夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

谷村新司さんの訃報に接し、長年に愛聴してきたひとりの私は、ご冥福を・・。

2023-10-17 12:56:14 | 喜寿の頃からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活の79歳の身であるが、
昨日の昼下がり、最寄りの内科専門医院に於いて、
私は新型コロナウィルスワクチン、そしてインフルエンザの予防接種で、
待合室で待機していた時、テレビのニュースで、
作詞・作曲もされる歌手の谷村新司さんの訃報を知ったりした。

私は谷村新司さんの歌を愛聴してきたひとりで、
長年、多くの御方に感動を与えて下さった谷村新司さんに、
ご冥福をお祈り致します、と心の中で呟(つぶや)いたりした・・。


やがて私は家内と共に夕食を頂いた後、
ネットで数多くの谷村新司さんの訃報を報じる中で、
『 形を変えながら愛表現 原点はコンプレックス 谷村新司さん死去 』、
と題された見出しの記事に、注視されて、記事を読んでしまった・・。

 

形を変えながら愛表現 原点はコンプレックス 谷村新司さん死去(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

形を変えながら愛表現 原点はコンプレックス 谷村新司さん死去(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 フォークから出発し、ロック、ポップス、シャンソンと幅広いジャンルをたどる中で、「昴―すばる―」「群青」「いい日旅立ち」など、一時のヒットにとどまらず、国境や時代...

Yahoo!ニュース

 

 

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。




秋麗(あきうらら)の昼下がりの後、谷村新司さんの『残照』の歌を私は心の中で唄い・・。
再掲載をさせて頂く。

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私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
昨日の昼下がりのひととき、川沿いの遊歩道を散策しょう、と自宅を出た。

朝夕は肌寒く感じられるが、昼下りの秋の陽射しはまばゆく、
秋麗(あきうらら)のひとときとなっていた。

ハナミズキのたわわな葉も早くも朱紅色に染め、陽射しを受け、
秋の深まりを感じたりした。

住宅街を通り抜けようとしていた時、知人宅の若き奥様がベビー・カーに乳児の乗せ、
昼下りの散策を愉しまれ、こちらに向かってきた。

私は若き奥様は、高校生の頃から幾たびも見かけて挨拶を交わしてきたので、
私は微笑みながら、

『赤ちゃんも・・心地よさそうに眠っていますね・・』
と言ったりした。

『私も陽だまりのような中・・心地良いですわ・・』
と若き奥様は微笑みながら私に言った。

この後、私は若き奥様を見送った後、遊歩道沿いにあるベンチに腰掛けて、
煙草を喫ったりした。

私は年金生活の身なので、こうした秋の陽射しに恵まれ、
昼下がりのひとときを散策できるのは、何よりも贅沢の時と思っている。




そして秋の陽射しは夕刻に近づくと、つるべ落としのように暮れ、
人生のたそがれを感じたりし、何か過ぎゆく時の愛惜感を受けたりする、
と思ったりした・・。

このような秋の夕暮れに思いを馳せると、
突然、ひとつの歌が浮び、私は心の中で唄った・・。


♪足早に暮れてゆく 秋の夕陽のいさぎよさ
 久しぶりに散歩する父と二人での遠まわり

【『残照』 作詞・作曲 谷村新司、 編曲・青木 望、 唄・谷村新司 】


私は1944〈昭和19〉年に農家の三男坊として、長兄、次兄に続いて生を受けた。
何か父たちは三番目の子は、女の子を期待されていたような感じで、
私は幼年期ながら、何となく感じて受けたりしていた。

その後、妹が誕生し、祖父、父が溺愛するように私は感じてしまい、
私は身勝手にいじけたようふるまいをして、幾たびか叱咤されたりしていた。

そして私が小学2年の三学期が終了する前、父は病死された。

私の幼年期を思い馳せても、父親に甘えたりした記憶がないが、
その後に歳月を重ねる時、父恋し、心の片隅にある。

私たち夫婦は子供も恵まれなかったので、もとより私は父親になったこともないが、
若き父親と男の子を見かけたりすると、いいよねぇ、と思ったりして過ごすこともある。




この谷村新司さんの『残照』の歌は、父と子、そして人生の愛惜感があり、
私が好きな曲のひとつである。

この曲を知ったのは、1980(昭和55)年に谷村新司さんが、
アルバム『昴(すばる)』のタイトルでアルバムを創られて、8曲の中のひとつの曲である。

私は『昴(すばる)』のアルバムを買い求めて盛んに聴いたりしたが、
最後に収録された『昴』の名曲よりも、
この中のアルバムに収録された『残照』、『玄冬記~花散る日~』の方が私は好みであった。


♪”人生は祭りのよう”何気なく貴方は言った
 その後の淋しさにたえる勇気が出来ました

【『残照』 作詞・作曲 谷村新司、 編曲・青木 望、 唄・谷村新司 】


この歌詞にあるように、私なりに幾重にも思いを重ねながら、
私は心の中で唄ったりした・・。

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この投稿文は、たまたま12年前のひとつであるが、
この歌を谷村新司さんは創られたのは、1980年(昭和55年)の少し前と思われ、
30歳前後であるので、よくぞ人生の過程を的確に表現された作品、と改めて思い深めたりした。
コメント
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