エノコログサ
連日、酷暑が続いている。今年に限ったことではない。昨夏も酷かった。日本だけではない。欧米諸国でも同様だ。酷暑の原因は、地球温暖化のような曖昧なものではなく、ヒートアイランドが大きく原因していよう。例えば、アスファルト舗装、鉄筋コンクリート、鉄柱、各種乗り物、などが熱を溜め込んでいることからの反射熱。
建築基準法ではとっくの昔から耐熱材の使用が義務付けれているはずだが、これは火災予防の観点からだが、耐暑の観点から表面材には熱を反射させる素材を使うよう行政指導できないものか、と思う。
もちろん研究は進められているに違いない。一番簡単なのはアルファルトではないか。素人考えでは、熱を反射する粉末を混ぜれば、OKのような気がする。高層建築だと後処置は難しいが、低層建物なら側面に耐暑材を貼り付けることができるのではないか。
東京都では新築住宅にソーラーパネルを義務付ける指導(条例にはなっていない?)がされているようだが、それよりも耐暑材の研究を進めることの方が、結果的に電力の節約につながるはずだ。
この暑さ、パリオリンビックでは選手村にクーラーを設置しない方針だとか。クーラー云々より、夏の暑さにもっと敏感になるべきではないか。つまり真夏に大会を開く理由はどこにあるのか、ということ。同じことだが、日本の甲子園など、時代遅れもいいとこだ。暑さ対策をもっと身近なこととして考えたいものである。【彬】