ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

花見が終わると

2015年04月03日 | 日記

           

      絵=入澤光世 山桜、染井吉野よりも好きです。和紙に書きました。

 今年は天候に恵まれ花見には絶好の雰囲気になった。ネット上では、水辺を覆う満開の井の頭公園が、まるで天国のようだとツイートするアカウントがあったほどだ。

 桜は寿命が短いといわれている。一説には60年とか。だとすると、靖国神社や皇居は、すでに衰退期に入ったのかもしれない。それに対し、今年注目だったのは、目黒川沿い。東横線の車窓からは、花見客でごったがえす様子が見て取れた。

 花が終わるといよいよ野外のシーズンに入る。農村では田おこしが始まる。起こした土壌の中から、ドジョウが這い出してきて、川では釣師待望のノッコミとなる。

 そうした季節の中、都会では女性の顔が艶めいてくる。冬のすすけた感じが、急に瑞々しくなる。化粧のせいばかりではないはずだ。そんな変化が私には嬉しい。 【彬】

 


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