のんびりぽつぽつ

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『陽炎の辻3』 第3話

2009年05月03日 23時05分13秒 | 山本耕史@陽炎の辻
「由蔵の秘密」

「居眠り磐音江戸双紙」読本に入っている「跡継ぎ」というお話を時系列変えてうま~く作り直したって感じ。
「秘密」って言ってるけど、とっとと最初にばれちゃいましたね。
由蔵さん!

ま、磐音さんには気付かれても仕方ないね。

今回。とっても由蔵さんが七変化。
磐音さんにばれちゃったときやお佐紀さんに問い詰められるときの、とても困った表情。
匕首を持った彼は、絶対昔何かしてたでしょ?っていうくらい「元締さん」とは違う貫禄があって、卯吉なんて1人だったらやっつけてしまったんじゃない?って雰囲気。
お佐紀さんのご懐妊には、すっかり「おじいちゃま」の表情で泣いているし。
吉右衛門さんをヒッカケるところは、いたずら小僧のような表情。
とても様々に表情豊かで、その流れが「幸せ」に向かっていて、観ているこっちまで笑顔になれてうれしかった。

そう。いつの時代も、小さな命は人の心に灯りをともしてくれる。

そして。
毎度見逃せない磐音さんの殺陣!!!
なんと副長尾関じゃないですかぁ~~~!!!!(違うって!)
いや、かっこよかった。
回を重ねるごとにスピードが増すし迫力も違ってきてるんだけど。
まさかの仲間割れ??旗はどーなる?(いやだから違うって!!)

・・・「組!総集編」を観たばかりでしてトリミダシテオリマス・・・

卯吉を留めるために左手で投げた刀がまた・・・
も、すごい。
迫力満点。

それでいて。
おこんさんに見せるあの柔らかな表情は、間違いなく「大切な人」への表情で、
ちょっとした会話の端々で、彼が彼女に向ける視線は暖かく。
長屋の人たちに目一杯からかわれる所は純真で。
「舅どの」との早朝の絡みは絶妙で。

はぁ。
こういう、市井の人々とのふれあい。
それがまた「陽炎の辻」のいいところなんだよな。
佐々木道場に行ってしまったら、なかなかない景色なんだよな。。
だから・・・・なのかな・・・・・今回で終わりっていうのは・・・・

ふと、そんなことを思いもした回だった。

また一週間。頑張って待たなくちゃ。
今度はおそめちゃん。
あのまっすぐな視線は、今の子達に見せてあげたい視線。
どんな回になるかな?楽しみ。

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