夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

定年退職前に年金生活のささやかな願い思案したこと、現実は大幅に変貌して・・。

2023-10-09 13:33:36 | 喜寿の頃からの思い

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の79歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。

先程、
私の机の脇机の引き出しから、1冊のノートを取りだした。
私が定年退職2004年(平成16年)10月の前の1年半の頃に購入したノートであった。

この当時の私は、リストラ烈風の中、出向となり遠方の勤務先に勤めていた・・。
そして通勤の往還は、小田急線の成城学園前と本厚木の間、45分前後を利用していた。

帰路の時は、出来うる限り、乗車の駅始発の電車に乗っていたので、ほぼ座れた。
この時に電車の中で、本を読んだり、或いはノートに色々とメモったりした。

この中のひとつとして、平成15年1月30日『退職後の日常生活の目標』、
と題したメモ書きがあり、読んだりした。



☆パソコン
   Eメールの送受信
   エッセイ(文学的に日常、旅の寸評)
   音楽と映画

   インターネットの検索
     ただし、散歩を兼ねて、図書館に行くこと

   写真の整理

☆日曜菜園
      草むしり、植木の手入れをした上で、1メートル × 2メートルの菜園を作り、
      ピーマン、チソ、ダイコン、ニンジン、ショウガ、ネギ等

このような日常生活の目標メモが記載されていた。




こうして退職後のまもなく年金生活19年生に進級する今、微苦笑してしまった。

定年前の3年前にパソコンを改めて買い求め、
机、椅子、脇机も新調して、
定年後の年金生活に備えていた私は、
遅ればせながら定年の数か月前にインターネット回線を自宅に導入した。

そして年金生活を始めたら、電子メールと称されているEメールの送受信で、
知人、関係者などで交流をしょうと思ったりした。

その上、秘かにホームページを開設して、未知の方と心の交流ができれば最良と思案していた。

          

現実としては、定年後まもなくブログの世界を知り、
これだったら誰でも発信できるし、心の節度さえあれば、どのような分野のことも綴れる、
と確信して、私はパソコンの故障、国内旅行で自宅不在以外は、毎日投稿してきた。

このように昨今の私は、Eメールは殆ど利用していないく、
ネットのニュース、専門誌のサイト、国内旅行の関係サイトを検索しているのが現状である。

図書館を利用と思ってた私は、やはり本屋に寄り、
単行本、新書本、文庫本、雑誌を見たりして、魅せられた本を購入することが、
高校時代から習性であったので、文愛人のひとりの私は買い求めたりしている。

写真の整理に関しては、定年退職の記念としてデジカメを買い求めて、
バソコンのハードディスクにそれぞれファイル名を付けて、管理しているが、
それ以前の長き時代のフィルムで撮った写真の整理が課題であった。

フィルムを読み取りデジタルに変換する専用機を購入して、
時系列に整理しょうと思っていた私は、面倒さも感じ断念した。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかった為が、

私の独身時代、家内の独身時代、そして私たちが結婚してから私の定年まで、
家内と共にアルバムを改めて整理し、総計18冊となったりした。



何よりも変ったのは、菜園の予定であった。
この当時の8年前の頃から、雑誌の『サライ』を定期購読して、
ある号で野菜の成長、花、色合いが載っていた。

そして作家・曽野綾子さんの随筆の新書本のひとつに、
ご自宅の庭でも野菜を育成していると私は読んだりしてきたので、
生育のうつろいを眺めて、育成するのも良いと思案していた。

結果としては、小庭が更に手狭となり、小鳥が定期便のように飛来してくるので、断念した。

私は定年前に予定したこのようなささやかな事が、現実の年金生活を過ごしている今、
差異があったなぁ、微苦笑している。

コメント (2)
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