
丁寧に水洗いをした木天蓼(またたび)は水切りをしてキッチンへ。
奇形果「花木天蓼」がほとんどで、正常果の数は数えられるほど少数。

塩は少し拘り、精製塩ではなくてこんなものを使用します。
今は塩田で生産する塩なんて無いでしょうから、精製塩ににがり成分を加えるのでしょう。

スベルべの場合は材料の木天蓼と塩の目方など計らない。
適量をマタタビに乗せる。食べる際は塩分が強かったら水で洗い流しますから。

満遍なく塩が行きわたるように丁寧に揉み込む。
浸透圧でやがて平均になるでしょうから、揉むのは一種の儀式かとも思うのですが。

大量なので小さいながらも丸い漬物桶を使いました。
少量の場合は簡易漬物器で漬けるのですが、今回の収穫は多かったですからね。

そして、漬物石は5キロと10キロの二つを重ねて上げます。
少し時間を置き、水分が出てきたら10キロの漬物石は取り去ります。
水は全く使わないのに、翌朝には5キロの漬物石の下が埋まるほど水分が出ていました。
翌日、来客から興味深い話を聞かせて頂きました。
これをお握りの具材として使うと、傷まずに長持ちし、ご飯も生返らないとか。
一粒食べて、また旅をつづけたことから名づけられたとも言う「またたび」は不思議な力を持っているようです。
漬けただけでどうなったのか?まだあるのかもしれません
食べると元気に、なり又、旅ができるからマタタビとか
ご飯が傷まないとか効用は多いのですね
奇形果は虫が入った物とか?でも、出ていっているらしいです。山の中で緑と白の葉っぱを良く見かけますが、清々しくてきれいだなぁ〜と眺めています
マタタビは梅干のような食べ方をするのでしょうか。紫蘇で赤くするとか?食べると元気になってまた旅が続けられるからマタタビ、なるほどー。私も漬物をするときの塩は「こんな感じかな。」くらいで計ったりしません。他の調味料もレシピにあるように計らず最後に味を見て足りなかったら足すくらいです。お勝手に置いてあった計量器もどこかにしまい込んだままで、良く言えば味付けに慣れたということでしょうか。またはメンドクサガリですね。
木天蓼と酒に二重に酔い、「三味線を弾いて―」なんてせがまれるかも。
ネットで色々調べました。スベルべも虫の卵らしきものは見たことが無く不思議でした。
結果としてのお話しは、開花時に着くアブラムシや蜂の仕業らしいですね。
実になる際にはもうそれらの影響、形跡は跡形も無いという事らしいです。
山中でも葉が白いので目立つのですよね。好きな人は一発で分かりますから、ライバルも多かったですね。
昨日、いつも手伝った下さる近所のオジサンから「雨の前に掘らないか」なんてお話が有ったからでした。
二人合わせて161歳のコンビの力は侮れませんよ。
8時少し前にようやく帰宅しましたが、150キロ以上は掘ったかと思います。
味付けは最初のころは濃すぎたりして「トーちゃん!味は引き算は出来ないからね!」なんて叱られていました。
名言かなー、確かに薄かったら足せばよいけれども、濃すぎて水を足すのもねー。