ワルナスビ
少し古い情報で恐縮だが、「日産自動車は6月15日、6月4日に発表した新型EV「アリア」の日本専用限定車「アリア limited」が、発表当日の受付開始から10日間で約4000台の予約注文を受けたと発表した。」(car watch 2021/6) と伝えられている。
その後、どうなのだろう。おそらく、トヨタ、ホンダも開発を急いでいるはずだから、電動車の売れ行きは好調に推移しているに違いない。
電動車の購入には補助金があるらしいが、購入者は補助金目当てではなく、環境配慮など優越感を感じている、とされている。
そうしたこともさることながら、一説によると、購入理由にガソリンスタンドの有無が関わっているという説が伝わっている。ガソリン車はガスの供給をスタンドに依存しているのだが、このスタンド、どうしたわけか随分と少なくなった。私の住んでいるところでも、2箇所あったスタンドが、いつの間にかなくなってしまった。これでは車は動けない。生活手段を車に依存する地方では、もっと事情が悪化していて、ガソリンは高い上にスタンドがさらに減っているとのこと。
つまり電気自動車が買われるのは、給油するスタンドがないためだ。電動車なら自宅のコンセントからでも給電できる。このように電動車が普及していくのだから、電気の重要性はますます高まる。電気を節約して、などと言ってはいられない。
ガソリン車からハイブリット車を通り越して、これからは間違いなく電動車の世の中になる。もう目の前のことだ。交通手段の変化は文明の変化である。目の前にそのことが起こっていることに敏感になりたいものだ。【彬】