皇太子殿下は本日、54歳の誕生日を迎えられました。
54歳・・・54歳・・・と反芻して「皇太子にとって54歳はなんだろう」と
思わざるを得ません。なぜって、いまだ大人になれない方だからです。
誕生日会見全文
1年を振り返って
「この1年を振り返りますと,夏から秋にかけて,これまで経験のない
大雨が各地で記録され,また,台風が伊豆大島に痛ましい被害をもたらすなど,
多くの自然災害が発生したことは,大変心の痛むことでした。
度重なる台風及び豪雨により亡くなられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに,
ご遺族と被災された方々にお見舞いを申し上げます。
被害からのできる限り早い復興をお祈りしております。
また,このところの大雪によって,地域が孤立したり,
各地で被害が出ていることも心配しております。
昨年後半には,宮城県,福島県,岩手県を雅子と共に訪問しましたが,
東日本大震災の被災者の方々が,まだまだ大変なことが多い中でも,
支援を受けながら,これらの困難に立ち向かい,前向きに生活や生産の場の
再建に取り組んでこられている様子を心強く思いました。
東北の方々は,今年も,雪の多い厳しい冬を迎えています。
厳しい環境の中ではありますが,これからも関係者の努力により,
1日も早く復興が進み,多くの被災者の方々の生活が改善され,
安心して暮らすことができるよう,被災された方一人一人の幸せとご健康を祈りながら,
雅子と共に,被災地の復興に永く心を寄せていきたいと思います。
とても違和感を覚えるのです。この文章。
一見、非常に「心を寄せている」かのように見えるのですが、まるで新聞記事を
読んで感想を述べているような薄っぺらさを感じます。
皇太子夫妻は昨年、東北の仮設住宅などを訪問した筈ですが、そこで何も
感じなかったのでしょうか。「経験」に裏打ちされた感想とは思えません。
さらにいうなら「地域限定」・・・例えば「東北の」などという言葉を使うと
今回の雪害は東北だけでなく、関東甲信越にまで及んでいるし、そういう意味で
「片より」を感じます。
皇太子が(というより雅子妃は)被災地を訪問しても、そこの話をほとんど
聞いてない事が明らかになったし、さらにいうなら、通り一遍の言葉でごまかして
おけというようないい加減さを感じます。
現在,日本社会は,様々な意味で転機を迎えています。
この1年,国内で訪れた各地で,諸課題を克服するために,
社会の中から前向きな取組が生まれていることを実感しました。
例えば,東北の被災地において,地域ぐるみで,高齢者や子育て層などを支援している
仮設住宅を訪れ,人々の優しい心の触れ合いを感じることができました。
また,全国障害者スポーツ大会では,大会参加者を支えるボランティアの方々の
献身的な仕事ぶりに心を動かされました。
さらに,山間地域の皆さんが協力して,里山の景観や伝統的な農法を保存し,
継承しながら,努力されるなど地域活性化のために
各地で様々な取組が行われていました。
若い方々との交流でも印象深いことがありました。
昨年8月には,震災を乗り越え,自らの力で復興プロジェクトを企画・実行し,
未来を創造しようと取り組んでいる「OECD東北スクール」の中高校生にお会いし,
その熱意に強い印象を受けました。
また,昨年来約850名の青年海外協力隊員とお会いしましたが,
開発途上国での草の根協力のために派遣される,
若者たちの志気の高さを実感し,若い人たちの将来に向けた前向きで
積極的な気持ちを感じることができ勇気付けられました。
同時に,途上国の現場に入り,現地の人々を指導し,
自立できるようにするという協力隊の在り方は,日本の海外への技術協力の
良い例であると思います。
これらは,ほんの一部にすぎませんが,各地で,将来に目を向け,
社会の絆(きずな)を大切にした,多くの取組が地域に根付いてきております。
これからも,若者,女性,高齢者,障害者を始め全ての人々が積極的に社会に
参加し,しっかりと手を携えて,他者に対していたわりの気持ちを持ち,
助け合いながら,活力のある社会を構築していっていただければと思います。
この一年を振り返って、例えば「海外青年協力隊」や「被災地のボランティア」
の活動に目を止めた・・これまた一見、すごい事のように思えますが
海外青年協力隊との接見は毎年行われているもので、今さら感があります。
障碍者スポーツ大会なども毎年の公務ですね。
今さらはっとした・・・という事になるんでしょうか。
ここでも当然のように「東北の」と出てきますが、震災から早3年。
あまりにも「東北の」にこだわりすぎるのはどうかと。かえって視野が狭い事を
暴露する事になりませんか?
OECD東北スクール」の件は、外務省小和田がらみの公務で「美談」に
したてあげられており、わざわざこれを口にする事自体「片より」を感じます。
今月の初めからロシアのソチで冬季オリンピックが行われており,
連日のように放映される世界最高レベルの競技に魅了されつつ,
選手一人一人のこれまでの努力と苦労に思いをはせております。
日本の選手もよく頑張っており,これまでの健闘をたたえたいと思います。
昨年9月には,2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まりました。
日本におけるオリンピック・パラリンピックの開催は,子どもたちに夢を与え,
日本の社会が将来に向けて活力を得ていくきっかけになればと思います。
私自身は,前回の東京オリンピックの時は4歳でしたが,
馬術競技などを観戦に行ったり,閉会式に出席した思い出がありますし,
世界各国から集う選手を見て,子どもなりに,世界との出会いを感じたことを
記憶しております。
6年後の東京オリンピックを目指して,我が国を含む世界各国の選手が,
研鑽(けんさん)を積む機会となるとともに,世界の人々から喜ばれる大会と
なることを心から願っております。
オリンピック誘致に関しては去年、高円宮妃が誘致活動に参加した事で
「政治に利用されたのではないか」と批判を受けたではありませんか。
そんな微妙な話を単に「子供達に夢を与える事」だから素晴らしいと褒め称える
のはいかがなものかと思います。
「オリンピックは子供の夢」「オリンピックは社会に活力を与える」というのは
どう考えても高度経済成長時代のものの見方であり、こんな事を皇太子が
本気で考えているなら、彼の頭は昭和40年代でストップしているのか?と
思われます。
まあ、今さら「4歳」の記憶を掘り起こして「世界との出会い」を感じた記憶を
語っているので、そういう「古い」事はよく覚えているのかもしれません。
さらにいうなら「6年後」の事にここまで強調して期待を示す事に違和感があります。
非常に政治的な印象のする言葉です。
また,昨年6月には,富士山が世界文化遺産に登録され,
12月には,和食が,日本人の伝統的な食文化として,
ユネスコ無形文化遺産に登録されるなど,日本の自然,伝統や文化は,
国際的にも認められてきております。
近年,外国から日本を訪れる観光客は増えていますが,特に東京オリンピックが
開催される2020年には,外国からも多くの観光客をお迎えすることになります。
多くの外国のお客様に,我が国の文化や風土に親しんでいただけるよう,
国民の皆さんが力を合わせていかれることを願っております。
無形文化遺産にならなくても、日本の食や文化は国際的に認められて
いる・・というより「浸透」しているんですよ。
それを「認められてきている」という言葉を使う事が、「遅れてる」って感じです。
外国人観光客が増えている云々の話も同じ。今さら何を言ってるんだ?
オリンピックに関わらず、震災の一時期を抜かして日本への観光客は常に
多い状態ですよ。いや、いうなれば、あの震災の時ですら「だから日本へ行こう」
と思ってくれた外国人が沢山いた・・という事に触れるべきではなかったかと。
「国民の皆さんが力を合わせて・・・」という部分は政治家の発言そのものです。
いつからそんな上から目線で国民に要求しているんだよ、と不快感が。
それを言うなら「多くの外国人が日本を訪れる時、我が国のよさを実感される
だろうと思います」で十分では?
昨年3月には,ニューヨークの国連本部で開催された
「水と災害に関する特別会合」において,国連「水と衛生に関する諮問委員会」の
名誉総裁として基調講演を行い,我が国の災害の歴史を振り返りつつ,
災害の歴史を伝えていくことの重要性とそこから導かれる教訓について
お話しいたしました。その後も,フィリピンの台風を始め各地で災害が続く中,
昨年11月,国連大学で行われた「生態系を基盤とした防災・減災」と題する
国際シンポジウムを聴講し,防災や減災を念頭において自然環境を守り,
自然と共生していくことが大切であることを改めて認識いたしました。
世界においては,地球温暖化や生物の多様性の減少,自然災害,
貧困や食糧不足などが現実の問題として進行するとともに,
一部の国や地域では武力紛争が継続し,子どもを含む多数の犠牲者や
難民が発生しております。
こうした中で,紛争を予防し,貧困を克服していくとともに,
環境破壊や自然災害を防ぎ,将来にわたって持続可能な開発を達成することが,
求められているように思います。
昨年11月には,ヘレン・クラークUNDP総裁にお会いし,これらの諸問題への
国連の対応についてお話を伺いました。
私が取り組んでいる「水」の問題は,こうした様々な課題に密接に関連し,
その解決に向けて有益な視点を提供できるものと思います。
これからも,「水」の問題を切り口として,世界が直面する諸課題に関
心を払っていきたいと思います。
皇太子は日本の皇太子であって世界の皇太子ではないのです。
「世界の貧困」や「水問題」に関心を示すのはいい事だけど、それはひっそりと
心に思っておけばいいだけで、公の場で口にする事ではありません。
日本にも「水問題」はあるし、環境破壊や自然災害による「貧困」問題は
多々あります。
先に皇太子は東北の震災被害や雪害について心を寄せる発言をしていますが
この「水問題」程詳しく丁寧には考えていないと思います。
本当の水問題を考えるなら、環境破壊や自然災害を考えるなら、まずまっさきに
国内の被災状況をより詳しく知るのではないかと。
たとえば、なぜ日本では水害が起こるのか・・・とか、今回の雪害において
住宅が孤立するのはなぜなのかとか、そういう事を具体的に考えるべきです。
でも、本来それは皇太子の考える事ではない。
つまり、皇太子における「水問題」は受け売りにすぎず、机上の空論にすぎない
という事です。
そのような事を偉そうな顔をして語るのは愚の骨頂。
恥ずかしいと思わないのでしょうか。
また昨年4月には,オランダ王室からご招待を頂き,オランダの
ウィレム・アレキサンダー国王陛下の即位式に雅子と一緒に参列いたしました。
6月には,日本スペイン交流400周年の名誉総裁としてスペインを訪問し,
スペイン王室及び政府の関係者から心のこもったおもてなしを頂いたのみならず,
支倉常長一行の子孫といわれるハポン姓の人が多い,
コリア・デル・リオ市では,炎天下にもかかわらず多くの市民の皆さんに
温かく迎えていただくとともに,地元の小学生から東日本大震災からの
復興の願いを込めた日本の歌の合唱をプレゼントしていただくなど,
人との温かい交流を通じ,心に残る訪問となりました。
12月には,融和の精神をもとに,長きにわたる困難な活動を経て,
平和裡(り)にアパルトヘイト廃止を果たしたネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の
追悼式に出席しました。
この訪問を通じ,民主主義や人権の尊重など普遍的な価値を体現した
マンデラ元大統領への尊敬の念を深めるとともに,
アフリカを始めとした各国の大統領,首相,首脳経験者,
王室の方々など多くの方にお会いすることができました。
マンデラ元大統領の自伝である『自由への長い道』には,
「あらゆる人間の心の奥底には,慈悲と寛容がある。
肌の色や育ちや信仰の違う他人を,憎むように生まれついた人間などいない。
人は憎むことを学ぶのだ。そして,憎むことが学べるのなら,
愛することだって学べるだろう。愛は憎しみよりも,
もっと自然に人の心に根づくはずだ。・・・人の善良さという炎は,
見えなくなることはあっても,消えることはない。」というくだりがありますが,
心を打つ言葉だと思います。
また,本年は,日本とスイスとの国交樹立150周年に当たり,
名誉総裁としてスイスとの交流にも携わることになります。
今年も各国との親善関係が深まるよう,国の内外で多くの方々と交流することを
楽しみにしております。
皇室の人間であるならまず「王室」関係の話を詳しくするべきではないかと。
オランダの招待を受け・・・というか、かなり迷惑をかけて即位式に出席した事に
もう少し謝意を示すべきだし、スペイン訪問の事についてもまずは「王室と
政府関係者」ではなく、まず国王陛下に謝意を示すべきでは。
異様にマンデラ氏について長く語っているのは、まるで外務省の人みたいですね。
マンデラ氏の言葉まで引用するとはかなり異様。
自分が皇族である事を忘れ、外務省の一員にでもなったつもりでしょうか。
なぜこの事をもっと問題視しないのか、政府の対応が悪すぎます。
最後になりますが,昨年6月には,結婚20周年を迎え,
20年前の結婚の儀を始めとする諸行事を感謝の気持ちのうちに懐かしく思い出すなど,
この1年も大変感慨深い年となりました。
この20年,国民の皆様に私たちを温かく見守っていただいていることに改めて
心より感謝いたします。
20年間に起きた結婚生活のあらゆる思い出がたった1行程度というのは
いかにこの夫婦の結婚生活が表面的であったかわかる例だと思います。
20年の間に「人格否定」発言まで出して皇室を混乱させた責任を皇太子は
一切感じていないのでしょうか?