私は東京の調布市に住む年金生活の79歳の身であるが、
昨夜、配達された読売新聞の夕刊を読んでいる中、
『 原宿が「音楽の街」に・・・
フェンダー・ローランド・ユニバーサルが続々出店 』と題された見出しを見たりした。
6月、米ギターメーカー「フェンダー」が、世界初の旗艦店を出店。
今月には電子楽器メーカー「ローランド」(浜松市)、
レコード会社「ユニバーサルミュージック」が直営店を開いた。
出店が続く背景には、世界に通じる“ハラジュク”ブランドの存在感があるようだ。
20日開業した「ユニバーサルミュージックストア ハラジュク」には同日、
18年ぶりの新作を発表した英ロックバンド、ローリング・ストーンズのTシャツやバッグが並んだ。
同社が、グッズなどを販売する直営店を開くのは初めて。
担当者は「ファンとアーティストをつなぐ場所を作りたかった」と説明する。
フェンダーの旗艦店は、初心者向けから限定生産の高級モデルまでのギターをそろえ、
ファッションブランド店のよう。
ローランドの直営店には、シンセサイザーなどが所狭しと並ぶ。
フェンダーの店を訪れた北海道旭川市、自営業の男性(38歳)は、
「原宿が音楽の街というイメージはなかった」と驚いていた。
原宿は、「若者の街」、「カワイイ文化の発信地」と呼ばれ、個性的な衣料店、雑貨店が並ぶ。
2007年に閉店した著名ライブハウス「原宿ルイード」が昨年復活し、
レコード店などが点在するものの、「音楽の街」といえば、渋谷や下北沢、お茶の水が挙がることが多い。
なぜ、原宿なのか。
日本法人「フェンダー・ミュージック」のエドワード・コール社長は、
「原宿や表参道には、ルイ・ヴィトンなど有名ブランド店が多数ある。
ギターのナンバー1ブランドの店舗を置くのにふさわしい場所だ」と語る。
一方、ユニバーサル社は2018年に会社を原宿に移した。
直営店のプロジェクトリーダー、堀内伸彦さん(45歳)は、
原宿は外国人観光客であふれ、日本文化の発信地だったことからこの地を選んだ経緯があり、
昨年、近くに空き物件が出たため出店を決めた。
各社は「他社の出店は知らなかった」と口をそろえるが、原宿の発信力に期待したのは、共通のようだ。
ローランドのゴードン・レイゾン社長は、
「音楽や他の文化も交わる刺激的な場所として、発展してほしい」と語った。
原宿竹下通り商店会の広報担当、土田康博さん(52歳)も、
「原宿は、文化と文化がぶつかって新しいものが生まれる街。
音楽が大きなエンジンになれば」と期待を寄せた。・・ 》
まさに浦島太郎の心境だ、と微苦笑したりした・・。