アジサイ
我が家の近くの幹線道路、周囲の交通を制限しての修復工事が延々と続いていたが、ようやく終わりが見えてきた。最初は側溝を掘り返しての上下水道管の再敷設。時間がかかった。それからマンホールを作り替えて、電気ガスの再整備工事。そして本来の作業である路面のアスファルトの埋め込み。これも二重三重と重ね、基礎をしっかりと固定した。さらにバス停や歩道の整備と並木(百日紅)の植栽。長かった。
ところが、これで終わりかと思ったら、路面にもう一層、アスファルトを敷き詰めている。少し黒ずんでいて、観察していると、一部開放している路面上を走る車のタイヤ騒音が格段に抑えられているのに気が付く。
ネット上で調べてみると、アスファルトの隙間を大きくし、タイヤの摩擦音をその凹みで吸収する舗装方法という。将来、車は電動車になり、音も排ガスもなくなると、道路は清潔で静かになる。残るは、大型のジーゼル車だが、これもいずれは電動に変わるだろうから、都市空間は静寂になるに違いない。大型車の運行が少ない銀座の大通りがその見本なのかもしれない。
この舗装方法、騒音だけでなく、隙間に雨水も溜めるので、雨の日の撥水を抑え、運転視覚をよくする効果があるらしい。なるほど。技術は進歩するものだ。
そんな中、時々、カウンタックや大型バイクが、強烈な爆音を響かせている。これは乗る人の趣味だからどうしようもないが、車検はどうなっているのだろうか。気になるところではある。【彬】