のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
いろいろ、と。
のんびりと。

「新選組 幕末の青嵐」

2009年09月23日 10時06分39秒 | ☆本☆
木内 昇 著 アスコム

たったひとつの光を見つけ、襤褸を着たまま剣だけもって・・・
旅立った若者たちは、最期までその光を見続けられたのだろうか。

どうしても、歳三中心で読んでしまうから、
どうしても、何故?と思ってしまう。
あれだけ先を見る目を持ちながら、
あれだけ柔軟な対応力がありながら、

どうして、あの方向に最期まで突き進んで行ったのだろう、と。

武士という括りでもなく、ただ自分の信じて自分で選んだ道だけは曲げない。
そういう事なのか、な?

それがまた、土方歳三という人だったのだろうな。
そこがまた、今もって人々を惹きつけるところなんだろうな。

だけど。
若すぎる。
不器用すぎる。
なにもそこまで自らを追い詰めなくてもよいのに・・・・・
もし、生き残っていたらどうだったろう?
そう、
どうしても思ってしまう。

時折「組!」に似た感じの場面があって妙に辛くなった。
もちろん違うんだけれど、所々、ね。
特に油の小路での平助の最期の場面でのやり取りは、あの映像が浮かんだなあ。
人物描写やなにかはかなり違う平助くんだったけど、ね(笑)。

図書館の本は期限があって、たまたま名ばかりの連休(トゲ、ありすぎ?/苦笑)
のお陰でなかなかじっくりと読めなくて、
今朝、相変わらず上の子の予定で早起きさせられたついでに
空いた時間で読んでいたんだけれど。

判っていても涙が流れて仕方が無くて・・・・
朝から最終章を読むべきじゃないね。
のんびり起きてきた家族をびっくりさせました、さ。たはは。。。

ああ。返却したくなぁ~~い!な、本の一冊です。
出版が古いので簡単に手に入らないのは幸いなのかな(^^;)

また借りよう!
コメント (2)
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