夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『(17年4月より)消費税増税は景気回復後に行う』べきだ、と教示され、私は微苦笑して・・。

2014-12-06 16:06:23 | ささやかな古稀からの思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の70歳の身であるが、
先ほど、ネットでニュースを見ている中、
ここ10数年何かと信愛している経済ジャーナリスト・荻原博子さんが、
『荻原博子さん語る「増税延期でも物価はもっと上がります」』と見出しを見て、
何かと経済にも疎い私は、どういうことなの、と思いながらクリックしてしまった。

この記事は『女性自身 』に掲載された記事のひとつで、そして12月6日(土)13時配信され、
私は精読した後、やがて微苦笑させられたりした・・。

無断ながら記事を転載させて頂く。

《・・消費税増税が先送りになり、衆議院が解散。
安倍首相の言う、「アベノミクスを問う選挙」が12月14日に行われる。
私たちはアベノミクスを、どう評価すればいいのか?増税延期でどうなるのか?
経済ジャーナリスト・荻原博子さんが語ってくれた。

「消費増税の先送りは、私は当然だと思います。
今年4月に消費税が8%になって、家計にダメージを感じる方も多いでしょう。
総務省家計調査でも、今年7~9月の消費支出は前年比で5.3%減と、消費の冷え込みは明らかです。
このうえ増税すれば、デフレ脱却などできません」

ただ政府は「’17年4月に景気に関係なく増税する」と言及している。

「消費者は次の増税に備え、少しでも蓄えようといっそう買い控えるでしょう。
消費支出は低いまま、景気はよくなりません。
増税先送りの意味がない、むしろ逆効果ではないかと思います。
消費者が安心してお金を使えるように、『消費税増税は景気回復後に行う』べきだと、私は考えます。
       

いっぽう、増税先送りで社会保障改革、特に年金や子育て支援などへの影響が危惧されます。
今後の優先順位のつけ方などに注目を」

安倍首相は’12年12月の就任以来約2年間、アベノミクスを推進してきた。
しかし今、成果が見えない。
もっとも重要な第三の矢、成長戦略に、思い出せる施策や成果がない。
当初は、新エネルギー構想などもあったが、結局、政府は原発の再稼働に向かい、成長産業は起こらなかった。

「安倍首相は、株価の高騰を成果と強調しますが、今の株価は実体経済とリンクしていません。
株価の上昇が、景気の上昇にはつながらず、恩恵を受けたのは世界中の機関投資家と一部の富裕層だけ。
これが成果と呼べるのでしょうか」

さらに、本当につらいのはこれからだと荻原さん。

「まず、今秋以降の急激な円安は、2~3カ月遅れてお正月ごろから、モノの値段を押し上げます。
物価はもっと高くなるでしょう。企業倒産の増加も心配です。
今年1~9月には円安が原因での倒産が、前年同期の2.4倍でした(東京商工リサーチによる)。
来年3月の決算期には、消費税に関連した倒産が増えるでしょう」

これらがアベノミクスの結果だ。
この選挙は本当に「アベノミクスを問う」だけでいいのか。荻原さんはこう言う。

「1人1人が、もっとも大切にしたい選挙争点を決め、各党の意見をしっかり見比べ、悔いのない選択をしましょう。
日本の将来を決める大切な選挙です。どんなに選ぶのがむずかしくても、必ず投票に行きましょう」・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
       

私が特に注視したは、《・・消費者が安心してお金を使えるように、
『消費税増税は景気回復後に行う』べきだと、私は考えます。・・》

私は高齢者の受給者の身であり、確かに年金は昨年2013年10月から1%、
そして今年の2014年4月から1%、来年の2015年4月から0.5%と、
段階的に引き下げられきた実態に、今後の削減も・・ためいきをしてきたは事実である。

しかしながら社会保障費は国家予算の中でも大半を占めて、少子高齢化の中、
毎年少なくとも1兆円が増加している。

もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実である。

超高齢社会を迎えている今日、高齢化率は25%を越える中、
団塊の世代が75歳以上になる2025年には30%に上昇する見通しで、
制度を支える現役世代は減り続けているのが実態である。

その上、医療や介護の費用も急速に膨らんでいる。

このような日本の命題の社会保障制度を再構築するには、各世代で痛みを分かち合うことが不可欠であり、
今の年金の現行制度では、高齢者への給付が多くなるほど、将来世代の給付水準が低下するので、
削減が実施されてきたし、今後も給付抑制がされる、と私は新聞、雑誌などから学んできた・・。
       

今回の消費税増税が先送りになったことは、私は賛意しているが、
果たして『(17年4月より)消費税増税は景気回復後に行う』べきだ、という論調には、
増税分で予定される社会保障の財源、今後の社会保障の充実策は大丈夫かしら、
更に次世代に赤字を先送りすることは許されるか、と高齢者の私でも、戸惑ったりしている。

余談であるが、私たち夫婦は子供に恵まれなかったで、息子、娘もてなく、孫もいない。
たわむれを許して頂ければ、私たち夫婦は幾10年先には、この世にいないのだから、
今回の荻原博子さんの論調に対しては反意するは、私に取っては言わぬが花かしら、と思いながら、
微苦笑したりしている。

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