今から12年前、このブログを書き始めた頃、この映画の事を書いた。アンリ・コルピ監督の手になるこのフランス映画の秀作を観たのは、高校生の時であった。もう50年以上にもなる。
当時よし坊は、「第三の男」に出ていたアリダ・バリに既に虜になっていた。もう一度会える、そんな気持ちで上映先の新宿アートシアターギルドに急いだのである。
戦争の悲しい爪痕を男と女の二人だけで語らせ、悲劇的な最後のワンショットで映画は終わる。強烈な余韻を残す映画であった。
それから時代は変わり、映画が衰退し、全盛であったVHSビデオもDVDに代わり、こじんまりとした佳作秀作の類であっても、あまり儲かりそうにもない作品はなかなかビデオやDVDにはならない時代となってしまった。そんな今から12年前、日本にいる娘から「こんな映画知ってる?」と来たのである。何やら、テレビの深夜映画のチャネルを回したら、たまたま最後の数分間の場面が映ってインパクトがあったらしい。
それ以来、ビデオかDVDがどこかに売っていないか、日本、アメリカ、ヨーロッパのサイトを調べたのだが見つけることが出来なかった。
先日、たまたまインターネットで名前を入れたら、おっ?となった。アマゾンじゃパンで今年の3月から復刻版を売り出した、とある。早速注文したのは言うまでもない。来年日本へ行ったとき持ち帰れるのだから、こんなうれしいことはない。
それにしても、日本という国は、こういう小技を利かしてくれるところが何とも言えぬ。ニッチを生かす日本の「心」と言うべきか。感謝である。
当時よし坊は、「第三の男」に出ていたアリダ・バリに既に虜になっていた。もう一度会える、そんな気持ちで上映先の新宿アートシアターギルドに急いだのである。
戦争の悲しい爪痕を男と女の二人だけで語らせ、悲劇的な最後のワンショットで映画は終わる。強烈な余韻を残す映画であった。
それから時代は変わり、映画が衰退し、全盛であったVHSビデオもDVDに代わり、こじんまりとした佳作秀作の類であっても、あまり儲かりそうにもない作品はなかなかビデオやDVDにはならない時代となってしまった。そんな今から12年前、日本にいる娘から「こんな映画知ってる?」と来たのである。何やら、テレビの深夜映画のチャネルを回したら、たまたま最後の数分間の場面が映ってインパクトがあったらしい。
それ以来、ビデオかDVDがどこかに売っていないか、日本、アメリカ、ヨーロッパのサイトを調べたのだが見つけることが出来なかった。
先日、たまたまインターネットで名前を入れたら、おっ?となった。アマゾンじゃパンで今年の3月から復刻版を売り出した、とある。早速注文したのは言うまでもない。来年日本へ行ったとき持ち帰れるのだから、こんなうれしいことはない。
それにしても、日本という国は、こういう小技を利かしてくれるところが何とも言えぬ。ニッチを生かす日本の「心」と言うべきか。感謝である。