皆さんとは大夫違うと思いますが、とりあえず今後の観劇のご参考に。
大劇場芝居
とりあえず選ぶ基準としては
ストーリーにあまり矛盾がないこと
出演者のキャラがたっていること
何年先でもビデオで見たいなと思うこと
1位・・・マラケシュ・紅の墓標(H16) 荻田浩一作・演出
主演 春野寿美礼
わかる人にしかわからない作品だというイメージが強いのですが、春野寿美礼・ふづき美世・彩吹真央・樹里咲穂・遠野あすかのキャラや背景がしっかりと描かれたいたこと。名場面としては春野と遠野が出会い、ふづきと彩吹が出会うシーン。ラストシーンなどです。
2位・・・太王四神記(H21) 小池修一郎脚本・演出
主演 真飛聖
テレビドラマとそん色ない出来栄えでした。特にドラマ版では曖昧になっているラストをきっちりとハッピーエンドにしれくれたおかげですっきりしました。真飛聖の優しさと大空祐飛の硬質な感じがとても好対照でした。
3位・・・金色の砂漠(H28)上田久美子作・演出
主演 明日海りお
本来ならありえない話なんですよね。もう30分あったら主人公の母親の過去を描く事が出来てさらに深みが増したと思います。「憎み合いながらも愛する」という戦いのような愛、それは宝塚では意外と斬新なんじゃないでしょうか
4位・・・ポーの一族(H30) 原作 萩尾望都 小池修一郎潤色
主演 明日海りお
とにかくゴージャスな舞台で、原作を知るものとしては「そこを切るか!」と思う事も多々あったのですが、全体的にまとまってほっとした感のある作品でした。ストーリーよりなによりビジュアルに惹かれた人もおおかったのでは?こおにょうな再現率は宝塚でしかなしえないものですからね。
5位・・・落陽のパレルモ(H18) 植田景子作・演出
主演 春野寿美礼
植田景子最初で最後の「ましな作品」でしょう。本当に途中までは完璧でいうことなかったのですが、問題はラストでした。ここをもっと変えていたら、本当に名作になったと思います。
大劇場 ショー
1位・・・サザンクロスレビュー(H3) 草野旦作・演出
主演 真矢みき
この当時、花組は100人程いたと思います。劇場中の羽根を集めてみんなにつけた。だから客席は羽根の洪水になってました。びっくりしたのなんのって。
作品としては「ノバ・ボサ・ノバ」へのオマージュであったことは後から知るのですが、それでも一度見たら忘れられない印象を残すショーです。
2位・・・カクテル(H4) 藤井大介作・演出
主演 匠ひびき
藤井大介の最初のヒット作かなと思います。お酒をテーマに、それぞれのシーンにサザンオールスターズなどのJ-POPを入れ込んで、最後は「乾杯」でしめる。振付ともに素晴らしかったです。この頃から頻繁にJ-POPを使うショーが増えていきますが、何気にやっているようで実は結構難しいんだなと思います。
3位・・・CONGA(H24) 藤井大介作・演出
主演 蘭寿とむ
ちょっと駄作続きだった花組が「CONGA」を猛烈に愛していたことは事実です。
非常にダイナミックで選曲が素晴らしく、蘭寿とむに似合っていました。
4位・・・雪華抄(H28) 原田諒作・演出
主演 明日海りお
日本物のショーは苦手なのにこれは楽しく見ることが出来たし、まとまっていて、日本物のよさを感じました。原田諒は元々日本物に通じている人なんですよね。暗い男っぽい作品ばかりじゃなく日本物ショー専門にやったらいいのにと思いました。
5位・・・ASIAN WINS(H17) 岡田啓二作・演出
主演 春野寿美礼
愛華みれ主演の「ASIAN SUNRISE」よりもまとまっていました。途中でで、唐突に服部良一メドレーが出てくるのが不思議でしたけど、全体的に楽しめたのではないかと思っています。
小劇場作品
1位・・・カナリヤ(H13) 正塚晴彦作・演出 主演 匠ひびき
珍しく正塚先生が面白い作品を書いたなということで、永遠に記憶に残るでしょう。
悪魔が人間に騙されていく過程が面白いし、可愛いし。匠ひびきと大鳥れいにぴったりでした。
2位・・・あかねさす紫の花(博多座)(H14)柴田 侑宏作・尾上菊之丞演出
主演 春野寿美礼
私は雪組大劇場などより、こっちがもっとも好きです。なぜなら演出家が違うので、ついつい力が入ってしまうというか、一点豪華主義のセットも素晴らしかったです。
3位・・・風の次郎吉(H29) 斎藤吉正作・演出 主演 北翔海莉
作者が北翔海莉に合わせて作品を作ったのかと言えるほどに面白かったです。
江戸物でありながら現代的テイストをちりばめ、多少場面転換が多すぎる所もありますがそれでも多いに盛り上がったことでしょう。
4位・・・MY HERO (H29) 斎藤吉正作・演出 主演 芹香斗亜
抱腹絶倒のコメディ作品でした。戦隊ヒーローを登場させるなんてあまりに突拍子だなと思ったのですが、2場を通して笑って笑って・・・楽しかったんです。芹香斗亜より鳳月杏の方が主役っぽかったですけどね。
5位・・・はいからさんが通る(H29) 大和和紀原作小柳奈穂子脚本・演出
主演 柚香光
話は詰め込み過ぎの感がありましたけど、とりあえず感動する場面とラブラブな場面にほっこりしたというか。姫ちゃんは痛く気に入ってブルーレイを買ってしまった程です。