よし坊のあっちこっち

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アメリカの良心 ジョン・マッケイン逝く

2018年09月01日 | アメリカ通信
ジョン・マッケインを一言で言うならば、「アメリカの良心」とでも表現しようか。ベトナム戦争を戦い、傷つき、捕虜になり、そして生き抜いた戦士は政治の世界、特に軍事が絡む国際政治の場面でアメリカの行く先を案じつつ、進むべき道へのリード役に徹してきたように思う。ベトナムを生き抜いた経験は彼のゆるぎない信念を常に支えていたのだと思う。

弔辞を読むひとりに自党共和党の元大統領のブッシュを選んでいたのは当然として、大統領選を戦ったライバル民主党の前大統領オバマにも生前依頼していたのはサプライズとして受け取られたが、多くの主義主張の違いを論戦で戦ったライバルへのリスペクトの念が強かったのだろう。それに引き換え、いかにトランプに苦言を呈していたとはいえ、議員が亡くなったことに対するホワイトハウスの半旗掲揚を止めようとしたトランプはいかにも大人げない。