私は東京郊外の調布市に住む年金生活の70歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
家内は私より5歳若く、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中で、私は2004年(平成16年)の秋に定年後の年金生活を始めて以来、
平素の買物は自主的に専任者となった私は、
家内の依頼された品物を買い求めに、殆ど毎日スーパー、専門店に買い物に行ったりしている・・。
我が家は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、
最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分である。
或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となり、
或いは私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。
いずれも路線バスの利便性は良いが、年金生活を始めてから原則として散歩も兼ねて、
路線バスを利用することなく、ひたすら歩いたりして、季節のうつろいを享受している。
そして殆ど朝食後の一時間を過ぎた頃、
家内は新聞の折込みに入っていた最寄りのスーパーにチラシを取りだして、
家内が赤のサインペンで丸印を付けたりする。
やがて、この赤丸が我が家の本日の必須の購入品とし、
あとは私が店頭の商品で魅了された品を買い求めてくるのが、我が家の鉄則となっている。
この後、家内からスーパーのチラシを私は手渡し、
『本日は・・これだけお願い・・』
と家内は私に言ったりしたている。
私は現役サラリーマン時代の緊張感から10年近く解放されて、
体力の衰えも感じている中、せめてボケてはいけないと思い、
『はい! 了解致しました!』
と私は若き自衛官の諸兄に負けないように、明るく返事をしている。
このような我が家の平素の買物パターンで、私は独りで指定された駅前のスーパー、専門店に行ったり、
或いは最寄のスーパーに行くこともある。
今朝、ぼんやりと私はカレンダーを見ると、『冬至』と明記され、微笑んだりした。
もとより一年で最も夜である時間が長いことで、これからの日は朝の日の出が日増しに早くなるので、
私は微笑んだのした。
そしてこれからの年末に向かう時節は、平素より買物の出陣する回数が多くなるよなぁ、
と微苦笑したりした・・。
我が家の年末年始は、独り住まいになっている家内の母を我が家に来てもらい、
私たち夫婦と共に年末年始を共に過ごすのが、ここ10年の恒例行事のようになっている。
こうした中で、我が家の御節(おせち)料理は、私の母の生前の時よりも簡略化して、
私たち3人がそれぞれの好みの御節料理の単品の伊達巻、かまぼこ、栗きんとん、黒豆、田作り、
昆布巻など駅前、最寄りのスーパーで買い求めたり、
やつがしら、里芋、くわい、蓮(ハス)、ごぼうなどの農作物は、家内は相変わらず料理をしている。
このようなことはクリスマスの少し前の頃から、家内が孤軍奮闘して、
大掃除、家内の母を迎える準備、そして買物だけは家内のお供、荷物持ちで私も参戦している。
そして私は小庭の手入れをした後、掃き清めるだけて、ときおり家内の緊急依頼で、
買物のメールボーイとなっている。
このような出来事も我が家の年末の恒例となっている。
本日、家内の依頼により、御節(おせち)料理用にやつがしら、里芋、くわい、蓮(ハス)、
ごぼうなどの店内で良いと思ったら、買ってきてください、と私は依頼された・・。
そして私は買物を兼ねて、下見と称して今年の農作物の出来具合を確認するために、
京王線の『つつじが丘』の駅の近くのスーパー、
その後『仙川』の駅の近くのスーパー、最後に我が家の最寄りのスーパーを歩き廻ったりした・・。
買物専任者となった当初の頃、私は良い品と感じて買い求めて帰宅した後、
確かに良い品ですが、お値段が高すぎるわ、
と私は家内から怒られたりした。
そしてまもなく、《程ほどの良い品を廉(やす)く》買い求めるのが、
普通のサラリーマンの専業主婦の買物なのよ、
まして我が家は年金生活をしているだから・・と私は家内から言われたりした。
この当時、家内は25年以上に及び専業主婦をしてきたので、
買物専任者の新入生の私は、そうなの、と思いながら、奮起一番これ以来、
私は幼年期に農家の児として育てられた体験を思い馳せるように、農作物の出来具合を見たりし、
買い求めたりしてきた。
しかし余りにも廉(やす)いと、農家の労苦を少しばかり知っている私は、
農家の方は生活が大丈夫なのかしら、と無力な私でも心配したりした。
平素は、《程ほどの良い品を廉(やす)く》モットーとしてきた我が家は、
せめて年末年始ぐらいは家内の母と共に過ごすので、少し背伸びして《良き品を程ほど値段》で、
食べ物を選定しょう、と毎年この時節には買い求めてきた。
このような事情で良い品に数店のスーパーを回ることもあり、
年末の買物の時節を迎える昨今、買い物の時間も何かと予定時間より多くなってきている。
そして私は平素のように読書をしたり、のんびりと遊歩道、公園を散策したいのであるが、
私はこの時節は叶わないことが多い。
そして愚図でノロマの私でも、何かと慌ただしいのである。
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私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
家内は私より5歳若く、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中で、私は2004年(平成16年)の秋に定年後の年金生活を始めて以来、
平素の買物は自主的に専任者となった私は、
家内の依頼された品物を買い求めに、殆ど毎日スーパー、専門店に買い物に行ったりしている・・。
我が家は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、
最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分である。
或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となり、
或いは私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。
いずれも路線バスの利便性は良いが、年金生活を始めてから原則として散歩も兼ねて、
路線バスを利用することなく、ひたすら歩いたりして、季節のうつろいを享受している。
そして殆ど朝食後の一時間を過ぎた頃、
家内は新聞の折込みに入っていた最寄りのスーパーにチラシを取りだして、
家内が赤のサインペンで丸印を付けたりする。
やがて、この赤丸が我が家の本日の必須の購入品とし、
あとは私が店頭の商品で魅了された品を買い求めてくるのが、我が家の鉄則となっている。
この後、家内からスーパーのチラシを私は手渡し、
『本日は・・これだけお願い・・』
と家内は私に言ったりしたている。
私は現役サラリーマン時代の緊張感から10年近く解放されて、
体力の衰えも感じている中、せめてボケてはいけないと思い、
『はい! 了解致しました!』
と私は若き自衛官の諸兄に負けないように、明るく返事をしている。
このような我が家の平素の買物パターンで、私は独りで指定された駅前のスーパー、専門店に行ったり、
或いは最寄のスーパーに行くこともある。
今朝、ぼんやりと私はカレンダーを見ると、『冬至』と明記され、微笑んだりした。
もとより一年で最も夜である時間が長いことで、これからの日は朝の日の出が日増しに早くなるので、
私は微笑んだのした。
そしてこれからの年末に向かう時節は、平素より買物の出陣する回数が多くなるよなぁ、
と微苦笑したりした・・。
我が家の年末年始は、独り住まいになっている家内の母を我が家に来てもらい、
私たち夫婦と共に年末年始を共に過ごすのが、ここ10年の恒例行事のようになっている。
こうした中で、我が家の御節(おせち)料理は、私の母の生前の時よりも簡略化して、
私たち3人がそれぞれの好みの御節料理の単品の伊達巻、かまぼこ、栗きんとん、黒豆、田作り、
昆布巻など駅前、最寄りのスーパーで買い求めたり、
やつがしら、里芋、くわい、蓮(ハス)、ごぼうなどの農作物は、家内は相変わらず料理をしている。
このようなことはクリスマスの少し前の頃から、家内が孤軍奮闘して、
大掃除、家内の母を迎える準備、そして買物だけは家内のお供、荷物持ちで私も参戦している。
そして私は小庭の手入れをした後、掃き清めるだけて、ときおり家内の緊急依頼で、
買物のメールボーイとなっている。
このような出来事も我が家の年末の恒例となっている。
本日、家内の依頼により、御節(おせち)料理用にやつがしら、里芋、くわい、蓮(ハス)、
ごぼうなどの店内で良いと思ったら、買ってきてください、と私は依頼された・・。
そして私は買物を兼ねて、下見と称して今年の農作物の出来具合を確認するために、
京王線の『つつじが丘』の駅の近くのスーパー、
その後『仙川』の駅の近くのスーパー、最後に我が家の最寄りのスーパーを歩き廻ったりした・・。
買物専任者となった当初の頃、私は良い品と感じて買い求めて帰宅した後、
確かに良い品ですが、お値段が高すぎるわ、
と私は家内から怒られたりした。
そしてまもなく、《程ほどの良い品を廉(やす)く》買い求めるのが、
普通のサラリーマンの専業主婦の買物なのよ、
まして我が家は年金生活をしているだから・・と私は家内から言われたりした。
この当時、家内は25年以上に及び専業主婦をしてきたので、
買物専任者の新入生の私は、そうなの、と思いながら、奮起一番これ以来、
私は幼年期に農家の児として育てられた体験を思い馳せるように、農作物の出来具合を見たりし、
買い求めたりしてきた。
しかし余りにも廉(やす)いと、農家の労苦を少しばかり知っている私は、
農家の方は生活が大丈夫なのかしら、と無力な私でも心配したりした。
平素は、《程ほどの良い品を廉(やす)く》モットーとしてきた我が家は、
せめて年末年始ぐらいは家内の母と共に過ごすので、少し背伸びして《良き品を程ほど値段》で、
食べ物を選定しょう、と毎年この時節には買い求めてきた。
このような事情で良い品に数店のスーパーを回ることもあり、
年末の買物の時節を迎える昨今、買い物の時間も何かと予定時間より多くなってきている。
そして私は平素のように読書をしたり、のんびりと遊歩道、公園を散策したいのであるが、
私はこの時節は叶わないことが多い。
そして愚図でノロマの私でも、何かと慌ただしいのである。
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