広いアメリカの一角に住んでいると、小さく纏った日本で住むのとは異なった社会のシステムを随所に見聞する。最も実感するのが、このアメリカが独立性の強い「州」の集合体である「合衆国」ということだ。州=国と言っても過言でない程の司法立法行政の独立性を保持し、連邦は全体で扱うべき事項を補完するかのようで、役割や権限の棲み分けがなされている。日本から見ると”アメリカはひとつ”に見えるだろうが、そうでないから思わぬ問題も起こる。
昨年、インディアナ州の男が、9年前に起こしたレイプ犯として警察に出頭してきた。しかし、同州では時効が5年の為、無罪放免となった。インディアナ州を含む7州は、最も短い時効5年を採用している。その他の州はどうかというと、6-9年時効が11州、10-20年が12州、時効無しが20州となっている。
日本は強姦罪の時効は10年のようだが、殺人罪と同等の「時効無し」が20州ある反面、まだインディアナ州のように時流に遅れている州もあるというチグハグさがアメリカにはある。さすがに時代遅れと感じているのか、刑法改正に向けて動き出したと報じられているが、州の成り立ちと歴史によって形作られてきているから、そうすんなりとは行かぬらしい。
昨年、インディアナ州の男が、9年前に起こしたレイプ犯として警察に出頭してきた。しかし、同州では時効が5年の為、無罪放免となった。インディアナ州を含む7州は、最も短い時効5年を採用している。その他の州はどうかというと、6-9年時効が11州、10-20年が12州、時効無しが20州となっている。
日本は強姦罪の時効は10年のようだが、殺人罪と同等の「時効無し」が20州ある反面、まだインディアナ州のように時流に遅れている州もあるというチグハグさがアメリカにはある。さすがに時代遅れと感じているのか、刑法改正に向けて動き出したと報じられているが、州の成り立ちと歴史によって形作られてきているから、そうすんなりとは行かぬらしい。