UBL、オサマ・ビン・ラーディンのハントの結末までを描いた話題の作品である。
CIAの女性分析官(たぶん、よし坊が読んだピーター・バーゲンのManhantの中に出てくる、Roseではないかと思うのだが。もちろん、このRoseも変名である)の目を通して、ビン・ラーディン殺害までを淡々と描いている。
ビン・ラーディンの遺体をアフガンの米軍基地に移し、女性分析官がビン・ラーディン本人であることを確認、基地より本国へ確認の暗号”ジェロニモ”が発信されて事実上映画は終わる。よし坊の興味はエンディングだ。どんなシーンが来るのか。最も頭に浮かびそうなのが、全米に知らせるためにポディウムに向かう大統領の後ろ姿を遠映しにするもの。しかし、女性分析官の特別専用機ともいえる軍用輸送機に乗り込むところで終わる。このエンディングでホッとした。パイロットが言う。「アンタの行きたいところへ飛んでいくぜ」。アメリカ映画のノリがここにある。
アメリカの映画には、事実を題材としたものが多い。しかも、事件や事故から比較的短時間、長くても5年くらいで映画化されているのではないか。日本にもそういう映画はあるが、総じて、すっかり忘れた頃に映画化されたりするように思えてならない。もし、そうだとすると、その違いは何か。
二つあるだろう。ひとつは、アメリカ人がアーカイブする、記録保存するマインドが強いということだ。ハリウッドが世界の映画界に君臨しているのは、膨大な過去の映像の保管があったからこそだろう。もうひとつは、アメリカ人の気質とは裏返しの日本人気質というか、そのメンタリティにあるのではないか。日本人は不幸な事件や事故に触れることには情緒的にネガティブだからだ。なんだか、アメリカ人はほとぼりが冷ないうちにやり、日本人はほとぼりが冷めてあまり文句が出ない頃を見計らってやる、そんな気がする。ま、どちらが良いという問題ではないのだが、文化の違いは面白い。
CIAの女性分析官(たぶん、よし坊が読んだピーター・バーゲンのManhantの中に出てくる、Roseではないかと思うのだが。もちろん、このRoseも変名である)の目を通して、ビン・ラーディン殺害までを淡々と描いている。
ビン・ラーディンの遺体をアフガンの米軍基地に移し、女性分析官がビン・ラーディン本人であることを確認、基地より本国へ確認の暗号”ジェロニモ”が発信されて事実上映画は終わる。よし坊の興味はエンディングだ。どんなシーンが来るのか。最も頭に浮かびそうなのが、全米に知らせるためにポディウムに向かう大統領の後ろ姿を遠映しにするもの。しかし、女性分析官の特別専用機ともいえる軍用輸送機に乗り込むところで終わる。このエンディングでホッとした。パイロットが言う。「アンタの行きたいところへ飛んでいくぜ」。アメリカ映画のノリがここにある。
アメリカの映画には、事実を題材としたものが多い。しかも、事件や事故から比較的短時間、長くても5年くらいで映画化されているのではないか。日本にもそういう映画はあるが、総じて、すっかり忘れた頃に映画化されたりするように思えてならない。もし、そうだとすると、その違いは何か。
二つあるだろう。ひとつは、アメリカ人がアーカイブする、記録保存するマインドが強いということだ。ハリウッドが世界の映画界に君臨しているのは、膨大な過去の映像の保管があったからこそだろう。もうひとつは、アメリカ人の気質とは裏返しの日本人気質というか、そのメンタリティにあるのではないか。日本人は不幸な事件や事故に触れることには情緒的にネガティブだからだ。なんだか、アメリカ人はほとぼりが冷ないうちにやり、日本人はほとぼりが冷めてあまり文句が出ない頃を見計らってやる、そんな気がする。ま、どちらが良いという問題ではないのだが、文化の違いは面白い。