アルガルベ2015が始まっている。女子ワールドカップ前のチーム診断には格好の材料なので、久しぶりにナデシコの戦いぶりを観た。今日の第三戦目は世界ランク二位に躍進したフランス戦。見事に3-1で無様な負けを喫した。一言でいうと、「進化する世界で退潮著しいナデシコ」なのである。
あの、劇的な2011ワールドカップの優勝がナデシコのピークで、これからは下り坂一方になるだろう、と予想したのだが、どうも現実味を帯びてきた。残念ながら、6月に始まるワールドカップでは予選ラウンドは何とか通過するだろうが、多くは期待出来まい。
今日のフランス戦。ディフェンスの弱さもさることながら、全体のパスワークが全くなっていない。特に自陣内でのパスワークは不用意なミスを連発し、”パスワークのナデシコ”の片鱗もない。と言うより、技術的に退化しているかのようである。体力の無い日本人が、技術さえもおぼつかないとなれば、先行きは見えてくる。
今のナデシコの技術には進歩が無いか、退化している。引き換え、世界のチームはパスワークのレベルを上げてきていると考えるべきだろう。力とスピードを得意とする強豪たちがパスワークの精度を上げてきた結果、退化しつつあるナデシコでは、到底世界の上位とは戦えまい。現在、ランクを落として世界4位というが、ワールドカップ後には7-8位へ後退すると予想せざるをえない。
「かつてナデシコには奇跡があった」などとのみ語り継がれるのでは、なんとも寂しい限りである。
あの、劇的な2011ワールドカップの優勝がナデシコのピークで、これからは下り坂一方になるだろう、と予想したのだが、どうも現実味を帯びてきた。残念ながら、6月に始まるワールドカップでは予選ラウンドは何とか通過するだろうが、多くは期待出来まい。
今日のフランス戦。ディフェンスの弱さもさることながら、全体のパスワークが全くなっていない。特に自陣内でのパスワークは不用意なミスを連発し、”パスワークのナデシコ”の片鱗もない。と言うより、技術的に退化しているかのようである。体力の無い日本人が、技術さえもおぼつかないとなれば、先行きは見えてくる。
今のナデシコの技術には進歩が無いか、退化している。引き換え、世界のチームはパスワークのレベルを上げてきていると考えるべきだろう。力とスピードを得意とする強豪たちがパスワークの精度を上げてきた結果、退化しつつあるナデシコでは、到底世界の上位とは戦えまい。現在、ランクを落として世界4位というが、ワールドカップ後には7-8位へ後退すると予想せざるをえない。
「かつてナデシコには奇跡があった」などとのみ語り継がれるのでは、なんとも寂しい限りである。