ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

相棒

2013-02-28 08:12:35 | ドラマ・ワイドショー

 今日は暖かいらしいですね。観葉植物を外に出してみました。

ところで、団十郎氏の葬儀での海老蔵のセリフにちょっと違和感が

「寂しい」っていうのはわかるけど、それ以外の話が何となく他人事っていうか、自分が父親に

非常に迷惑をかけたという自覚がないんじゃないか?と。

僕を息子に持った事が大変だった」みたいな言い方。違うよーーそれを言うなら

「僕が父の寿命を縮めたのかもしれません」じゃないか?と。

パパがなくなっても本質は変わらないという事ですね。

 

 対馬から奪われた仏像、韓国は返さないって?

韓国とはそういう国だーーとわかっている人からみたら「やっぱりなあ」ですむけど、ふつうの日本人には

「何で?どうして?」と思うでしょう。

その仏像、高麗時代につくられたらしい・・・っていうのはきっちり調べた事なのか?

高麗時代に作られたものが日本にあるから「日本人が盗んだ」という話になる事がおかしい。

「盗まれたものを盗み返して何が悪い」っていう理屈は中国と韓国のみの倫理観です

そもそも対馬だって韓国領だと言い出す始末でしょう?

そういう時期にお金の為とはいえ、韓国人の観光客を多く受け入れた対馬にも責任がある。

あちらの国民性を思えば、どんなに飢えても受け入れるべきではなかったと。

土地まで買収されて・・・実効支配されかかっているんじゃないの?

韓国史劇ではよく「対馬の武士」ってのが出てきます。それだけ近くて気安い「日本人」なんでしょう。

だからって根拠もなく「対馬は韓国領」という理屈が通ると思ってるわけ?

その韓国が、日本製品不買運動をしているそうです

民間レベルとはいえ、かなりの数で。

「独島が韓国に戻る日まで」やるらしいけど、勝手にやれば?という感じです。

そうはいっても、日本も「大人の対応」ばかりじゃなくてK-POP全面輸入禁止とかドラマは

地上波で流さないとか対抗策をとるべきじゃないですか?

相手は理が通らない民族。

私がこうなったのは全部あなたのせい」

「恨をはらすまで死ぬにしねない」

「強い者に従って弱い者をいじめる」

気質はここ数年でひどくなってると思う。韓国ドラマの中でもその傾向は強くなってて、今思うと

「冬のソナタ」は韓国ドラマじゃないんだなって思うもの。

外国のドラマだから冷静に見て面白がっていられるし、自分の中にある「悪」をすっきりと流して貰えるけど

これが日本のドラマだったら視聴率とれないし、テレビ局に抗議が来るでしょう。

日本で残酷とか意地悪とかいうのは「サキ」が限界なんだよね。きっと。

(昼ドラなら「真珠夫人」が限界。韓国ドラマからみたら可愛いもんだ)

 相棒 

 

仕事中に悦ちゃんのつぶやき見てニタニタするカイト君。

この「フェイスグッド」(フェイスブックのパロディ?」を使った犯罪ね。

右京さんが悦ちゃんのお友達リストの中から「仮にこの人が殺されたとすると、ここにいる全ての

リストが容疑者という事に」という理路整然とした説明に笑ってしまいました。

楽しく交流しているのに、何でそんなーーーって感じですよね?

 

そして、今回は「外国人になりすましの結婚詐欺」をしていた男が殺された話から

突如、岩月さんというサイバー担当の捜査官が登場。

最初、何が何だかわからなかったのですが、映画と連動しているんですね。

映画・・見る予定はないんだけど

まず被害者の女性が、可哀想というより滑稽で。

伊丹さんがいちいち突っ込んで女性を泣かせるのが面白くて。

 

それにしてもオチはイマイチ。

偶然の産物で殺しちゃった?

うーん・・・あまり納得できないなあ。

 

これからもサイバー班は出てくるのでしょうか?

 

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韓国史劇風小説「天皇の母」100(記念すべきフィクション)

2013-02-27 08:01:12 | 小説「天皇の母」61話ー100話

真夜中にも関わらず、ぼしょぼしょ話しているユミコの声が聞こえる。

相手は決まっている。マサコだ。

またか・・・ヒサシは眠気を通り越して怒りすら覚えてきた。

結婚して以来、毎日のように電話をかけてくる。言う事はいつも同じ。

こんな筈じゃなかった

一体、娘は何を望んで皇室に入ったのか?結婚すれば皇太子妃。贅沢三昧の生活を

しているではないか。

日々、「妃殿下」と崇め奉られ、綺麗な服を着ておいしいものを食べている。

それなのに「こんな筈じゃなかった」という。

ではなんだときけば「外国に行けるはずじゃなかったの?」と。

確かに、皇太子妃になれば外務省職員でいるよりはるかに海外訪問のチャンスは多い。

多い・・筈だったのだ。

今上夫妻が皇太子時代はほぼ毎年、毎月じゃないか?という程外国へ行っていたし、

華麗なファッションで王室外交を繰り広げていた。

しかし、今や時期が悪かった。

湾岸戦争と共に、日本に震災が起こりバブルがはじけ、世界的に不況に陥ったのだ。

これからは海外要人とも、直接会わずとも外交が出来る時代に入る。

高い飛行機代を使って外国訪問する必要がないのだ。

その事がマサコにとっては予想外の事であり、約束が違う、こんな筈じゃなかったと被害者意識

丸出しにして泣きながら電話をかけてくる所以だ。

マサコは何から逃げようとしているのだろう?

小さい頃から娘は生きづらさを抱えている子だった。

一つのグループに長く属する事が出来ない。学校でも職場でも・・マサコだけではない。

セツコもレイコもだ。

ゆえに、3人がいつも固まって行動するようになる。

3人ともうまく回りと接する事が出来ない原因を相手側に求め、そして逃げるように海外に飛ぶ。

外国なら民族の違い、風習の違いで全てが丸くおさまる。

まさに「旅の恥はかきすて」だ。

しかし、今、「皇室」という伝統としきたりの世界の中でがんじがらめにされているに違いない。

たかが天皇家なのに何を持ってそこまで偉そうに伝統だしきたりだというのか。

そうよね。うんうん・・・本当にそうよね。ひどいわよね。そういう時はがつんと言えばいいのよ。

我慢しなくていいのよ。まあちゃん。あなたは頭がいいんだから、おバカな人達と本気で渡り合う事ないの。

きっとお父様が何とかしてくれるから」

何とかなだめてユミコは電話を切った。

一体、今、何時だと思ってるんだ?日本は昼間かもしれないがこっちは」

「だって可哀想なのよ。電話口でしくしく泣くんですもの」

今度は何だ」

天皇陛下に早く子供を産めって言われたんですって。ひどいと思わない?女に出産を強要する

なんて」

夫婦になって2年以上経つんだから、子供くらいいてもおかしくない。お前だって早く孫の顔が

みたいだろう」

そうだけど、こればかりはどうにも。そういうのだってまあちゃんのせいにされているみたいなの。

天皇家なんて血が濃いんですもの。不妊の要素だってたくさんあると思うわ。げんに子供がいない

宮家は多いし」

マサコに早く子供を産むように言え。話はそれからだろう」

ヒサシは苛立った。娘の父親として孫の顔を早く見たいというのは天皇も自分も一緒だと思う。

それ以上にマサコが男子を産めば「世継ぎの祖父」になるわけで。

マイドーターイズプリンセス」だけではなく、「エンペラーズグランパ」と言える日を考えると自然に

笑みがこぼれてくる。その為にも一日も早くマサコが妊娠しなくてはいけなかった。

だから妊娠は一人でするものじゃないでしょう?皇太子にだって原因があるのよ。なのにいつも女ばかり

悪者になって。可哀想で涙が出ちゃうわ。それにアキシノノミヤ。あそこなんか女の子が2人いるって

いうだけで偉そうなんですってよ。まあちゃんが毎日どんなにみじめな思いで暮らしているか。

それを考えるともう・・・私、日本に帰ろうかしら?」

馬鹿な事をいうな。国連大使の職は夫婦で一対なんだ。お前が日本に一人で帰ったら何を疑われるか」

ヒサシはため息をついた。

もう少しうまくいくと思ったのに」

世間は、皇太子妃の父親が政治的にかかわるような仕事をするのをよく思ってはいない。

外務省を辞めない事も散々悪口で言われた。

正田家と違って、やる事が一々派手で生臭いと。

だからなんだというのだ?権力を持つものが、バックを利用して何が悪いのだろう?

「皇太子妃の父」である国連大使だからこそ、価値が上がり、みなひれふす。それが世の中というもの。

それなのに。

暗に「来年は定年ですね。そろそろ退いては・・・・」などというセリフが聞こえてくる。

国連大使の定年は63歳。しかし、ヒサシはすで64歳。本来なら退官してもおかしくない歳だ。

あちらこちらから囁きのように「いつまでいるんだろう?」という声を無視して、何が何でも今の地位を

手放さずにいようと思ったが、それも限界のようだ。

外務省としては「皇太子妃の父」に政治的な仕事を任せるわけにもいかじ、国連大学の学長やら

何やら色々考えているのだが、どうにも定まらないようだった。

だから「いっそ退かれて悠々自適の生活をなさっては?」と言われるのだ。

冗談じゃない。こんな地位で満足する程自分は気が小さい男ではない。

「皇太子妃の父」が本当に「皇后の父」「天皇の祖父」になるまでは、何が何でも高い地位を保ち

出来るだけの財産を作り上げなくては。

セツコやレイコは誰かと付き合っているのか?」

唐突に双子の話題が出たのでユミコはちょっと驚いた。

さあ・・あの子たちはよくわからないわ。せっちゃんは色々お付き合いしているという話だけど

れいちゃんはねえ

セツコは帰国子女枠で東大入学。卒業後はホンダギケンに就職したものの、長続きせずに退職している。

何でこうも我が家の娘たちは打たれ弱いのか。

ちょっと叱責されただけですぐに「こんな職場は私に合わない」といって辞める。

マサコも自分が後ろ盾にならなかったら1年も持たなかったに違いないのだ。

セツコは結果的にまた東大に入り直し、さらにハーバードに学士入学しているが、東大の方が続かなかった。

翻訳家になりたいだの、何だのと夢のような事をいいながらも学生生活を続けている。

レイコも似たような経緯で国連高等弁務官事務所で働いているだけましか。

皇太子妃の妹達ならさぞや降るように縁談が来るかと思いきや、ほとんどない。

アメリカの財閥系からの話を進めてみようと思っても、うまくいかない。

いくら「皇太子妃の家族」とっても王室を持たない国には通用しないのかもしれない。

 

マサコが妊娠しない事に加え、レイコやセツコが手駒にならない歯がゆさ。進退の危うさが

ヒサシを焦らせていた。

外務省につてをたどってみるか。東宮職に外務省の手下を数人入れて、マサコの要求が通るように

なればこんな電話で起こされる事もないかもしれない。

そしてもっとも牽制しなければならないのはアキシノノミヤ家だ。

すでに女子2人をもうけて、3人目だって夢ではない。しかし、これ以上あの家に子供を産ませてはならない。

アキシノノミヤはただのやんちゃな親王だと思っていたが、なかなかの策士らしい。

成年と同時にあれやこれやの名誉総裁を引き受けて国民からの人気も高いらしい。

妃は学者の家だが、学習院という後ろ盾がある。

ほおっておけば脅威になるかもしれない。

そんな夫婦が子供を次々作ったら・・・・・

 

「わかった

ヒサシはゆっくり言った。

「マサコの援護射撃は任せておけ。それよりセツコとレイコに早くいい相手をみつけろ」

手はすでに考えた。

宮内庁を崩すには東宮職から。まず東宮職に子飼いを入れる。それから本家の宮内庁に

誰を入れるか・・・・

オオトリ会に相談するか

アキシノノミヤ家に出産の制限をかける。それだけではだめだ。必要なら宮家を抹殺することも

視野に入れなくては。その為にはマスコミを使う。

フクダさんに連絡しないとな。マスコミを買収するのには金がもっといる。機密費だけでは賄えないかも」

ヒサシの呟きをユミコは本気で聞いていなかった。

まあちゃん、結婚前はこんなに私にべたべたしなかったのよ。泣きわめく事もなかったし。

なのに結婚してからどんどん子供に返っていくみたい。まるで後追いしているみたいに電話をしてくるし

泣くし。小さい頃あれもしてくれなかったとかこれもしてくれなかったとか、大昔の事をぐずぐず言うし。

皇太子殿下とうまくいってないのかしら。子供が出来たら変わるかしらね」

ユミコは不安そうにつぶやく。

この結婚、よかったのかしら?今まであなたが決めた事に逆らった事はなかったけど、今度ばかりは

不安だわ」

・・・・・」

あの子、太ったんですって。何でも大膳の食事がまずくてお菓子ばかり食べているらしいの。

昔からストレス太りする子でしょう?大膳って味付けが薄いからおいしくないのね。皇太子妃なのに

自分の家で食べるものの味も決められないなんてかわいそう。

ホテルのレストランでも中華料理でも好きなだけ外食してストレス発散出来ればいいんでしょうけど

警備の問題とか色々あってなかなかままならないわ。本当に不自由で可哀想」

食べ物なんかどうでもいいじゃないか・・・といいかけてヒサシはやめた。

あまりに低次元の話に聞こえたのだ。

とにかく早急に何とかしなくては、安眠できない。何で30過ぎても手がかかるんだ?あの娘は・・・とヒサシは

大きくため息をついて布団をかぶった。

 

一方、アキシノノミヤ家では予想もつかない波風が立とうとしていた。

結婚して以来、宮もキコも公務と子育てと学業の3本柱の両立に心を砕いてきた。

特にキコは宮家の台所を預かる身として、決して多くない皇族費をやりくりしながら子供達を育て

宮の健康に気を配り、使用人の差配も怠る事はなかった。

それでもマコやカコがいて宮との生活は幸せだったといえるだろう。

けれど・・・宮家には男子がいない。このままではアキシノノミヤ家は断絶してしまう。

キコとしては皇位継承は皇太子夫妻が担うと思っている。

大変な重責ではあるが、それは妃として仕方がないと思っている。

子供を産む事は苦痛ではない。むしろ喜びだ。

自分はまだ20代だし、産める限りは産みたい。その結果内親王だけだったら・・・・

その時は相応の責めを受けなくてはならないと思っていた。

しかし、皇太子妃が「私の回りにそんな事をいう人は一人もいません」と叫んだ時、その時に

皇后が皇太子妃を庇った時、キコの中の不信感が芽を出してしまった。

キコだって結婚した時から「子供はまだ?」と言われ続けた。

それだけではない。カコを妊娠した時は「なぜ皇太子妃より先に?」と責められた。

産んでも産まなくても責められる立場に何度心の中で涙を流したろうか。

なのに、今度は東宮職から「しばらくお控え下さい」と言われるとは。

「もし3番目のお子様が親王だった場合、東宮家に生まれるお子様より年上の皇位継承権保持者では

困るのです。マサコ様が非常に傷つかれるのです。何、あと1年か2年の事ですよ。

そしたら何人でも御産み下さい」

両陛下もご存じなのですか

両陛下から直接伺った事はありませんが。心配しておられます

その心配というのはどういう意味なのだろうか。アキシノノミヤ家にこれ以上子供が生まれて

マサコ妃が傷つくのを心配しているのか、それともねたまれたりする事を心配しているのか。

話は聞いておく」

宮は言った。

宮家の出産事情にまで首を突っ込むとは、意外に暇なのか?東宮職は」

冗談めかして言った宮の目は笑っていなかった。 

 

私、納得がいきません。なぜ東宮職はそんな事を言わなくてはならないの?そしてなぜ

私達はそれを受けなくちゃいけないのですか?」

うちも子供が二人いるし、しばらくはいらないだろう?余計な話ではあるが、殊更に波風を立てても

しょうがないじゃないか」

波風って・・・ひとごとみたいじゃありませんか?」

そういうわけじゃない。ただ、カコを身ごもった時にあれこれ言われたろう。しばらくそういう煩わしい事は

なければそれにこしたことはない。皇太子夫妻に子供が出来るまで」

「産むとか産まないとか、人に決められるのですか?私達の意思はどうなるのですか?」

だって、あんなヒステリーを起こされたんじゃ」

泣いてすむなら私だって泣きますよ」

キコは叫んだ。回りはびっくりして仕事の手を止める。

私は結婚してからずっと宮様の妃として皇族としてふさわしい生き方をしようと努力してまいりました。

皇后陛下をお手本に、つたないながらも頑張って来たつもりです。筆頭宮家として年上の宮妃方の

上に連なるのは大変でした。でも・・・私は宮様と結婚したのだから。宮様を大事に思うから

努力もしてきたのです。結婚して5年です。そろそろおお認め頂いてもいいのでは」

認めてる。キコはよくやっていると思うよ

いいえ。そうではないのです」

何が?」

皇后陛下は・・・・」

え?」

キコはそこで言葉を切った。口にするのも恐ろしい考え。これを言ってしまったらお互い終わりだと思った。

皇后が皇太子妃を庇う理由。それは・・・・少なくとも皇后は皇太子妃にシンパシーを感じている。

自分が入内した時にはなかった妃への「遠慮」が物語っている。

皇后陛下は・・・」

突然、カコが泣き出した。母のいつになく強い口調にびっくりしたのかもしれない。

一緒に遊んでいたマコも泣き出す。

侍女が慌てて二人をなだめる。

ああ!もう!うるさい!少し黙らせてくれ!」

ついに宮は怒って怒鳴った。その怒鳴り声に余計に子供たちの声が大きくなる。

黙らせてって・・・あなたが怒鳴るから」

先に怒鳴ったのはそっちだろう?もうわけがわからない。暫くこっちに連れてくるな!」

子供達は遠ざけられた・・・といっても、小さな宮邸の事。声は丸聞こえだが。

そもそもこんな職員用宿舎を宮邸として与えられた事からして、キコは歓迎されていないような気になる。

いくら先帝の喪中だったとはいえ、まるで罰みたいに小さな宮邸だ。

地味な生活をしてきたキコだから、その点を不満に思った事はなかった。

宮の、研究に没頭すると新婚でも部屋に引きこもり、妻を一人ぼっちにする事も、嫁姑関係になると

途端に鈍感になる事も、全て自分の中で処理してきた事だ。

でも、自分だって宮妃として5年のキャリアがあると思っている。

それを何で今になって、東宮職から産児制限をされなくてはならないのか?

みるみるうちにキコの目に涙があふれた。さすがに宮はどきっとしたが、今さら謝るのが嫌なのか

来客用のタバコケースの中から1本取り出そうとした。それをキコはパチンと手でさえぎって

タバコはダメですと申し上げています。どうしてそれくらい聞いて下さらないの?」

本当にいちいちうるさいな。もういい」

宮はさっさと部屋を出て行ってしまった。

残されたキコは大粒の涙を流し、しゃくりあげてしまった。

オールウェイズスマイル」

父の言葉が耳に囁く。でもそんな事、無理だった。

東宮職を怒鳴り飛ばしてくれたらよかったのに。そしたらすっきりしたのに・・・・

キコは自分の存在意義が何だかわからなくなっていた。

そしてそれは宮も同じだったのだ。

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サキ

2013-02-27 08:00:34 | ドラマ・ワイドショー

 菊之助君のご結婚、おめでとうございます。

久しぶりに正統派の結婚って感じですね。花嫁さんが「綺麗です」って旦那様に言われてうつむいて

しまうのも、奥ゆかしいというか(奥ゆかしいなんて死語かも)

新歌舞伎座のオープンにあわせて、明るい話題があってよかったですね。

 

 サキ 

少しずつサキの過去が明らかに。

でもまだよくわからない。

サキはお母さんに会った・・・会おうとしたけど殺された。運ばれた病院が多分理事長の病院で

優先されたのは息子の脳震盪?

って事は、理事長夫婦を自殺に追い込もうとしているわけ?

じゃあ、お母さんを殺した犯人は誰なんだろう・・・・・

 

それにしても、理事長の息子もなんだかなあ。

恋人でもないし、友達といえるかどうかわからないサキを何度も食事に呼んで

家に泊めちゃうなんて

泊まってしまうサキも図々しいというか。

雨が降って来たなら傘を借りればいいだけの話じゃないの?

単純に「お泊り」できちゃう話が何ともね。

そのおかげで、奥様まですっかりサキのとりこ。

ラストシーン、理事長の「彼女はやめとけ」に異常反応した奥様

そこまで・・・・「私の心を理解してくれる唯一の人」って感じですか?

 

隼人はサキの過去を探りに出かけ・・・

サキの育った事情って、絵に描いたような不幸な生い立ちなんだけど

育ての母から虐待されるって 何で里子に出たの?

いやいや、ここで同情してはいけないと思いつつ。

牛肉はあと2枚なのよーー

 

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ジェネレーション天国

2013-02-26 16:28:19 | ドラマ・ワイドショー

 山田まりあさん、ご出産おめでとうございます。普通ならそれで終わるんだけど

お子さんの名前が「崇徳」君では・・・・ちょっと一言言わせていただきたい。

お子さんの誕生は目出度いし、どなたのお子でも心からお祝いしたい。

余計な事は耳に入れるべきではない・・・かもしれないけど・・・・そんな目出度い事ゆえに

誰かご進言する人はいなかったのかと。

あのね・・・「崇徳」って、怨霊になった天皇の名前なんですよ。

「平清盛」見てないの?あれに崇徳天皇って出てきたでしょう?

皇位継承のあれやこれやでラストはほぼ憤死。「一生祟ってやる!」と宣言して死んじゃった天皇。

それからそのたたりはものすごくて、今でもその魂を鎮める為に勅使が派遣される程。

そんな名前を息子につけるって 「崇徳」むねのり君って言うんだよね。「宗徳」じゃダメだったの?

「祟」をつけた方がかっこいいって?

かの竹田恒泰氏が崇徳天皇の本を書いている時、パソコンが3台壊れたという話もあるんです。

迷信といってしまえばおしまいだけど、不思議な事ってやっぱり今もある。

去年の染五郎の怪我以来、歌舞伎界の大御所が次々亡くなっている事だって「歌舞伎座のたたり」と

言われているのだし・・・絶対に違うって言えないじゃない?

何とか文字を変えようよ・・・・・

 

 ジェネレーション天国 

今回のテーマは「遊び」

バナナ世代 → マイカーで彼女を連れて海へ行き、ギターを奏でて加山雄三を気取る。

           ボーリングにダンスパーティ、絨毯パブ。

キウイ世代 → 左ハンドルで彼女を連れてクルーザーの上でパーティ、競馬にジュリアナ。

          サーフィンやって、苗場でスキー

マンゴー世代 → ランニングで合コン、一人カラオケ、ゲーセンでダンス、ミニスケボー

 奇しくも中尾彬がマンゴー世代に向かって「君達、人間同士の触れ合いはないの?」って

  聞いていたけど、マンゴー世代の遊びってバーチャルすぎるなあと。

  男女交際に関しても、バナナもキウイも「あわよくば・・」って気持ちが見えかくれしてて、その為に

  色々なシチュエーションを整えてきたんのに、マンゴー世代は個人が楽しむ方が優先されてるものね。

 うちは下宿屋をやっていたので、バナナとキウイの境目的な人達が学生だった頃を知っているのですが

  部屋は文庫本だらけで、必ずギターがあって、コーヒーはサイフォンで。着ているのはとっくりセーター

  って感じでした

   マイカーを持てるバナナ世代って一部ですよね? ボーリングも流行っていたけど、実は

  ローラースケートも流行っていたのではないかと。

  大学生はダンスパーティが好き。でも気をつけないと変な団体に捕まるよーって脅されてました。

 私達の世代の「サーフィン」「スキー」はわかるわかるって感じですが、私はスキーは一度しか経験して

  ませんし、他の遊びは一切知らないの。とうとうジュリアナにも行かなかったし

  トゥインクルレースも行きたかったなあ。 なんせ共稼ぎで貧乏でバブルの恩恵を受けていないので。

  車も左ハンドルなんて全然・・・っていうか、ソアラを持つのが夢だったんじゃなかった?

  マンゴー世代はアッシーと滅私―という言葉に「何それ?」的な反応を示していたけど、あの当時の

  男子はよく奢ってくれたし、送ってくれたし、親切だったよねーー

 今はワリカンが普通で、カラオケも持ち込み可の場所で延々と歌い続けて安くすませる。

  いい意味でのお金の使い方がわからない世代のマンゴーって可哀想と思います。

  でも一番いい思いをしたのはバナナ世代じゃない?これぞ青春!って感じで。

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ベルサイユのばら  2

2013-02-25 07:58:14 | 宝塚コラム

 出演者について

 

龍真咲・・・アンドレ。

明日海りお・・・オスカル。

この二人は「ふたご座のカストルとポルックス」のようによく似ています。

 早口でセリフをかむ

 変なイントネーション

 演技が過剰もしくは棒

 ダンスが下手

どっちがどっちを演じても大差ないんでしょうねえ・・・・という感じです。

(「ひそかにお慕いしている」というセリフが言えないの?)

龍の目が見えない事を表現する演技は背筋が寒くなって笑いをこらえるのが大変だったし、明日海の

急に女声になってアンドレに甘えるシーンはぞぞっとするし。

二人とも表情が似通っていて個性がなく・・・多分役替わりのせいなんでしょうね。悪いのは歌劇団でしょう。

二人ともトップスター及び次期トップとして、非常にまずいものを抱えているような気がします。

下級生への影響が心配

愛希れいか・・・ロザリー。

         アントワネットを演じてなぜダメだったかわかりません。非常に綺麗だし演じる力は

         あるんじゃないかと。トップの娘役がこの扱いでは他の娘役が全部カスを与えられるのも

         無理はない。歌劇団の男尊女卑も大概にしろよーーと。

美弥るりか・・・ベルナール。

        現在の月組で唯一コスチュームプレイになれている。なのでしぐさの美しい事といったら!

        おまけにロザリーに優しくて、包容力があって。セリフ回しも完璧だし。背丈がないのが残念。

星条海斗・・・・アラン。「ベル衛」主役か?って感じで、もっともきちんとやってた人ですね。だけど、星条が

        きっちり昭和的に演じれば演じる程、周囲から浮いてしまう 相手が美弥ならよかったのかも。

花瀬みずか・・・・ジャルジェ夫人。本当に美しくて。エトワールの歌声は忘れませんし、愛希に匹敵する

          真ピンクの衣装を堂々と着こなしている姿は「影のトップ娘役」って感じでした。

          月組から美しい人がいなくなるのは残念です。幸せになって下さい。

紫門ゆりや・・・・フェルゼン。

          かつらや衣装はもっとも似合っていたと思いますが、どこか現代的な印象が。演技には間違いが

          なかったと思うのですが、いかんせん背丈が。オスカルの方が高いのでは困りますね。

慬花ゆりの・・・マロン・グラッセ。安定した演技でした。

花陽みら・・・ル・ルー。可愛らしかったです。

 

他には組長のブイエ将軍と汝鳥さんのジャルジェ将軍が秀逸。どちらも「女のくせに」というセリフを

何度も口にするのに、それほど不愉快に思いませんでした。

衛兵隊では鳳月杏が一番目立っていたように思います。ガタイがいいというか、すっきりした顔立ちが

目立つというか。まだ新人公演中ですよね?もう少し大人っぽさを身に着けると正当な二枚目に

なりそうです。

 

 

 

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ベルサイユのばら   1

2013-02-25 07:57:43 | 宝塚コラム

 昨日、月組の「ベルサイユのばら」を見てきました

明日海りおオスカル、龍真咲アンドレ。

幸か不幸か私、龍がトップになって一度も主役の舞台を見てないんだわーー

一応、階段降りは彼女が最後だけど・・・・毎回微妙な気持ちになるよね。

 晴華みどりちゃんご観劇。私より背が低い?すごくきれい

 

 ベルサイユのばら 

 

 アンケートをとるべき

ベルばら」は宝塚の忠臣蔵である」と言われます。

でもその「忠臣蔵」というタイトルを聞いた時の若者の反応は「お酒の名前ですか」というんだとか。

(歌舞伎ファンの嘆き)

いわんや「ベルサイユのばら」おや。

フジの「ジェネレーション天国」をみてつくづく思うのは、バナナ世代とキウイ世代はどこか繋がっているし

意識も共通している。でもマンゴー世代は全く断絶しているという事

価値観だけじゃなくて、見てきたもの、聞いてきたもの、知っている事が違う。要するに「知らない世代」です。

それはマンゴー世代の親世代である私達が教育を怠ってきたからに他ならないでしょう。

私達には「世界名作劇場」があり、ジャンル多様な漫画雑誌に囲まれて育ちました。

「ベルサイユのばら」でフランス革命を知り、勉強し・・「あさきゆめみし」で源氏物語に触れ・・・・

要するに「知っている」わけです

「ルパン三世」も何で三世なのか、金田一少年も何で「じっちゃんの名」なのか・・・作者は大元になっている

作品をみんなが知っているという前提でタイトルを打ち、物語を書いているのです。

 

当然「ベルサイユのばら」も初演当時から、観客が原作を読んでいる事を前提として脚本が書かれています。

40代以上のヅカファンなら100%読んでいるし、セリフの一つ一つがしっかりと頭に刻み込まれ

つじつまの合わないシーンも脳内で原作を開いてしのげます。

では、30代前半から20代、10代はどうなんでしょうか?

「ベルサイユのばらを見に行くんだから、読んでおきなさい」とお母さんに言われても早々読むもんじゃないです。

私達世代では信じられないけど、「ベルサイユのばら」全10巻は、今時の人達にとっては「古典」のごとく

話が難しくて長い。意味を理解する事が大変だ・・・という事実があります。

初演版はともかく、再演されればされる程、「原作を読んでいないとわけがわからない」展開になっている

この舞台。

今回の演出は鈴木圭。

彼は、前回の脚本をもとに、場面場面のつじつま合わせの為に、説明セリフを大幅に増やしました。

そりゃあもう植田先生の有名な「説明セリフ」どころの話じゃなく、橋田壽賀子並のセリフの量になってます。

そもそもアンドレが最初から目を悪くしているという前提で、その説明をオスカルが「ベルナールが傷つけた」

と説明させるわけですね。

何でどうしてベルナールが?という説明は一切なし。その後の場面ではベルナールが「オスカルは恩人だ」というので

すが、そこの説明はなし

ル・ルーなんて、原作の外伝を読まないと「誰だ?」って話でしょう?

(「ベルばら」本筋は9巻で終了してるし)

その彼女を説明するのに「お前がオスカルの姉上のオルタンス様の娘でなかったら」というセリフを言わせる。

こうなると、おばさまたちはわかっても、若い人には理解不能な作品で。

それを「名作」だからと上演されて、わけわからなくてもいいから、とにかく「ベルばら」の雰囲気を楽しめと

言われても・・・・・名作の晩節を汚しまくりなんですが。

 

だから、事前にアンケートをとるべき。年代別に。

・ あなたは「ベルサイユのばら」を読んだ事がありますか?

・ あなたは「ベルサイユのばら」の中のセリフを全部覚えていますか?

・ あなたは「ベルサイユのばら」の登場人物関係を全部わかっていますか?

って。ストレートプレイのカンパニーみたいに、「知っているから見る」というのではなく

「知らないけどみないといけないからみる」のが宝塚であれば・・・・・

やっぱりそこらへんはねえ。

 

 

 タイトル替えたら?

緞帳のピンクキラキラとオープニングのまっピンクきらきらシーンは素敵でした

年甲斐もなくわくわく。やっぱり私はそういうの、好きかもーーって。

でも、「ベルばら」らしかったのはそこまで。

子供時代のオスカルとアンドレシーンを抜いたらほとんど衛兵隊の場面ばかりで。

ゆえにタイトルを変えたら?って思いました。

ズバリ 「ベルサイユの衛兵隊」

だってー気が付けば衛兵隊のシーンばかり。印象に残る事といったら

 衛兵隊士には3食給食があるのに全員栄養失調

 ブイエ将軍のオスカルいじめ

これだけ

原作を誇張しすぎ。(原作ではディアンヌが持ち帰っていたんですよね?)

その時のオスカルはただ何もしてやれないと無力感にさいなまれるのです。貴族であるゆえにそれが限界。

でもこちらのオスカルは「私の責任」と謝っちゃう これは脚本家の思想なのかもしれないけど、18世紀には

ありえない思想です。

そういう風に謝る事で、さらに「上から目線」を助長している事に気が付かないかしら?

そうなると「衛兵は貧乏ならオスカルもあんな軍服着ているのは変じゃない?」ってな話になって。

 

「ベルサイユのばら」におけるオスカルの役割というのは、アントワネットに代表される貴族社会と

衛兵隊やロザリーに代表される平民社会の「繋ぎ」なんですよね。

伝統的なフランスの貴族社会に属していながら、アンドレという平民を愛し、衛兵隊に属する。

一方でアントワネットの王族ならではの苦悩もわかるし、国王や王妃を敬愛している。

本人は立派な貴族で、だけどロベスピエールの思想に惹かれていく罪悪感も持っている・・っていう。

でも自分に正直にしか生きられないから、家族や階級と対立してしまう。

今時ありえない程馬鹿正直で直情的。考えすぎでうつ気質。常に生きづらさを抱えている人。

アンドレはその点、「オスカルを守る」というスタンスにブレがないので、安定感がありますよね。

オスカルの欠点を補うのがアンドレの役割。

なのに、再演される度に思う事は、このオスカルとアンドレの対比が見事に消えちゃってることです。

 

 鈴木圭の思想

彼は自分が演出するにあたって、多分原作を読み、それから既存の脚本を読み、間にある矛盾点を

整合させる為に「説明」を多くするという手法をとりました。

さらにオリジナル性を出そうとしたのか、衛兵隊のシーンが多かったですね。

それが一見斬新に見えるかもしれないけど、間違っているのです。

なぜなら「ベルサイユのばら」はオスカルとアンドレ、アントワネットとフェルゼンの「叶わぬ恋」を

描く物語ですから、平民の貧困にあまりにも心を痛めるオスカルなんか見たくないんですよね。

さらに、オスカルは生まれつき軍人です。

「戦う」「戦争」という言葉をマイナス評価はしていません

ル・ルーが「戦争っておろかな戦いをする事でしょう?そんな所にお姉ちゃまが行くの?」

とかばあやが

「こんな事をさせる為にお育てしたのではない」などというわけがないのです。

憲法9条を守る平和主義に毒された鈴木圭ならではの日本人的な思想ですね。

戦争が愚かなら、それを仕事にしている軍人はなんだ?って話になるものね。

フェルゼンだって、オスカルが衛兵隊にいる事を知っているなら「王妃様を守って欲しい」なんて

いうはずがない。近衛兵と衛兵の根本的な違いをわかっていないのか?って話。

ロザリーが「あなたがたはお子さんがいるから・・・」と子供を守る為に戦闘に参加するなというシーンが

ありますが、これもまた平和ボケした日本的思想で、「レ・ミゼ」のガブローシュを見れば

当時の「子供」がどのように扱われていたか、よくわかるというものでしょう。

池田理代子のすごさは、物語を貫く思想に関して決して日本人ぽさを出していないという事です。

たとえウーマンリブ時代に誕生した女性の象徴がオスカルだったとしても、ジェンダーフリーではない。

そういう所が世界中で読まれている、本家フランスに認められている所以なんでしょう。

ああそれと。

ジャルジェ夫人が「オスカルが死んだらジャルジェ家は断絶です」というのも、ちょっと違うんじゃないかと。

オスカルが軍人を続ければジャルジェ家はオルタンスや他のお姉さまから養子をとらないといけないわけで

オスカルが死んでも生きてもそのあたりは同じ。

このジャルジェ夫人の言葉はオスカルが結婚して子供を産むという前提で発せられたセリフだと思いますが

ジャルジェ夫人はそこまで考えていないんじゃないかと。

まして、戦いに出なくてもアンドレとの身分違いの恋という問題が立ちはだかっているので、容易にジャルジェ家

云々は言えないと思います。

 

 植田先生の呪縛

さて、若い鈴木圭としては、色々自分らしさを盛り込みたいと思いつつ、それはあくまで1幕目の

ブイエ将軍のオスカルいじめあたりまでの話。

あの1幕の切り方もあまりにへんてこで、到底認められないと思うけど、2幕に入ったらほとんど

脚本に手をいれられず、そのまんまの形で・・・・ガラスの馬車が宙を飛んだ!という話に。

 

大御所、植田先生の脚本に手をつける事は許されなかったという事ですね。

でも、昭和の花組版はここまでストーリーが破たんしていなかったですよ。

非常にまとまりがあったし、長谷川一夫演出は見事でした。いつも長谷川演出と言うと

「今宵一夜」の型芝居ばかり取り上げられるけど、一番の功績は、バスティーユの橋で。

今よりもずっと高い橋の上にアンドレが乗ってて死ぬ時はその橋が盆で回って中央に来るという・・

非常にドラマチックな演出だったんですよね。

あの橋があったからその後のダンスが生きるというか。

オープニングの華やかさも昭和版が一番です。

再演すればするほどに劣化していくのは、植田先生がその時々のトップに合わせて脚本を書き換え

整合性のないものにしてしまっているから。

大衆芝居というのは「見せ場」オンリーの芝居です。

例えば昭和版でいえば「マリーアントワネットはフランスの女王ですから」という1幕ラストのシーンが

一番の見せ場。次にポリニャック夫人の「文句があるならベルサイユにいらっしゃい」が来て、黒い騎士のシーンや

ベルサイユ庭園でのアンドレの一人語りがあったり、「今宵一夜」があったりと、

それぞれの見せ場があるので、ストーリーなんかどうでもいい域に達していたのかもしれません。

それらは植田先生の功績というより長谷川演出の功績だったんだなあと思います。

ところが長谷川一夫が亡くなってしまい、「ベルサイユのばら」は完全に植田先生のものになった。

こうなったら元々は自分が書いた脚本だし、やりたい放題になりますよね。

平成版になると、見せ場などおかまいなしのツギハギだらけの作品になっていきます。

橋も動かなくなり、ポリニャク夫人もロザリーもどんどん役が低くなり、やがて消え・・・・

その代わりどうでもいいような子供時代が入ってくる。

植田先生が直接演出しなくなるとその傾向はよけいに強くなり、今や「手を加えるわけにはいかない作品」

「恐れ多すぎてひれふす脚本」になっちゃった

でも、シェイクスピアの作品だって、今はそのまま上演は出来ないし。

時代に合わせて原作をチョイスし、新しく作っていくことも重要なのではないかと思います。

残念ながら植田先生が御隠れになるまで、それは出来ないんでしょうけどね。

 

今回のように「ベルサイユの衛兵隊」になってしまった背景には、そこしか手をつけるわけには

いかなかった鈴木圭の苦しい胸の内があるような気がします。

鈴木らしさが出たキャラとして星条海斗が演じたアランがいます。

アランは今風の言葉を使い、鈴木風「ベル衛」の象徴的な存在でです。

アランがアンドレの目の事を仲間に知らせ、最後は訓練を始めるというシーンは、共感できない

この作品の中で唯一泣けたシーンだったと言えます。

それだけに仰々しいオスカルたちの言葉遣いとアランの現代的な言葉遣いが変にまざりあって

違和感があった事も事実。

ここまでが限界でしたね。

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夜行観覧車・泣くなはらちゃん・カラマーゾフの兄弟

2013-02-24 10:04:56 | ドラマ・ワイドショー

 うちの旦那様の定期入れには、私が19歳の時に撮った証明写真が入ってます。

無論白黒。これがまた写真館で撮った証明写真なのでかなり出来がいい・・・と自負。

で、これをみたヨンジュナが「ママ、昔と全然変わってないね」って言ったのです

もうねーー お世辞ってわかってても嬉しい。これって「夜行観覧車」の小島さん状態か?

そして彼はそっと私に耳打ち「今も綺麗だよ」って。

にやにや、にこにこそれだけで機嫌をよくしている私に、旦那は不審な顔。

だってねーーいくつになってもねーー褒められるってねーーいいよねーー

 

 昨日、姫ちゃんはヨンジュナを連れてディズニーランドへ。

さぞや大変だったでしょうね。ヨンジュナはわがままだしすぐに「疲れた」「のど乾いた」「お腹すいた」と

うるさいし、アトラクションも怖がって乗りたがらないってのもあるし、そもそもお金がねえ。

でも帰って来た時のヨンジュナ君は「カリブの海賊」のバンダナをしてミッキーの手袋して

ドナルドのポップコーンを首から下げておりました。

全身「ディズニーランドへ行って来ましたっ」といういでたちに笑ってしまったんですが。

姉と弟二人でそういう場所へ行く日が来るとは・・・・感慨深いものがありますわ。

 

 夜行観覧車 

今回は間延びしているというか、やたら思わせぶりな展開で、あまり面白くなかったです。

しょっぱな、ヨシユキの彼女がわあわあ関西弁でまくしたてているのを聞いて

「あほか」と思ってしまい。

だって「家族よりうちを大切にするべきやろ」って違うでしょ。犯罪者の家族じゃなくて

被害者家族だよ

いくらぎゃあぎゃあ言ってもらちがあかないとみるや「もうおわりだね」ってさも、自分が振ったような

言い方。別れて正解と思うけど、仕返ししないで終わる日本のドラマ作りにむかっ

この関西弁女。一度ぎゃふんと言わせたい。

 

遠藤パパが持ってたちまみれのタオルは純子さんがくれたものなの?

このパパもやたら思わせぶりだけど、結果的に何でもなかったら笑っちゃうよ。

高橋克典刑事は「心が弱ってるとき頼りたがる奴って必ずいる」と言ってたけど、それが遠藤ママなのね。

自分も助けられてきたんでしょう?

なのに、あの言い草 心の中では憎んでいる?

 

原作ではもうちょっと頼りがいがあるかなと思った長男・・・・あまりにめそめそしてて引いた・・・・・

そもそも関西弁女に色々言われてもひっぱたく事すらできず、まともに言い返せもせず、

妹が一人で頑張ってるっていうのに、何もできず。

こんなお兄ちゃん、いなくていいや

 

そして小島さんの壊れっぷりが半端じゃなくなってきたなあと。

ビーズ織のお取り巻きが言ってたけど「ご主人は?」

一度も見てないけど・・・・もしかして別居しているとか?単身赴任って誤魔化してるけど?

それとも実は小島さんが?

あのビーズ織って道具だけで万単位かかるのね 習うと10万単位。

非常にお金がかかる手芸なんですわ。庶民の私には無理だってよくわかりました。

 

 泣くなはらちゃん 

 

漫画の主人公と、それを作り出した人の恋愛物語と思っていたら、はらちゃんが結婚を申し込むシーンで

お母さんが小難しい生と死の話をして、これが現実と非現実の話だという事が如実にわかる。

人間は誰でも生まれた時は赤ちゃんで成長して老いて死ぬ存在。

漫画の中で永遠に歳をとらないはらちゃんにはわからないけど。

そのはらちゃん達が死ぬ・・・というのはすなわち

漫画を描かなくなること

そしてノートはトラックの上に。

あまりに切ない展開にぞぞっ。泣けるドラマだとは思うけど私は

見てて苦しい。

だってはらちゃんはあまりに純粋で優しくていい人だから。

結婚は両想いの男女が一緒になって幸せになる事です。僕は越前さんと結婚して幸せにします」

これが結婚の本来の目的ですね。

そんな当たり前の事を当たり前に言われて「へえーーそーかあ」と思ってしまう我々人間。

そんな風に言われた越前さんも幸せ。

でも、そんな越前さんが幸せゆえに「自我」をとり戻し、仕事にも意欲的になり、漫画を描く事に

頼らないで生きていけるようになったら・・・・・

何だか本当に切ないし苦しいし。こんなの小学生がみたってわかるわけないドラマです。

 

何気にマキヒロ君の笑顔にはまってしまいました

韓流スター系の純粋笑顔。

おばさま達のハートをつかんだのでは?

 

 カラマーゾフの兄弟 

 

小栗さんを階段から落としたのは満。

彼はお父さんに「クルミを解放して」と下手に出てお願いに上がったのです。

原作ではミーチャが完璧に殺意を持って父親の元へ行っている感じですが

こっちは偶然の産物で小栗を突き落したようになってます。

じゃあ、お父さんを殺したのも満なのか?

そこらへんがどうもね。

 

刑事さん・・・・回を追うごとに演技が過剰になってて笑えます。

「もういいのがれはできませんよ」の言い方が・・・爆笑 わざとやってるのかもしれないけど

本当に笑ってしまう。

と思ったら「バカリーズムの兄弟」にまでご出演。今までで一番面白い回です。

ちょっといいですか?警察です。あなたスエトモさんですよね

で、思わずぷっ

陰気なドラマでメリハリをつけようとすると、お父さんとか刑事さんみたいな演技が要求されるのね。きっと。

 

兄弟3人で冷静に話し合っている所に小栗さんが

「心が痛まないんですか?」といいましたが・・・痛む筈ないよねーー

小栗さんにとってはいい旦那様だったのかしら?

 

本当ならこのあと、満はどっかへいく筈?

いよいよ裁判シーンが始まる筈?

 

 

 

 

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皇太子殿下  53歳に 4

2013-02-23 09:48:08 | 皇室報道

 公務代行に関して陛下からねぎらいの言葉があったというが、具体的にはどんな?

  また象徴天皇について直接陛下とどのような話をされているか

陛下からは,具体的には,臨時代行のお仕事本当にご苦労様でしたというような非常に

温かいお言葉を頂戴いたしました。

もちろん私は臨時代行を務めた後は,必ず陛下の所に伺って,臨時代行としてどのようなことを私が行ったかといった

個々のことをご報告申し上げておりますので,それに対して,いろいろご質問もあったりしましたけれども,

その後で本当にいろいろご苦労でしたということをおっしゃっていただいて,

本当に私自身も大変うれしく思いました。

また,陛下の所でのいろいろな話合いについては,発表事項では特にないので,

細かいことは申し上げるつもりはありませんけれども,私,それから秋篠宮が折に触れて,陛下の所で,

陛下のご意見を伺ったり,あるいはいろいろな意見交換をするということは,

非常に私自身も大切なことだと思いますし,私自身も大変有意義な一時を過ごさせていただいております。

最後の質問については,陛下と折に触れてご質問の象徴天皇の在り方について,

具体的にどういうことを話しているかは申し上げられませんけれども,陛下ご自身がいろいろ思われていること,

あるいは体験されてきたことなどをお話しくださるので,私としても本当にいろいろと参考にさせていただいておりますし,

大変有り難いことだと思っております。

 「臨時代行ご苦労様」くらいは誰でもいうと思いますが・・・・・・ 自慢するような感じに言うのは多分

  「臨時代行できるのは自分だけ」というおごりがあるからでしょう。

  皇太子は「皇太子であること」をアピールしたのだと思います。

 この文章が急にめちゃくちゃになっている。主語と述語が曖昧になっているし、「本当に」が多くなっていたり

  これがアドリブであれば、皇太子が答えに窮しているように見えるのですが、作られた文章だとすると

  あまりに幼稚すぎる印象。雅子妃の文書とよく似ています。

 象徴天皇の在り方についてなぜ、具体的に言えないのかわかりません。

  皇太子としては、次世代が「悠仁親王」である事を認めたくないのかもしれませんね。

 

 来月のアメリカでの基調講演で発したいメッセージ

少し先ほどもお話ししましたが,一昨年の3月11日の東日本大震災で非常に大きな被害を受けたように,

日本は度々水災害の被害に遭ってきて,そういった経験は今までいろいろと蓄積されていると思っています。

そういったことが昔の古い記録,それから文書(もんじょ)などをひもといてみると,

その中にいろいろと書かれておりまして,被害状況がどうだったかとか,当時の人々がそれにどういうふうに

取り組んだかということも細かく見ていくといろいろなことが書かれております。

そういったことは,もちろん今後の復興についても参考になると思いますし,

世界でも似たような水災害などがあった場合に,何らかのヒントになるのではないかと思います。

私としてはそういったいろいろな日本の過去の経験を今回国連の場でお話しして,そして世界の多くの方々の

参考にしていただければと,そういうふうな思いでおります。

 ・・・・・ 去年も洪水などが多かったし、今年は雪の被害もある。でも一度も視察しないで

  よくそのような事が

 

 雅子妃に関してセカンドオピニオンは?

私としましては,今まで見ておりますと,東宮職医師団が大変に良くやってきていただいていますし,

その治療を私も非常に深く多としておりますので,今のところセカンドオピニオンという考え方は

特にございません。

 要するに雅子妃の希望を全部受け入れてくれる東宮職医師団が都合がいい。

  本人もセカンドオピニオンなどして、病気でない事がばれたら嫌だと・・・そういう事ですね。

  10年たっても治らない病気にセカンドオピニオンを求めないという皇太子。冷たいのか何なのか?

  すでに妻がどんな病気かを理解してすらいないのでは?

 

 皇太子は国民の中に自分達に対する反感がある事を知っていながら「時間稼ぎ」をしているのだと

 思います。誰の入れ知恵なのか、あるいは本人がそこまでずるがしこくなったのかはわかりませんが。

皇室典範の改正・・・皇太弟の規定や旧皇族復帰などが全く検討されず、マスコミも意味のない上げ報道

ばかりするのは、過去における「右翼」団体の暴力的な活動が尾を引いているのかなと

現代においては左翼の方がよっぽど危険で怖いと思うけど、政治家さん達の頭の中では

「カミソリを送られたり、爆弾をしかけられたりするよりは無視した方が」と思っているのかもしれませんね。

そうした心理を利用して皇太子はやりたい放題するという事です。

 

 今月の新潮45に載った「皇太子殿下 ご退位なさいませ」

これは非常にショッキングだったと思います。皇太子の誕生日1週間前に出た論文で

書いたのは宗教学者の山折さんという方。表紙に堂々と「退位なさいませ」と書くすごさ。

内容は宗教学の見地や皇室のこれまでの在り方を振り返りつつ

 両陛下は近代家族として機能しつつ、しきたりや伝統を守る「公的な家族」として折り合いをつけてきた。

 皇太子の在り方は「公より私のみを優先する現代の家族の在り方そのもの」

 雅子妃が病気になったのは折り合いがつかなくなったから。

  しかし、国民の側からみると「皇族が近代家族」では困る。ゆえに秋篠宮に譲位し、皇太子一家は京都で

  静かにプライバシー優先の生活をおくればよい。

 近代家族の定義は「夫婦に子供のみの完全核家族」の事で、国や地域が持つ伝統やしきたりよりも

  自分達の家族の利益を優先するという考え方です。

  庶民レベルではこれが当たり前になっていますよね。田舎へいくとまだ地域のしきたりを無視するわけには

  いかない生活が残っていますが。

 山折氏の文章は非常に優しく、思いやりにあふれています。

  本当に皇太子にとっての利益は何かと考えているのです。

  その結果が「退位」なんですね。ウインザー公のように「結婚の為に全てを捨ててフランスへ」

  という生き方もあると教えてくれています。

  53歳の今日、皇太子は「新潮45」を読むべきと思います。

 

 

 

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皇太子殿下 53歳に  3

2013-02-23 09:02:14 | 皇室報道

 愛子内親王について

愛子については,5年生になって,学校の勉強も随分大変になってきましたが,

授業の科目数とともに委員会活動,クラブ活動などの課外活動も増えて,忙しい中にも,

充実した毎日を送っているように思います。

5年生から始めたバスケットボールクラブでは,初めての対外試合で他校を訪れ,

他校の皆さんと試合を行ったり,初等科での試合の場合には,試合後は交流も行ったり,

非常によい経験になっているように思います。

また,この冬休みには,親元を離れて,初めてお友達とスキー合宿に参加するなど,お友達との活動の場も増えてきました。

今回のスキーは愛子にとっては,3年近く前の春休み以来の久しぶりのスキーとなりましたが,

たくさん練習し,少し上達したようで,本人にとっても,自信が付いたことと思います。

 娘の話になると途端に饒舌になる。

  スキーが上達した事を喜ぶなんて・・・何だかおかしい。スキー合宿はホテルを厳重警備させて

  お取り巻きと行ったんですよね 小学生がそんな贅沢な事をしたという意識がないのですね。

 チェロの練習はどうなったのですか?

 これだけ娘について語っているのに、愛子内親王の姿が全く浮かんでこない不思議。

  すべてにおいて「・・・のように思います」という言葉がつくからでしょうか?

  具体的にこういってたとかああいってたとかいうのがないんですよね。

 

何よりも,愛子自身が,自分で考え,行動することができるようになり,頼もしくなったと感じます。

早いもので,春には6年生になりますが,愛子が,新たな知識を習得し,経験を広げながら,健やかに成長していくよう,

雅子と共に見守っていきたいと思います。

 大事な行事になると熱を出す事については?

  ますます親子で学校に顔を出しますよと言っているようで怖いです。

 

天皇皇后両陛下には,私たち3人にお心遣いを頂きながらお見守りいただいておりますことに感謝申し上げます。

両陛下には,お誕生日のお祝いや様々な行事を含め3人でお会いすることがこの1年度々ございましたが,

御所に上がらせていただいた折に,お食事をご一緒したり,両陛下に愛子が静養で集めた貝殻をお見せしたり,

昨年の宮内庁職員文化祭に,皇后陛下が作品を出展される際には折り紙の制作をお手伝いさせていただいたり,

楽しく過ごさせていただいております。

 「お心遣い」とは具体的にどんな意味なのでしょうか?

  「どんな時でも私の味方なんです」の意に聞こえます。

 

秋篠宮家とは,様々な機会にご一緒し,子どもたちで楽しく過ごすことがあります。

愛子は,そうした機会などに,佳子ちゃんや悠仁ちゃんとご一緒し,楽しくお話をしているようです。

国民の皆様に温かく心をお寄せいただいていること,

多くの方々に愛子の成長を支えていただいていることに感謝しております。

 紀子妃が「敬宮様」と呼ぶのに対し、皇太子が「佳子ちゃん、悠仁ちゃん」・・・いくらなんでも

  これはないだろうと思います。

  せめて「佳子内親王、悠仁親王」と呼べないか?「親しみを込めて佳子ちゃん、ゆうちゃんと呼んでいます」

  ならまだしも

  こうなってくると愛子内親王が秋篠宮家をどのように呼んでいるか気になりますね。

 

 天皇陛下の手術後の公務等についての意見は

天皇陛下には,昨年2月のご手術の後,順調にご快復になられていることを大変うれしく思っております。

ここには,天皇陛下のご快復への強いお気持ちと皇后陛下の献身的なご看護がおありになったことと思います。

ご手術に当たり,陛下には,3月11日の東日本大震災1年の式典へのご出席を念頭に置かれて

ご手術の日取りをお考えになられましたが,式典にご出席になることがおできになり,

ご安堵(ど)されたと思います。

また,先生方にはよくご準備をされておられたとのことで,陛下も安心して手術に臨まれ,

関係者の尽力を深く多としておられ,私も感謝したいと思います

 秋篠宮の言葉と比較してみましょう

今年の2月,天皇陛下が心臓の手術を受けられました。まずその手術が無事に終了したということを,

私たちは大変うれしく思いましたが,その後胸水がたまるという問題が出てまいりました。

陛下ご自身も非常に大変であられたと思いますけれども,皇后陛下もさぞ心配されたのではないかと思います。

しかし気候が良くなり,その後回復されて,海外,英国にも行くことができたというのは,

私たちにとりまして大変うれしいことでありました。今回の手術を迅速に決断されたというのは,

やはり私は昨年の東日本大震災以降,日本が大変な状況にある中で,

少しでも良い健康状態で務めを果たしていきたいというお気持ちがあったからではないかと推察しております。

東京大学そして順天堂大学が協力して手術に当たっていただいたわけですけれども,

今回の執刀をされた順天堂大学の天野教授を始め医師の方々に深く感謝をしております」

 なんだろう・・・この印象の違いは。

  皇太子の文章が非常に「他人事」という感じがします。全く心配していない。特に「式典に出られて

安堵されたと思う」の一文は、冷酷すぎて。まずここは「無事に出席されたのを見て嬉しい」となるべきでは?

「私も感謝したい」という言葉も上から目線の嫌な感じがする文章です。

 

私も雅子もご手術のご成功と順調なご快復を心からお祈りしておりました。

臨時代行を務めたことに対して陛下からは温かいおねぎらいのお言葉を頂きました。

陛下のご公務については,陛下ご自身が,昨年のお誕生日の記者会見に際して,

「負担の軽減は,公的行事の場合,公平の原則を踏まえてしなければならないので,

十分に考えてしなくてはいけません。今のところしばらくはこのままでいきたいと考えています。」と述べられています。

このようにお仕事の一つ一つを心から大切にされている陛下のお気持ちを大切にしたいと考えますが,

同時に,陛下のご年齢を考えますとご負担の軽減は必要と思われます。

どのような形でご負担の軽減が可能なのか,ご出席になられる公的行事の数を大きく減らさないとしても,

個々の行事のご負担を少なくする方法を考えるなど,

周りがいろいろと考え,お助けしていくことは必要だと思います。

私も,少しでもお役に立つことがあれば,喜んでお力になりたいと思います。

 陛下の言葉を引き合いにだして言質をとるような真似雅子妃、いわゆる小和田風と思います。

  要するに「天皇がそう言ってるんだからいいじゃないか」という突き放した文章です。

  「天皇がそう言っているんんだから私達は積極的にかかわらない」

 「私も、少しでもお役に立つ事があれば・・・」というのも、こう毎年繰り返されると

  「頼まれたらやってあげてもいいよ」に聞こえる。

 

天皇皇后両陛下には,ご公務で大変お忙しい日々を送っておられますので,

くれぐれもお体を大切になさっていただきたいと

思っております。

 ここも、自分が暇なのを棚にあげて、罪悪感を持つでもなく、まるで他人事。

  

また,公務についての考えにつきましては,以前にも申しましたが,過去の天皇が歩んでこられた道と,

そしてまた,天皇は日本国,そして国民統合の象徴であるとの日本国憲法の規定に思いを致して,

国民と苦楽を共にしながら,国民の幸せを願い,象徴とはどうあるべきか,その望ましい在り方を求め続けると

いうことが大切であると思います。

同時に,これまで行われてきている公務を踏まえつつ,将来にわたり生じる日本社会の変化に応じて,

公務に対する社会の要請に応えていくことが,重要であると考えております。

私としても,常に学ぶ姿勢を忘れずに,他人への思いやりの心を大切にしながら,

世の中のためにできることを心掛けてやっていきたいと思っております。

 はっきりいって「世の中のために出来ること」は皇太子がその地位を下りて、一家でつましく暮らす事。

  これ以上税金を使って欲しくないし、国連関係の反日組織と関わる事もごめんです。

 「日本社会の変化に応じて・・・」意味がわかりません。

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皇太子殿下53歳に 2

2013-02-23 09:01:51 | 皇室報道

 結婚20周年についての思い出

年月のたつのは早いもので,結婚してからもう20年たつのかと思うと,とても感慨深いものがあります。

この間,夫婦で様々なことを共に経験し,共に支え合ってきました。

 本当にそう思っているか疑問ですね。

 

また,愛子も昨年12月に11歳になり,健やかに育っていることをうれしく思いますし,

今後の成長を楽しみにしています。

雅子にはこの間,苦労も多かったと思いますが,様々なことで私を助けてくれ,力になってもらっていること,

また,母親として様々な気配りをしながら,愛子の成長を見守り,支えてくれていることに心から感謝しています。

今後とも夫婦で協力しながら,また,愛子も共に,公私にわたり活動していくことができればと思います。

天皇皇后両陛下には,お心遣いを頂きながらお見守りいただいておりますことに感謝申し上げます。

また,国民の皆様より私たち3人に対して温かいお気持ちを寄せていただいておりますことに

心より感謝の気持ちをお伝えします。

 「さまざまな」の多用が気になります。

 具体的にどのような支えだったか語られていませんし、ご高齢の両陛下に気遣いさせている事の

   罪悪感がみじんもないという所に疑問を感じます。

 「私達3人にたいして・・・・」に違和感が。3人とも病気なのか?と思ってしまうじゃないですか?

  ここらへんの文章は雅子妃そっくりなので、もしかしたら妃が書いたのかもしれませんね。

 

 雅子妃が療養10年になった事などについて

雅子への気遣いを大変うれしく思います。

雅子は,周りの方々からのご協力を得ながら,快方に向けて精一杯の努力を続けております。

この10年を振り返ると,雅子は,体調の波がある中で,公私にわたってできる限りの活動をしてきました。

その様子をそばで見ていると,心身の不調を抱えながら生活していくことの大変さがよく分かります

 コメントするのも嫌になる文章ですね。

  「心身の不調を抱えながら生活していくことの大変さ」を両陛下から学ぶ事はなかったという事?

  そもそも妃の「心身の不調」「体調の波」って具体的にどんなものなのでしょうか?

  この10年、公務のドタ出・ドタキャンを繰り返し好きなことしかしない生活を間近で見てきて

  「大変だなあ」と思ったという事ですか?

 普通の言葉遣いにすると「雅子の事を忘れないでいてくれてありがとう。10年を振り返ると

  私の妻は時々体調を崩しながらも頑張ってきたと思います。公務だって静養だって本人なりの

  努力をしていると思うし、そばでみていると「大変だなあ」と思います」

 

そうした中で,雅子は,様々に工夫をしながら活動の幅を広げ,

東日本大震災を始め様々な出来事に心を砕き,

困難な状況に陥っている人々の生活が少しでも良くなるよう心を寄せてまいりました。

また,東宮御所内の仕事などで私を支える一方,愛子の成長にも心を配り,愛子が充実した日々を送るようになって

いることをうれしく思っています。

 「そんなつまらない毎日の中で彼女は自分なりに時間のつぶし方を覚えたと思います。

  東日本大震災とか他の災害などのニュースにも関心があり、みんなよくなるといいねと思っているんです。

  また自宅では家事をやったり娘の成長を生きがいに頑張っている事が嬉しいです」

 ちょっと待てっ 「東日本大震災を始めさまざまな出来事に心を砕き」って・・・被災地訪問もせず

 説明も進講を受ける事もしていないでしょう?どういう風に心を砕いているのですか?

 心を寄せるの裏は「思えばそれで」って事?

 「東宮御所内での仕事」って・・・まるで妃がスケジュール管理をしているかのような言い回し。

 東宮職は怒っていいですよ。

 

お医者様から既にご報告があったとおり,雅子は一昨年後半から昨年にかけて,

いろいろな疲れが出ておりましたが,最近はその疲れも少しずつ取れてきているように思います。

先ほども申し上げましたが,先日も国立劇場で行われた宮城県石巻市の民俗芸能公演を一緒に

鑑賞できたことを私もうれしく思いましたし,雅子自身も喜んでおりました。

 「お医者が言う通り、雅子はおととし後半から去年にかけていわゆる「疲れ」が出てきました。

  でも最近では元気になってます。一緒に神楽を鑑賞で来た事が嬉しかったし、彼女もそうだと

  言ってました」

 また「いろいろな」で誤魔化す。

  そもそも「疲れ」って何?疲れって。おととしは震災後、陛下の手術等があったけど被災地にも行きたがらず

  見舞いにも行かず、東宮御所に引きこもりして怒ってばかりいたんじゃ?

  でも静養だけはほぼ丸々1か月やってましたね。それで「疲れ」の原因は何なんでしょう?

 

雅子は,確かに快方に向かっておりますが,更に療養が必要です。

雅子には,健康の回復を最優先にし,お医者様からご助言いただいているように,

体調を整えながら,焦らずに,少しずつ活動の幅を広げていってほしいと思います。

引き続き皆様方にも,安心できる環境作りの面でご協力をお願いいたしますとともに,

雅子の回復を長い目で温かく見守っていただければと思います。

 「雅子は以前に比べればよくなってるけど、更に療養が必要。お医者が言うので、自分の好きなように

  やりたい事をやってくれればいいと思います。

  その為の環境作りに関して批判しないでもらいたい」

 「さらに療養」って・・・スペインやオランダへ行く事が「療養」なんでしょうか?

   10年たっても同じ答えしか出せない皇太子。

   もう誰もその言葉を信じていないと思います。それでも同じ言葉を繰り返す皇太子。

   あまりに異常といえます。

コメント (3)
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