世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

海胆・海栗・雲丹(ウニ)

2023年07月09日 19時47分58秒 | Weblog



  海胆(うに)



【語源】
「うに」は海胆とかきます。胆(きも)の字は人間の肝臓に外形が似ているからと考えられます。
また、海栗(うに)とも書きます。栗のイガに似ているからです。
塩漬けしたものは雲丹(うに)と書き、生のものと区別して使います。ややこしいですね。

 

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【旬】
旬は種類によって異なります。。食する部分は生殖巣である為、最も生殖巣が発達する産卵期が最高です。「ムラサキウニ」の産卵期は6~8月、「キタムラサキウニ」は9~11月、「バフンウニ」は3~4月、「エゾバフンウニ」は7~10月です。


       平目の昆布〆ウニ和え



【うんちく】
ウニは世界に800種以上、日本近海だけでも100種を越えると言われていますが、一般的に流通しているのは、上記の4種類です。ムラサキウニ系を「白うに」、バフンウニ系を「赤うに」と呼んでいます。赤の方が甘みが強く、身のしまりも良いで美味しいとされています。価格も一般的に赤の方が高めですが、白の少ない冬場には逆転する事もめずらしくないとか。



江戸時代には三河の「海鼠腸(このわた)」、肥前の「カラスミ」と並び、越前の「塩雲丹(しおうに)」は日本三代珍味とされていました。

ウニの殻の中はほとんどが消化管と生殖巣で占められ、食い気と色気であふれている生き物です。
旺盛な食い気は強力な5枚歯でちょうちん型の咀嚼器(そしゃくき)に支えられていますが、この名称を日本語では「アリストテレスのちょうちん」と言います。動物学の祖と言われるギリシャの哲学者、アリストテレスが地中海のレスボス島で海産動物の研究中にこれを発見し、命名したそうです。





        ウニの天ぷら




【ブランド・産地】
ブランド化とまではいきませんが、「利尻・礼文のエゾバフンウニが最高」と言う人が多いです。
あの高価な利尻昆布をふんだんに食べて育つわけですから納得。


美味しいウニはここ







【産地ならではの漁師料理】
何がともあれ、獲れたてをかちわり、指ですくって食うのが一番。
また、殻のまま火にかけるのも最高。磯の香りが身に移りなんともいえず美味い。





【栄養・効果】
ビタミンB1・B2、グルタミン酸、血液をサラサラにするEPAを多く含んでいます。身も柔らかく、消化吸収も良いので、病人や老人の栄養補給に優れている食材です。


      バフンウニ




左から淡路洲本のムラサキウニ、中央 唐津の赤ウニ、右 北海道利尻のバフンウニ





ウニの情報ドンドンお待ちいたします。


    生うにのパスタ




         ウニのしゃぶしゃぶ






            うにラーメン




        ウニのコロッケ






         ウニのにぎり鮨














         ウニとイカの巻物


      ウニとイクラの巻物







        焼きウニ






           利尻のバフンウニ















 

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括岩蔦(くびれづた)・海葡萄(うみぶどう)

2023年07月09日 05時18分08秒 | Weblog


括岩蔦(くびれづた)・海葡萄(うみぶどう)



【語源】
一般的に「うみぶどう」で名が通っていますが、「くびれ
づた」が標準和名です。

語源は見た目通り。ブドウの房に見た目が似ている為。
見て納得ですよね~

 

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【旬】
旬は文句なく夏です。


【うんちく】
沖縄では、昔から食べられていました。
当時は、「グリーンキャビア」などとも呼ばれ、貴重な
珍味として扱われていましたが、近年は養殖が盛んになり
流通価格もグッと下がりました。

生で、醤油や三杯酢等をタレのように浸けながら食べ
ますが、調味液に長く浸すと、プチプチとした食感の粒状
の部分がしぼんでしまうので注意が必要です。
また低温に弱く、冷蔵庫で保存すると萎んでしまいます。

常温で保存する事をお勧めします。









【ブランド・産地】
日本では南西諸島に、日本国外では東南アジアやオセア
ニア等の浅海域に分布します。

主な産地は沖縄です。ブランド化はされていません。
昔はブランド力がありましたが、養殖に成功した為、
なくなりました。
痛し痒しですね~


うみぶどう丼

【産地ならでは漁師料理】
特にかわった物は見当たりません。
やはり、生のまま、三杯酢で食べるのが一番ではないで
しょうか?

後、ドンブリもいけますよ~


【栄養と効果・健康】
ほとんどの海藻は乾燥品や加工品が多いですが、このウミ
ブドウは海藻としては珍しく、生のままで消費されます。

歯ざわりは最高ですが、意外にも97%が水分。
栄養素はかなり少なめです。

鉄・マグネシウム・カルシウムを少量含んでいますが、
その効果を期待出来ない程度です。










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