よし坊のあっちこっち

神出鬼没、中年オヤジ、いや、老年オヤジの何でも有りブログだ!

MLK

2010年04月16日 | アメリカ通信
ジョージアに住んで15年。地元だと、つい行きそびれる所があるものだが、マーチン・ルーサー・キング牧師(MLK)のMuseumもその一つである(写真はMLK夫妻のお墓)。

日本からのゲストを案内がてら、初めて訪れた。アメリカのちょっとしたMuseumの類は、有料で、結構高いが、このMuseumはFreeである。展示物とお墓、生家を見るツアーだ。

ガンジーの無抵抗運動を取り入れ、「I have a dream」の有名な言葉を残した、この歴史上の人物が、若くしてテネシー州メンフィスのホテルで銃弾に倒れてから、40余年が経つ。この約二ヵ月後、ロバート・ケネディが凶弾に倒れた。この年、アメリカは、偉大な指導者を二人失ったことになる。この時代、法曹界では、「Separate but Equal」で有名なサーグッド・マーシャルを輩出し、初の黒人最高裁判事へと送り出しており、1950年代から60年代は、アメリカの差別と公民権の歴史にとっては非常に重要な時期である。

MLKの大衆運動は、JFK亡き後を引き継いだジョンソン大統領によって公民権制定へ漕ぎ着け、漸く「Separate but Equal」の精神がスタートラインに立ったような気がする。決してゴールではなく、スタートラインなのだ。そして、今でもその運動は続いており、この運動に終わりの無い事が、日常生活の中で実感される現代のアメリカである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。