ブッシュの時代が終わる。イラクのブッシュ、くらいしか張れそうなラベルがないのだが、そんなブッシュが居なかったらお目にかからなかったであろう言葉がひとつある。Monophthongization。言語学者なら当たり前の言葉かもしれぬが、私らフツーの人にとっては、死ぬまで出会うことはないかも知れぬ単語だ。第一、パッと出されても、直ぐには読めぬ。なんのこっちゃ。
中国行けば、北京人と広東人じゃ言葉が通じない。日本も、秋田と鹿児島じゃ通じないだろうし、沖縄まで飛べば、全く別の言葉となる。アメリカも北部と南部じゃ相当違う。方言や訛りは何処へ行ってもお目にかかる”文化”そのものである。
件のMonophthongization。”母音単一化”というそうだ。要するに二重母音をひとつにまとめて発音するわけだ。例えば、アイという二つの母音発音をアーと一母音だけで発音してしまう。Timeはタームとなるし、数字の9、ナインはナーンとなる。南部訛りの特長はここにある。こんな発音を連発されては、同じ英語でもさっぱり分からない道理だ。
南部テキサス出身のブッシュは、典型的な母音単一化人種の一人だ。彼の演説で有名な例として、核兵器、「ニュークリアー・ウェポン」と言うべきところを、「ニュークラー・ウェポン」と発音して失笑を買った。
こんな訛りが横行している南部に日本から来たら、ビックリしたり、困ったりとなる。日本の教科書英語ではとてもじゃないがフォロー出来ない。人によっては自信を失くし、一時的ノイローゼにもなる。
ハンバーガーを食べに行ったとしよう。何処に行くか。日本でもあっちこっちにあるマクドナルドはどうだ。日本では、マックと言ったりマクドと言ったりするらしいが、ここ南部では、「マッ、ダッ、ナッ」と言えばアメリカ人に通じてしまう。いちいち単語を正確に発音しないところに南部の特徴がある。
さて、お金を払う段になって、「ファー、ダー、むにゃむにゃ」と言って来た。全く何を言っているのか分からんのだ。一体いくらだ。ファイブ・ダラー何とかと言っている訳だ。ファイブは母音単一化でファーとなり、ダラーは語尾をはっきり言わない南部の特徴が出ている。
そんな訛りのブッシュを笑ってはいけない。方言や言葉の訛りはひとつの文化だからだ。
しかし、読み方を間違えるとなると話は違う。日本国の立派(?)な首相が、漢字を読めないとは、実に情けない。最近も低迷をテイマイと読んだとか。流石なんて字を読ませたら、ナガレイシと読むのだろう。国語力と国の力。どちらも国力だが、間違いなく落ちている。
中国行けば、北京人と広東人じゃ言葉が通じない。日本も、秋田と鹿児島じゃ通じないだろうし、沖縄まで飛べば、全く別の言葉となる。アメリカも北部と南部じゃ相当違う。方言や訛りは何処へ行ってもお目にかかる”文化”そのものである。
件のMonophthongization。”母音単一化”というそうだ。要するに二重母音をひとつにまとめて発音するわけだ。例えば、アイという二つの母音発音をアーと一母音だけで発音してしまう。Timeはタームとなるし、数字の9、ナインはナーンとなる。南部訛りの特長はここにある。こんな発音を連発されては、同じ英語でもさっぱり分からない道理だ。
南部テキサス出身のブッシュは、典型的な母音単一化人種の一人だ。彼の演説で有名な例として、核兵器、「ニュークリアー・ウェポン」と言うべきところを、「ニュークラー・ウェポン」と発音して失笑を買った。
こんな訛りが横行している南部に日本から来たら、ビックリしたり、困ったりとなる。日本の教科書英語ではとてもじゃないがフォロー出来ない。人によっては自信を失くし、一時的ノイローゼにもなる。
ハンバーガーを食べに行ったとしよう。何処に行くか。日本でもあっちこっちにあるマクドナルドはどうだ。日本では、マックと言ったりマクドと言ったりするらしいが、ここ南部では、「マッ、ダッ、ナッ」と言えばアメリカ人に通じてしまう。いちいち単語を正確に発音しないところに南部の特徴がある。
さて、お金を払う段になって、「ファー、ダー、むにゃむにゃ」と言って来た。全く何を言っているのか分からんのだ。一体いくらだ。ファイブ・ダラー何とかと言っている訳だ。ファイブは母音単一化でファーとなり、ダラーは語尾をはっきり言わない南部の特徴が出ている。
そんな訛りのブッシュを笑ってはいけない。方言や言葉の訛りはひとつの文化だからだ。
しかし、読み方を間違えるとなると話は違う。日本国の立派(?)な首相が、漢字を読めないとは、実に情けない。最近も低迷をテイマイと読んだとか。流石なんて字を読ませたら、ナガレイシと読むのだろう。国語力と国の力。どちらも国力だが、間違いなく落ちている。
なになに、麻生氏が読んだら、<ぐあじな大統領>ですって?
どっちも、こっちも
おぎ