6月25日は群馬県の館林や周辺都市で軒並み40度を記録した。都心でも35度。その後も酷暑がつづき、3日連続、さらに引き続くようで、全く干上がっている。
そんな中でも、何を怯えているのか、大多数の人はマスクをかけている。政府・厚労省は屋外でのマスクは不要との見解を出しているのだが、全く効き目がない。政府の発表も及び腰だから仕方ないか。
そのマスクを見るに、鼻部分を尖らした天狗面をかけている人が多い。天狗と言っても鼻の長い大天狗ではなく、クチバシのあるカラス天狗。
この天狗、東京の場合、高尾山の薬王寺境内に何体の銅像が待ち構えていて威容を誇っている。カラス天狗というのは、凶報を届けるとの説があって、銅像は厄災を防ぐとされる。
鼻先が尖ったマスクというのは、カラス天狗とそっくりなのである。凶報を告げるカラス天狗というから、現今の熱波はその予兆だったのかもしれない。天狗マスクを外して、早く熱波がおさまるように願いたいものだ。【彬】