畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

完全休養日

2013-07-25 13:53:19 | 暮らし

 一昨日は一日雨の天気予報。
しかもスベルべママの誕生日と有って久しぶりの完全休養日の一日とした。

 スベルべママママも誘い、三人で以前に行ったことのある十日町市松代の「芝峠温泉」へ。
そう、雨だとすると、ひょっとしたら温泉宿の名前通りの「雲海」が見られるかとも期待して。


 期待通り?の雨では有ったけれども「雲海」は残念ながら現れない。
下に見える大きな体育館は県立「松代高校」です。
右上に偶然にツバメが風景と共に入っていました。


 遥かかなたに見える山稜は「苗場山」でしょうか。
最初に露天風呂に入った時はスベルべ一人だけ。風景を独占し飛ぶツバメを眺めます。


 一度は雲海を望みながら露天風呂に入りたいと思うのだけれど、一泊して早朝の時刻で無いと無理なのかな。


 梅雨の真っただ中でさすがに緑が映えます。


 風呂の脇に有る風景の説明写真だと、こちらは「巻機山」の方向。
残念ながら雲海も、綺麗な山並みも見ることはかなわなかったけれどもそれはそれでまた良し。
スベルべママ孝行になったし、スベルべママママにも親孝行することが出来た一日でした。
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さつま芋畑を見て思う事

2013-07-24 14:19:54 | 

 適度、いやそれ以上の雨に降られてもさつま芋畑は順調に成長を続けている。
早く植えたところで二ケ月前、遅い所はまだ植えて二週間ほどです。


 今年はスベルべ夫婦が早め早めに手を回し、雑草を取っているので何時に無く綺麗なさつま芋畑。
いや、滝沢種苗のオジーさんから習って始めたマルチシートを畝に張る栽培方法のお陰も大きいですね。


 それでも油断すると僅かな幅の畝間、マルチとマルチの間が雑草に覆われ、マルチの植え穴からも草が出る。
根の浅い「スベリヒユ」はともかくとしても「アカザ」や「紫つゆ草」などは大きくなるとさつま芋共々抜いてしまうことにもなる。


 この一帯の蔓の先端の葉が赤いのは「安納芋」ですよ。全部で800本くらい植えたかなー。
これ位の伸び方の蔓だと畝間の草も取れるけれど、これ以上育つと草取りも難しくなりますね。
もっとも、畝、そして畝間をさつま芋の蔓が覆い隠すほど伸びると雑草も日陰になり育たなくなりますが。


 「安納芋」の手前も期待の「玉乙女」でこれは合計400本ほど植えたはず。
今年は今までに2,600~700本のさつま芋を植えましたね。

 それで思い出すのが、今から37年前の事です。
その年は、私の両親が力を合わせて、それまでの記録を抜く最高の本数3,000本のさつま芋を植えていた。
そして、その年は三月末にスベルべ夫婦が結婚した年でも有りました。

 忘れもしないその年の七夕様7月7日に母が強いめまいを覚えて倒れてしまった。
その時は、まさかその後5年間も闘病生活を続けることになるとは思いもしませんでした。

 母を愛し、本当に大切にしていた父は他人の介護に頼ることを厭い、入院中はずっと付き添っていた。
時を同じくして長女を身ごもった妻は、つわりが激しかったけれどもこらえて父に食事を作って届け続けた。

 その頃と言えば、さつま芋畑の雑草ももっとも伸び方の激しい時期だったけれども草取りの記憶は無い。
姉たちが助けてくれたのだったかも知れないが、関東方面の県境で働いていた私には適わぬ仕事でも有った。

 しかし、そのさつま芋はスベルべが主力になって掘り起こすしか無く、休日毎に帰宅し、
朝から晩まで一人でさつま芋掘りをしていました。(いや、勿論姉たちの手助けも得ていたのでしょうが)

 誰でも同じ事だと思うけれどもその頃は畑仕事なんて嫌で仕方なかった。
バドミントンに登山に釣りにオートバイと、趣味が多すぎた事も有るし、
持って生まれた正義感が災いし、労働組合活動にまで参加し始めたのも畑に出なかった理由かな。

 そして、今年の春は母の三十三回忌を迎えるほどの歳月が流れてしまった。
積極的に親の畑仕事など手伝わなかった親不孝者のスベルべが何の因果か今はこうして畑仕事に嵌っている。
昔の浪花節でも無いけれど『親の因果が子にたたり~ペンペンのペンッ』と畑仕事に明け暮れる毎日。

 ま、不肖の息子は父も母も超えることはさらに無く、同じような命を削るような老後を過ごしている事になります。
今朝はAコープに二回も足を運び、野菜を出品してきたけれど、それ以降は雨が降り続いて家に閉じこもり状態。
こんな風に山の畑で思ったよしなしごとをブログにしてみているって訳です。
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雨が降る前にジャガイモを掘ろう

2013-07-24 04:36:39 | 野菜

 「ねー、今日は何をする?」「うん、急ぎの仕事無いなー」
一昨日の天気予報は降水確率が高く、雨で仕事も休みにしようと思っていた。
でも、中々降りださず、それならば雨が落ち出す前にジャガイモ掘りをしようと言うことに。


 紫色のジャガイモ「シャドウクイーン」をアゴ枕にしてお付き合いのマックス。


 ところが、ポツポツと雨が当たりだして大慌て。
でも、幸いな事に本降りにはならず、すぐに止んでくれた。


 これが今年のニューフェイス、期待の品種「十勝コガネ」です。
右端にカットした種イモが見えますが、種イモの10倍以上の収穫になっている。

 卵型でツルンとして芽の窪みも浅く、料理もしやすく試食の結果も良好でした。
さて30キロの種イモを植えたから30×15=450キロの収穫か?
なんて言うと、例によってスベルべママに「獲らぬ狸じゃないの」なんて言われてしまったけれど。


 雨降り前になんとか合計100キロ程のジャガイモを掘り終え軽トラに積み込み帰宅。
掘ったジャガイモはこの7種類です。

 左から赤い「ノーザンルビー」紫の「シャドウクイーン」私の握りこぶしほども有る「とうや」
真ん中上の白いものは「男爵」その下が「十勝コガネ」、右上の芽の窪みがピンクの「キタアカリ」
そして、右下が「インカの目覚め」です。

 なぜ雨降り前に仕事を急いだかと言うと、雨で土が湿るとより多くの土がジャガイモに着くからです。
ほら、二日間続いた晴天に土は乾き、ご覧の通り土の着き方は少ない。



 山の畑でも、コンテナ収納時に小芋は区分して別の入れ物にしたけれど、車庫の中で再分別。
二人で三時間ほどを掛けて100キロ程は掘ったようでした。
老いたりとは言えスベルべ夫婦、まだまだパワーは十分に残っているようですよ(笑)。
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?山猫?里サル?!

2013-07-23 04:49:08 | 暮らし

 嫌なものを見つけてしまった。山に捨てられたらしい猫が居るのです。
山の畑の道路わきの藪から出て来て、着かず離れずでこちらを見ている。


 でも、捨てられて根性が悪くなったのか、元々の性格か声を掛けても寄っては来ない。
この日はマックスの抜きの畑行きだったから良かったけれどマックスを連れて行ったときにも出て来ましたよ。
その時は感性の鈍くなってきたマックスは気付かず、「ワンコだぞー」と猫に声を掛け知らせると消えました。


 そして、日曜日の朝です。
何年か前に目撃情報が有り、半信半疑で聞いていたサルの存在を自分の目で確認できました。

 山へ向かう道の踏切近くの線路上で、近くの畑のトウモロコシを失敬して悠々と食べていました。
証拠写真を撮ろうと近づくと、こちらの様子をうかがいながら移動します。
ま、群れでは無くていわゆる一匹だけの「離れザル」のようですから、今のところは被害は少ないのですが。


 これで、マックスが元気なころだったら、サルだって猫だって機敏に追い回す筈でした。
でも、驚きましたね、ま、山に近く里山と言う言葉がぴったりのスベルべの環境だけれども、
カモシカに続いてサルまで見られるとは驚きです。

 いくら自然大好きなスベルべでも、やはりこれは少し心配です。
野山、特に深山の荒廃が進み、里山の荒廃も進んで山と里の区別、境界が無くなって来たのかも知れません。
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マックスー抜け毛ちょうだいな

2013-07-22 20:30:24 | 

 山の畑の片隅、崖に近い所にスベルべママの秘密の花園「スイカ畑」が有る。
苗は優しいスベルべトーちゃんが選んで種を播き育てた黒皮スイカ。
いわゆる自根苗であり、夕顔の台木に継いだ接ぎ木苗では決して有りません。


 不順気味な気候にも関わらず、この自根苗のスイカはすくすくと育った。
ほら、真っ黒な皮のスイカが顔を見せているでしょう。


 写真では三個ほどしか見えないけれども、実は4個が直線状にしかもくっついて実ってている。
SLの3重連って有るけれどもこりゃー、4重連。
あなた、麻雀に例えたら「大三元」と「四暗刻」のダブル役満のようなものですよ(大笑)。


 オイッ、マックスー出番ですよー。
ジャガイモを枕に寝ている場合じゃないですよー。 


 で、出番はマックス本ワンでは無くて抜け毛です。
スイカをカラスから守るには木綿糸を張り巡らせてオーケーだけれども、大敵は他にもいるのです。
そう、頭が良くてちゃんと実が入った時期を知るタヌキとムジナが居るのですよ。


 こんな風にマックスの抜け毛をヘアーウイッグ風に被せると、犬の匂いを嫌う彼らは寄り着かない。
狭い一角だけれども15~20個もの美味しそうなスイカが見えるのですよ。


 ほらほら、1、2、3・・・・・有るある有るー。
なんてタヌキも数えているのかもねー(笑)。


 今日はケーブルテレビの収録日でした。
そこで、この立派なヘアーウイッグ話を振ったスベルべトーちゃんでした。

 「○○さん、最近ショートヘアーが似会うって評判ですね、でも、スベルべのショートカットを褒める人はいませんね」
と、タイミングを見計らって被っていた麦藁帽子を脱ぐ。
「今度、これと同じように被ろうかなんてね」と振ると「あ、茶髪ですね」と返して下さいました。
うーん、果たしてスベルべのジョークが視聴者に分かって頂けるか心配になったスベルべトーちゃんでした(笑)。


 次回の収録日、二週間後にはスイカを切って御馳走しようと考えています。
「エプロンかタオル持参でねー」なんてあくまでもハイな今日のスベルべでした。
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