剃る」これですね。

新人公演時代の天華が顔を剃ってない事を見つけ「男役は産毛があっちゃいけない」と「剃ってもいい?」と。「お願いします」と言った天華。

紅は壱条あずさに見守られ、天華の産毛を剃ったとか。

いくら機械とはいえ、間違ったら怖いよね。

でも思ったのは、ああ、星組ってこういう組だよね~~と。

多分、よその組ならほっとくか、口でアドバイスするだけなんだけど、実行するという事が星組っぽいんだなと。

 

8月17日は紅ゆずるの誕生日で、天寿光希が昼と夜の間に駆けつけてプレゼントを置いて行ったらしいです。

誕生日と言えば、トップ当時の紅ゆずるの誕生日は毎年、星組全員が演出家も巻き込んで大掛かりな芸を見せてくれたようで、こういう盛り上がりやどんちゃん騒ぎが好きな組なんですね。

 

みんな現役の頃と変わらない美しさでよかったなと思いました。

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国版 ベルサイユのばら

2024-07-22 07:00:00 | ヅカOG その他舞台

韓国版「ベルサイユのばら」が7月16日からソウルの劇場で上演されているようですね。

「ベルサイユエチャンミ」(ベルサイユのばら)

ポスターがしゃれているなと思います。3色で白いばらにvの字が突き刺さってる。

何とはなしにフレンチミュージカル風な感じっていうんですか。

オスカル3人、アンドレ3人のトリプルキャスト。

で、物語はオスカルとアンドレ中心でアントワネットとフェルゼンはあまり出てこないらしい。ここらへん、アントワネットとフェルゼンがどのようにカットされているのか興味ありますし、宝塚版では欠かせない「今宵一夜」とかバスティーユのシーンがどうなっているのか、死んだ二人はどうなるのか等々、ちょっと見たかったなあ。

 

まさに女ながら軍人のオスカルって感じのビジュアルですね。

 ここらへんは素直に認めないといけません。

登場人物が少なく、舞台も狭い。それでもこれだけ豪華なものを作り込んでる。

 

日本の場合、どうしても「植田紳爾演出」というものが足かせとなって、自由に物語を描く事が出来ないのです。

時代錯誤なセリフ、セクハラセリフのオンパレード。

しかも、現在雪組で演じられているのはフェルゼン編。

本来、「ベルサイユのばら」の主役はあくまでオスカルとアントワネットです。

しかし、「男役」を頂点とする宝塚ではアンドレやフェルゼンの名前が先に出てしまう。

セオリーとして

 トップに似合うのはオスカルなのかフェルゼンなのかアンドレなのかに合わせてストーリーを変える

 「今宵一夜」の歌舞伎のような仕草は長谷川一夫演出で変更不可

 オスカルは男役が演じる

 

正直、私の中で「ベルサイユのばら」は昭和51年の花組・安奈淳と榛名由梨で終わってると思うし、フェルゼン編に関しては星組・鳳蘭と初風諄で終わってると。

なぜなら、植田紳爾セリフを流暢に話せた世代はあそこだけ。

さらに時代背景として、女性の職業は限られており、男性と対等に口をきくという事も少なかったため。今のように女性の自衛官が普通にいる時代には合わないのです。

ゆえに「女だって幸せになる権利はある」というオスカルのセリフが生きる。

では韓国版のテーマは「自分の信じた道を行く」という事だそうです。

オスカルはジャルジェ家という王党派の貴族出身。

その彼女が、平民側の衛兵隊の隊長となりバスティーユ攻撃に参加するという、真逆の行動をとる事が「信じる道を行く」事なのだと思います。

ルイ16世やアントワネットと親しい間柄だったオスカルが、ルソーの思想、ロベスピエールとの出会いを通じて「今の国家のあり方は間違っているのではないか」と思い、自分なりに精一杯の事をした・・・それが衛兵隊に入り、革命側に付く事。

そこらへんのテーマを宝塚はとっくに忘れているような気がします。

宝塚のテーマはあくまで「」なので、アンドレのオスカルへの愛、フェルゼンのアントワネットへの愛、どちらも無償の愛です。

ひたすらに愛を突き進む事によって悲劇へと導かれているんですよね。

 

韓国版ではアンドレのオスカルへの感情をどのように表現されているのか、ちょっと興味ありますけど。

そもそも平成版から「ベルばら」はおかしくなったなと感じています。

壮一帆の「ベルばら」なんか演出、頑張ってみたけど「革命物語」になっちゃったし。

実際のところ、フェルゼンってヴァレンヌ逃亡の企画は練ったけど実際には、その後スウェーデンに帰っているし、活躍のしどころがないのです。

だから無理やり、オーストリア皇帝に直訴したり、最後の牢獄に登場させたりするわけですが、今一つなぜ、アントワネットを救えなかったかという所が曖昧なんですね。

だって気になりませんか?

オーストリア皇帝はアントワネットの兄なのです。なぜ彼がかくもきっぱりとアントワネット救出を拒んだか。フランス革命の余波をヨーロッパの王室は避けていたし、オーストリアは国内的に様々な難問を抱えていました。

さらに兄・ヨーゼフ2世と次代のレオポルドの2世はアントワネットの処刑前に死去。

後を継いだフランツ1世がマリー・テレーズを救い、フェルゼンが彼女の財産相続に奔走したと言われています。

だから、あの僅かな直訴のシーンは大きい筈なんですけどね。

 

韓国版はいつか日本に来るかしら。それともどこかで放送されるかな。

ちょい興味あり。

無論、宝塚版もね。見たいけどなあ・・・・無理かなあ・・・

もうね、いい加減に宝塚も「ベルばら」を解放しましょうよ。

「1789」とか「ひかりふる路」などが上演されて観客の知識も増えています。

いつまでも植田演出に拘っていてもダメじゃないかな。

だけど、韓国版にしても日本にしても「なぜオスカルは男装なのか」という点は悩むと思うんですけどね。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宝塚に対する印象操作をやめよ!テレビ局!

2024-05-25 05:55:00 | ヅカOG その他舞台

 全く間が悪いというか、何で「ベルばら50周年」のこの時期になってと、ただただ腹が立つ事件が起きてしまいました。

 元宝塚月組トップスター小倉輝美(78)容疑者が詐欺で捕まった

うちの姫も「誰それ?」って聞いて来るし、私も「78歳の元トップ?」ってどんどん遡って「え?榛名由梨?」とか言っちゃって、実は大滝子と知り、「ああ・・・この人か」と。

若いファンにとっては、誰も知らない名前と思います。

私達世代だってちょっと話に聞くだけの人ですから。

でも「大滝子」と聞いて、「それならわかるわ。やっぱりか」みたいな思いがあったのは事実です。

大滝子は47期で榛名由梨と同期。

月組では榛名由梨とダブルトップだった・・・らしい。

ベルサイユのばら、初演中の初演のフェルゼン。

今考えてみると、この時はいわゆる「アントワネットとフェルゼン」が主役だったんだよね~~~~でも、日本中にヒットしたのは花組の「オスカルとアンドレ」編だったんですよ。

この右側も地味~~なフェルゼンが大滝子。

で、この人にまつわる噂は「人望のなさ」です。

何がどうして歌劇団に嫌われ、同期に嫌われ、組子にも・・・だったのかわかりませんが。退団公演が「長靴をはいた猫」っていうのがそれを物語っているわけです。

 

で、その後も金銭トラブルが絶えない為、ヅカ系の催し物には招かれず。

初演のフェルゼンにも関わらず、ベルばらイベントにも出てきていません。

ちょうど70代のジェンヌさんって、結婚するか、お教室を開くかくらいしか退団後の道がなかった時代です。

お教室を開いても来てくれるのはファンが主で、いわゆる「ファンが養ってくれる」ような状態になるわけ。

年金も厚生年金ではないでしょうから、病気になったら大変です。

ゆえに、ディナーショーなどで稼ぐわけですけど、稀に「昔の栄光が忘れられない」

人がいて、ファンとの間に金銭トラブルが起きるわけ。

OGを歌劇団が支えて行こうと言うシステムが出来たのも極最近の事ですし、OGがプロダクションに所属し、女優として成功すると言う道が開けたのもここ30年くらいです。

ベルばら4強と言われた榛名由梨・汀夏子・鳳蘭・安奈淳も、それなりに苦労して今も生活しているってことで。中でも汀さんはちょっとトラブル系ですよね。

 

だからって、何度も報道する事ないじゃないかと思うんです。

78歳の元トップが何だっていうんでしょう?

常に「宝塚元トップ」という前置きがうざくて。

そんな何度も報じる程の事件かって思います。

これは明らかに宙組で揺れている宝塚への嫌がらせじゃないか?と思われ。

逮捕から3日も経って、まだ報じるか!って感じなんですよね。

何千人も卒業生を出している歌劇団ですから、中には「清く正しく」とはいかないOGもいるのは当然じゃないですか?

しつこく報道するなと言いたいです。

今年は雪組が「ベルサイユのばら」上演予定。

OGは50周年イベントに湧いているのだから、そっとして欲しい。

と、思います。

「宝塚ってさあ・・・」っていう噂話はもう聞きたくないです。

 

 

 

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Adding My Color 美弥るりか・天寿光希・天真みちる

2024-05-20 07:00:00 | ヅカOG その他舞台

主催は丸善ジュンク堂書店。本屋さんがトークショーを主催する時代なんだなと思いつつ、六本木まで行ってきました。

この「Adding My Color」というトークショーは「美」をテーマに3ヶ月に渡ってトークショーを開催するもので、今回は第一回目。

司会進行役は天真みちるで、美弥るりかと天寿光希、そして昼・夜一名づつのゲストによって「美」について語ります。

六本木のハリウッドプラザは、以前「宝塚男子」のトークショーで来たことがありますが、今回もわりと大掛かり。

舞台広報には各OG達のグッズ売り場があり、横には春花きららさんのお店がありました。どうやら撮影用の衣装を提供したらしく、姫などは「あ、私、持ってる」と喜んでいました。

きららさんも産後まもないのに顔を見せていて、頑張っていました。

さて、昼のゲストは夢咲ねねで、美弥るりかと同期で星組で一緒。

だから、どちらかというと会話が星組の身内トーク。

美弥るりかが突っ込み、天寿光希がぼける。夢咲ねねは天然・・といった感じ。

「美」についてのトークは、例えば美弥るりかが今回、監修しグッズとして売っているアイシャドウの説明やメイクの仕方。グッズとして売ったアイシャドウは誰にでも合うように作られている。ピンク系だけど。

また、リラックス法としては米倉涼子が宣伝してたマッサージのとか、首にあててこりをほぐすものとか。

ねねちゃんは、まだ下級生の頃、小柳先生に「大事なのはまゆげよ」と言われてから、色々研究を重ね、現在は自分の骨格にあった自然なまゆを目指しているらしい。

天寿光希は、口紅の事を話していたような?

それぞれ、メイク、健康、マインドについて話、どれから朗読もしてくれました。

そうそう、ねねちゃんは初めてペットロスを経験し、その感情を受け止めるのに大変な思いをしたそうです。

美弥るりかもコロナ禍で色々たまったものをノートに書く事で自分を保っていたらしい。

誰でも落ち込む事はあるし、その対処方法も千差万別ですが、3人は自分なりの方法を見つけて頑張っているようでした。

 

夜の部は、宇月颯がゲストだったんですけど、彼女のめちゃ明るい性格と、筋肉愛にみなさん魅了されました。

会場にいる人達に骨盤を回すなどの体操を教えて貰ったり、宇月颯のありようは山本耕史みたいで・・・要するに常に筋肉を鍛えているって事ですね。無論、それが仕事になってもいるんですけど。

また栄養学などの見地から料理も研究。

落ち込んだら24時間ジムで汗を流したら次の日はすっきり・・・

夜の方が断然盛り上がった印象です。

天真みちるが考えた「即興芝居」では、短い時間で3人が役を決めてアドリブで芝居するというのがあり、姫ちゃんのすぐ隣で天寿光希や美弥るりかが芝居をしてくれていたので、もう爆笑と嬉しさで目いっぱいな感じでした。

 

私などは年齢的なものもありますけど、もうメイクに凝ったりはしないんですよね。

でも若い人達には、美弥るりかが伝授した「ハイライトの使い方」などは本当に勉強になったんじゃないかと思います。

一日中、六本木ヒルズの中にいて、ちょい豪華がおはぎを食べたり、お菓子を買ったりして優雅な一日。

 

私も3月、4月は体調の事もあり落ち込む日々が続きました。

何かすれば浮上するというものではなく、前向きに考えられないわけですよね。

子供達は追い打ちをかけて「歳だから」とか言うのですが、今の私には老いる恐怖に打ち勝てそうにもありません。

いつまで働けるんだろう、いつまで働かないといけないんだろう。

明日は無事か・・と考え始めるともう無理で。

でもそういう時に、ドラマを見たりする事が一種のストレス解消になるし、こうやってブログを書いて自己表現する事が美弥るりかの言う「書く」事なんだろうと思いました。

小野小町の歌に代表されるような「花のいろは~~」の気持ちをひしひしと感じつつ、年上だからこそ出来る事や、冷静でいられることはなんだろうと探し続ける日々です。

今回のトークショーは、私にとっても姫にとっても非常に有意義で勉強になった筈。

こうやって出不精の私が出かけられるのも姫のおかげで、おしゃれして出かけて目をよいものに向ける事、それはとても大事な経験なんだと思います。

常に「美」を見出す力を姫にもつけて欲しいと思います。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ALL THAT ZZJA ALL THAT ZZKA

2023-09-26 07:05:00 | ヅカOG その他舞台

 23日に日本青年館で観劇しました。

この日は、阪神とヤクルトの試合で、それはまあ人が多かったこと。トラトラトラですよ。うるさいな~~と思いつつ。

 ALL THAT ZZJA ALL THAT ZZKA 

出演者・・・真琴つばさ  寺井尚子(バイオリニスト)

      姿月あさと  北島直樹(ピアノ)

      湖月わたる  仲石祐介(ベース)

      風花舞    荒山諒(ドラム)

      彩乃かなみ

      天寿光希

      晴音アキ

      加賀谷真聡

      高橋伊久磨

ここでは間に入って写真を撮って貰えました。

タイトル、なんて読むと思いますか?

ズージャガ」なんです。つまり「ジャズ」を逆さに読んでる。

ジャズ界では何でも逆さに読むという伝統があったらしいです。

企画・原案はバイオリニストの寺井尚子氏で、彼女はジャズバイオリニスト。

今年はジャズが日本で最初に演奏されてから100年。その先駆けとなった人が宝塚オーケストラにいた人という事にちなみ、「ジャズと宝塚のコラボ」を思いついたらしい。

しかし、実は生観劇した事なく「テレビのみ」で、正直話の中で、「この人、ここにいるOGがどんだけ偉大かわかってないよね」と思いながら見てました。

個人的にはジャズは好きじゃないんですよ。

かつて月組で「ジャズマニア」があり、雪組では「LETS JAZZ」もあり、最近では月組の「フルスイング」もありますが、やっぱり苦手だなあ~~と思いつつ見る事が多い。

レビューとジャズってなかなか難しいんだなと思ってました。

けれど、我が家の姫が天寿光希が出るから見たいと言ってチケットをとってくれたので、一緒に見る事にしたのです。

 

曲名をさらっと見ても、うーん・・・って感じでわからん!と思っていたんですけど。

1 Strangers In The Night

2 It Don't Mean A Thing もう聞きなれた曲でほっつ。とくにこの2曲目は、「ジャズマニア」の月組が延々と頭の中で回転しておりました。

3 ALL THAT JAZZ  これは湖月さんが「シカゴ」で主演したということで。

みなさん、ゴールドと黒を基調とした衣装を着ており、かなりジェンダーレスになっておりまして。

特に湖月わたると姿月あさとがかっこよく踊ってくれたりして、ファンとしてはきゃあって所ですよね。

何より真琴つばさと姿月あさとと風花舞の並びがね、懐かしくて。

寺井さんも、過去のビデオ見てから出演してくれたら、きっと、この並びがどんな感慨を産むかって事をわかって貰えたはずなんですよ。

真琴と風花のデュエットも見る事が出来、でも最後、真琴つばさは風花のドレスを踏んでしまったそうで、袖に引っ込むなり、風花が「まーたドレス踏まれちゃった」と笑ったそうで。前回は投げキッス、今回はお辞儀で返して貰ってます。

姿月あさとがね、声はしわがれちゃって、やせ細ってしまって本当に心配なんですけど、声量はあるし、軽やかに踊っていたので大丈夫なのかなと。

大昔に比べると喋れるようになったし、メンバーの中では歌唱指導に当たっていたそうです。

この日は、終演後にトークショーがあったのですが、姿月あさとが司会の天寿光希に「退団してほやほやの天寿さん、足開いてますよ。足、閉じましょうね」と言って、真琴つばさが庇ってました。

彩乃かなみはここでは下級生扱いですから、天寿&晴音を従えて歌う事が多かったのですが、何というか、本来の彩乃かなみの魅力がジャズで生かされたなあと。

そんな彼女は「ベルばら」「エリザ」「ミーマイ」「風共」経験なしで・・って事で「組替えで何となく間を縫っていったような」わかるわかる。そうだよね~~

湖月わたるは、暴走しがちな真琴つばさトークを引き留める係なんですけど、あまりうまくいってないなと。上級生を立てなくちゃ。そばには天然の姿月と風花がいるので、結構苦労するかなと思って見てました。

でも、ダンスがかっこいいし、歌も素敵だし。

It’s All LIghtWith Meの時は、頭の中に97年TCAスペシャルの海外ミュージカル対決かなんかが思い出されて、姿月あさとが「魚人」を持って楽しそうに揺れているシーンが繰り返し繰り返し・・・赤いドレスのピスタッシュ風花の姿も思い出しました。

この歌については真琴つばさが「風花舞さんが主演なされた作品で」と言ったので、全員ぎょっとして、さすがの風花も「主演・・って」ってなっちゃって。それでも真琴は「娘役トップとして主演ね」と。なんか、優しすぎるでしょ真琴さん。

Fever   これも、97年TCAですよね。マリコさんの青いジャケットが見えた~~

 

このショーでは2度大盛り上がりする場面がありまして。

一つは「Spain」という曲で、これは寺井尚子率いるバンドの代表曲の一つで大変ドラマチックで、いわゆるバイオリンの「アドリブ」が堪能できる人気ナンバーワンの曲。

とにかくもう聞き入るわ、身動きが出来ないわ、そこに風花が男性二人を従えて、華麗に踊る踊る。

本当にすごすぎ!

私は、自分が思った以上に風花舞のファンなんだって自覚しました。

星奈優里のダンスも大好き。舞風りらのダンスも好き。コムちゃんのダンスも好き。

だけど、ダイナミックで力強い風花舞のダンスは天下一品です。

音楽の圧倒的な迫力に、それに負けないド迫力ダンスを見せられて、いや~~お金があったらリピートしたいと本気で思いました。

 

もう一つの山場はですね、「愛あればこそ」のジャズバージョンなんですよ。

これも寺井氏の演奏によるものですが、最初、何の曲を演奏しているのかわからず、pそれから「あ」と思い、さらに「聞きなれてもう聞きたくないと思っていた「愛あればこそ」がこんなに名曲になるのか」と。いや、「愛あればこそ」は名曲ですけど、いつも同じ曲調で聞いておりますので、いい加減聞き飽きているんです。

しかし、今回は違う。

全身鳥肌もので、観客から声が飛ぶほど素晴らしい演奏だったんです。

ゆえに、この曲のあとに出てきたメンバーが、特に真琴つばさが半分泣いておりまして。これがジャズの力というものなんだと確信いたしました。

その後も、「すみれの花咲く頃」「TAKARZUKA FOREVER」をジャズバージョンで歌ってくれたんですけど、メンバー自身が「改めてすみれの花咲く頃ってこんなに難しい曲だったのかと思った」という程でした。

このまま、関西に行くのかな。

出来れば再演希望です。

宝塚のOGってヤバイぞってわかる舞台でした。

こういう形で、OGがいつも元気で頑張ってくれる事が、ファンにとっても生きる糧になるんだなと感じました。

天寿光希の長い髪とか、ドレスとかあまりみたくなかったけど。

でも、男役って一度は長い髪とドレスをやってみたがるから。

いつか「求められる天寿光希とは」に気づいてくれたらいいなと思います。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんか悔しい韓国ミュージカル「ベルサイユのばら」

2023-03-15 07:00:00 | ヅカOG その他舞台

どどーん・・・星組版「1789」のポスターです。

ポスターはかっこいいよね。

アルトア伯・・瀬央ゆりあ

カミーユ・・・暁千星

マリーアントワネット・・・有沙瞳

極美慎・・・ロベスピエール

予想通りといってはなんですが、ほんのちょっとだけありちゃんアルトア伯を期待していたんですね。

カミーユ・デムーランってロベスピエールと仲良しで、わりとおぼっちゃんで結婚してて、「武器をもて」と歌うんですよね。

凪七瑠海のイメージでいくと優しくて大人でって感じだけど、イマイチインパクトがないような気がしたんですよね。

むしろロベスピエールの方が見せ場があったんじゃないかって。

でもまあ、前回は見る事の出来なかった2幕目冒頭のダンスを期待します。

 

ところで。韓国で「ベルサイユのばら」の上演が来まり、現在オーディション中とか。

ミュージカルファンじゃない人にとってはどうでもいい事なんだけど、私はとっても悔しいというか、複雑な気分です。

近年、韓国ミュージカルが日本のミュージカル界を浸食している事をご存知でしょうか?

愛希れいか主演の「マリーキュリー」とか、宙組で上演予定の「エクスカリバー」とか、宝塚にまで浸食して来たのかと。

韓国は、ドラマにしても映画にしてもミュージカルにしても、濃いのが売り。

脚本も濃いし、演技も濃いし、それだけ重いんだと思うんですが、ある意味はまる強さを持っているんです。

音楽だってそうですよね。

KーPOPはシンクロの仕方が半端ないし、ダンスや見た目へのこだわりが強い。

日本のように素人を舞台に上げて成長して行く様を見せるのではなく、それぞれ演劇関係の大学を出ていたり、養成所でしっかり勉強してきたり。

そのわりには国土が狭いせいなのか、大きな劇場がないというイメージがあります。

その昔、劇団四季が韓国に劇場を作ろうとしたけど結果的にダメだった。

日本は宝塚歌劇団以外、オリジナルのミュージカルを大劇場で上演する事はほとんどありません。

ブロードウエイ、フレンチ、ウイーンミュージカル、そして今回は韓国と。

 

どうしてなんでしょうか?

日本の脚本家はミュージカルを書く事が出来ないの?そんな事ないよね。

宝塚の良作の中で世界に発信できる作品はいくらでもあると思うんです。

ブロードウエイのコピーばかりではなく、日本なりの演出で日本なりの作品を作る事が出来るはずなんです。

しかし、いかんせん脚本家が育たないんですね。

東宝とか松竹とか、そういう大きなところが、新人の作家を育てようという意識がないのと、「上手な脚本」と「面白い脚本」の違いがわからないお偉方が多いのです。

ほんの30年前など帝劇では、森光子。平幹次郎などの主演で、日本でしか書けない脚本でカタルシスに溢れた作品がいつも上演されていました。

ところが「レミゼ」がヒットしたあたりから、海外ミュージカルにシフト。

1996年に「エリザベート」が宝塚で大ヒットし、それが東宝でもあたってから、バカの一つ覚えのように「エリザベート」が上演されるようになりました、

いくらブロードウエイとはいえ、日本の風土に合わないような作品も繰り返し繰り返し上演されて来ました。

日本がそんな事をしている間に韓国は脚本家を育てて、オリジナルなストレートプレイやミュージカルを量産して輸出していたという事になります。

それを嬉々として演じているのが日本人とは。

 

「ベルサイユのばら」に関しては、宝塚の専売特許だった筈なのに、池田理代子さんたら・・・とは思う。

思うけれど、宝塚ではどうしても植田紳爾脚本を変えることが出来ないわけですね。時代遅れと感じつつ、セリフが古いと思いつつ、でも新しい「ベルばら」を生み出す勇気がない、実力がないの。

韓国がすっかりオリジナルな脚本で宝塚以上におしゃれで感動的な「ベルサイユのばら」を作り出したらと思うと不安で一杯になります。

 

日本のミュージカル界は、そして宝塚歌劇団はどうしてもっと脚本の門を広げないのか。単なるモチーフからでもいい、小さな芽を見つけて手伝って一つの作品にして行くというような作業をなぜしないのか。

いくら商業演劇とはいえ、あまりにも客の事を考えていないよなと思います。

日本も輸入ばかりせずに輸出していくべきだと思います。

そうでないと文化が韓国に侵略されてしまいますよ。

 

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山里亮太の「宝塚男子になってもいいですか?」

2023-03-07 07:00:00 | ヅカOG その他舞台

 うちはスカパーに入ってないので「山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?」を見たことはないのです。

でも、イベントがあると言う事で申し込んだら夜の部が当たったので姫ちゃんと行ってきました。

ここは六本木ヒルズのハリウッドホール。

メイ牛山なんて名前懐かしすぎてねえ~~~あのおばあちゃんの写真を見て「ああい、いたわ」みたいな感慨が。

本当は昼の部を見たかった姫ちゃん。だって天寿光希が出るから。

でも昼の部は取れなかったのでしょうがないね~~て事で。

 

でも、紅ゆずると綺咲愛理のコンビ復活にひたすら目が輝いてしまったし、すごく感動もしました。

紅ゆずるは研1のあーちゃんに目をつけ(可愛いなあ~~絶対に上に来るで)と思い、わりと口うるさくご注意をしていたようです。

あーちゃんは「ロミジュリ」(2010年)の時の稽古場でバルコニーの代わりをさせられて小池先生に怒鳴られていたんだとか。

多分その頃から紅さんとしては印象に残っていたんでしょうね。

で、コンビになると分かった時、「自分は何があってもあーちゃんを護る」と思ったそうで、またそれを口に出して言ったそうです。

紅さんの理想のコンビは大地真央と黒木瞳で、黒木瞳が散々テレビで、「虐められていた時に大地さんに助けて貰った」話を聞いていて

男役社会の中で娘役を護るのは男役しかおらへん。だから何があってもあーちゃんを護る。あーちゃんへのクレームは私へと言ったそうで。

そんな事はよくわかってなかった綺咲愛理はひたすら緊張して、引っ込み思案で紅ゆずるがどんどんと心のドアを叩くのに中々開こうとしなかったらしい。

でも紅からの度重なるアプローチに心を許すようになって「何でも言える間柄」になったんだそうです。

「スカピン」の稽古場で「ジャン・ルイ・ファージョンの時にプレゼントした指輪をしていたあーちゃんを見て「夫婦なんやから指輪買う」って言ってバレンタインデーに買いに行き、「これから結婚するんで婚約指輪を下さい」と店の人に言って引かれた話とか。

二人で食事に行ってお酒が入るとそこで芝居がの稽古がスタートして、それを翌日にまとめるとか、真夜中にマッサージに一緒に行った話など盛りだくさん。

特に、さよなら公演の大劇場と東京宝塚の間に宝塚ホテルで誕生日パーティをやってもらって、で、帰りに人気のない廊下で二人でさよなら公演の稽古してたら、ホテルの従業員が通りかかって「ジェンヌさん?」って聞かれたとか、その従業員の妹もジェンヌだよって言ったけど、そのすぐあと、先輩従業員に「星組の紅ゆずるや」って言われて恐縮したこととか。

 

何より感動したのは、東京千秋楽のデュエダンのラスト、紅ゆずるの「ありがとう」にあーちゃんが見事に崩れて、慌てて紅が支え、それで先にあーちゃんは銀橋からはけたけど、そのあと気になって気になって舞台スタッフに「あーちゃん、見に行って」と頼んだそうです。

あーちゃんの方は、袖に引っ込むなり「もういやや!」って大泣きしながらパレードの用意して、天寿光希に「大丈夫、歌える」と必死に励まされていたとか。

 

トップコンビって、そうそう親しい間柄でなるものではないですよね。

紅ゆずると綺咲愛理の学年差は8年。

娘役が1歩引くとか2歩ひくとかいうけど、それは違うと思う。一緒に並んで歩いて行くべき」と言って、芝居でもショーでも事細かにお互いの意見を聞いてすり合わせていく。

綺咲愛理が自分のところに飛び込んできてくれるのが大好きで、そういう振りをつけて下さいとお願いしたとか。

「ぱっとコンビ見たら仲いいか悪いかすぐわかる」ってがははと笑っていたけど、確かにそうだよね~~

「視線合わせないのがわかるもんな」とも。

そうだよ。すぐわかるのよ。うまく言ってるかいってないか。

それ、礼真琴と舞空瞳に言ってやって欲しいわと心底思いましたから。

 

「仕事として割り切るのではなくプライベートもさらけだそう」みたいなことが嫌な人もいるとは思うんです。

でも、トップコンビってやっぱりプライベートでも「大好き」っていうのがわかる方がファンは嬉しいんですよね。

他にもにんにくの臭いをぷんぷんさせてる紅ゆずるとデュエットダンスの綺咲愛理が散々壱城あずさに「におうやろ。ちゃんと文句言ってええねん」と言われたけど、本人的には全然気にならなかったとかね。

イベントが終わって、去る時も最後に階段を降りるあーちゃんを気にしている紅ゆずるの紳士的な態度にさらに感動したり。

遠い昔のようだけど、いつまでもこういう風でいて欲しい。それを裏切らない二人だなあと私は思いました。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CLUB SEVEN 20th Anniversary

2023-02-28 07:00:00 | ヅカOG その他舞台

姫ちゃんとシアタークリエで観てまいりました。

CLUB SEVENはかなり大昔に一度見た記憶があり、その時に面白かったのと、今回彩吹真央が出るので「ねえ見ない?」って姫ちゃんを誘いました。

姫ちゃんは見た事がなく、OGにはあまり興味がないのえ「どうしようかなあ」とか言ってたんですけど。

彼女、シアタークリエも初めて(あれま)そうだったっけ?って感じで。

前日も夜遅くまでお仕事だった姫ちゃん。

「寝ちゃうかも」とかいいつつ、席に着いたら・・・

寝るどころの騒ぎじゃない。1幕2幕笑いっぱなしで暑い暑い。

私も久しぶりにこんなに笑ったわ~~~というくらい笑ってしまって、すごいよい経験をさせて頂きました。

私、なんせ大昔の記憶しかなくて「50音メドレー」は覚えているんだけど、あとは玉野さんのタップばっかりの記憶しかなかったのね。

今回はタップは少し。あとはぜーーーーんぶ芝居。それもぜーーーんぶコント。

芝居上手がコメディやるとこんなに面白いのか?という程面白くて。

脚本っていうか、芝居は出演者に当て書きされているらしいです。

私達が見たのは💓メンバー。

つまり

・玉野和記

・吉野圭吾

・西村直人

・中河内雅貴

・町田慎吾

・上口耕平

・彩吹真央

・音波みのり

姫が吉野圭吾ファンだったので、とはいえ「GREEN &BLACKS」でしか知らないから、生の吉野圭吾にいたく感動して、しかも客席降りまでしてくれたので、もうもう夢中です。

個人的にはあの方の何がそこまで姫をひきつけるんだ?と思わなくもないけど、姫曰く「色気があるのよ」っと。

やっぱりおじさん好みなのかな・・・・・

その吉野圭吾が、力いっぱい歌うわ踊るわ脱ぐわ。その脱ぎっぷりが激しくまたそこで大笑いが起きるわけです。

玉野さんはボケ役で、西村直人が突っ込み役なんですけど、西村氏のプロ的な突っ込みに気おされている玉野さんです。

だってこの方、元々タップの人だし。それが歌って踊って芝居して。

凄いわ~~~さすがにお疲れモードでしたけど。

 

役どころで言えば音波みのりはひたすら可愛い感じ。

子役をやらせたら右に出る人がいない。宝塚では上級生でもここでは最下級生。

みんなに「りすみたいに可愛い」と言われ、私は「クリスタやらない?」って思ったり。

フレッシュで可愛くて何だかいいなあと。

彩吹真央様は、最初の方こそドレス着て女声で歌っていたんですけど、後半になるいつれて声が低くなり、男っぽい役になっていき・・・最後はポスターの衣装を着てガンガン踊っている姿は現役のまま。

相変わらず足が細い。綺麗。かっこいい。

「うたかたの恋」の冒頭のみ、みのりちゃんと歌ったんですけど、これは花組公演「うたかたの恋」の演技指導に入ってたからのようです。

気が付けばあっという間に時間が過ぎて終わったという感じです。

 

帰りに

姫はスタジャンとTシャツ、私はTシャツを買って帰りました。

こんなに面白いんだったら香寿たつきや北翔海莉が出るバージョンも見ればよかったと思った次第です。

ペンライト振りながら声を出す気はないのに、思わずげらげら笑ってしまう舞台でした。

舞台芸術って本当に贅沢なものなんだなとつくづく思いました。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花總まり「エリザベート」卒業

2023-02-01 07:00:00 | ヅカOG その他舞台

信じられないというか・・・・

花總まりが「エリザベート」を卒業するそうです。

帝劇じゃなくて博多座で卒業・・・なんて・・・・

皆様に支えられて、エリザベートの旅を終えることができました。感謝の言葉しかございません。本当に長い間、ありがとうございました。私のエリザベート、さよなら、ありがとう

との挨拶。

とうとう、見逃してしまった。もう二度と見る事が出来ないと思うと、舞台というのは本当に「見たい」と思ったその時に頑張らないとダメなんだとあらためて思わされました。

いつかいつかと思ううちにご卒業なんて、早いんじゃないの?もう1年頑張れるんじゃないの?

と思いつつ。

体調不良とかコロナとか色々あっての決断だったんだろうと思うと。

納得せざるを得ません。

小池修一郎「忘れないのは、衣装合わせの時に彼女を見て、鳥肌が立ったこと。当時22歳で、後半(の年齢を重ねたエリザベートを演じるのが)大丈夫かな?と思っていたのですが、その瞬間にエリザベートが彼女に舞い降りた感じでした」

私達、観客も鳥肌が立ちました。

娘役トップになって一路真輝の相手役として最後、そしてタイトルロール。

花總まりへのプレッシャーはいかばかりかと思ったのですが。

当時、まだ宝塚初心者だった私には、まだ新人公演の学年だった花總についてそんなに知らなかった。

知らなかったけれど、3階席の一番後ろから見ても「鏡の間」の美しさは本当に鳥肌が立つ程でした。

まるで「美」が私の胸を貫くような感じ。

エリザベートの孤独を身をもって経験してきました・・・というような冷たい美がそこにはありました。

ドレスの着こなしがとても上手で、しかも自前だから誰よりも生地を沢山使って豪華賢覧に仕立てる。それがどれ程観客に夢を与えた事でしょう。

 雪組、そして宙組でもエリザベートを演じ、そして卒業して随分経ってからの舞台復帰作としての「エリザベート」

まさに女帝降臨の瞬間でした。

 品のよさ、立ち居振る舞いの素晴らしさは皇族にもひけをとらない。ましてあの皇后さんとは・・・

年齢を重ねるに従って、役の解釈が変わって来て、あの剣のような美しさの中に静かな気品と柔らかさやおおらかさが加わって来ましたね。

それは様々な社会経験による「一皮むけた」状態だと思うのですが、そうなるとエリザベートを演じ続けるのは難しいのかなと思います。

なぜなら真実のエリザベートは多分亡くなるまで剣のような冷たさを持った女性だったからです。悪い意味で成長しない女性だったんじゃないかと思われます。

花總まりが、実在のエリザベートのような人生を歩まなくて本当によかった。

今の、少女のような微笑みと明るさ、柔らかさを大事にしてほしいですね。

 

大地真央と「おかしな二人」を演じるなど、新しい道を見つけたのかもしれません。

それでにお花様はやっぱり「女帝」です。永遠に。

私に本当の「エリザベート」を教えてくれた最高の娘役であり、女優です。

宝塚の歴史に残る美しい娘役、そして日本演劇史に残る美しい女優。

今後、どのような舞台に立つのでしょうか?

出来ればやっぱりコスチューム物がいいな。ドラマでも見たい。時代劇がいいな。

活躍の幅が広がればそれが一番ですよね。

 

ああ・・・私も歳をとったのだと・・・いや、あの初演を見た人達は今回の「卒業」で何となくそんな風に思った人が多いのではないでしょうか。

時は残酷に流れゆく。だからこそ、今、見たいものは見なくちゃダメ。

とはいえ、こんな世知辛い時代・・それがままならぬ悔しさもあるのですけどね。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする