先程、愛読している【 日刊ゲンダイDIGITAL 】を見ていたら、
『 増殖中のプチ贅沢「おにぎり専門店」と失速した「高級食パン」・・・
明らかな違いはココだ 』、と題された見出しを見たりした。
無断ながら記事を転載させて頂く。
《・・ タピオカ、高級食パン、からあげ、フルーツ大福・・・。
雨後のたけのこのごとく生まれては廃れ、移り変わりが早い食べ物のトレンド。
現在、おにぎり専門店が増殖中で、「磯丸水産」を運営するクリエイト・レストランツは7月、
福島・郡山に「おにぎり 青田屋」を出店。
大手参入で市場は、ヒートアップしつつある。
昨今のおにぎりの特徴は、コメや塩、ノリにこだわり、イクラやローストビーフのほか、
卵黄醤油漬け+肉そぼろなどトッピングメニューが豊富で、1個300円前後~700円台とお高めだ。
「今ウケている変わり種具材の大ぶりのおにぎりは、
連日行列ができる昭和35年創業の『ぼんご』(東京・大塚)が源流といわれています」
(消費経済アナリスト・渡辺広明氏)
家庭でも簡単に作れるだけに、おにぎりに高いお金を払う人が、
どれだけいるか未知数だが、各店の口コミには不思議と「高い」という声は見られない。
インフレが進む日本のコンビニでも、200円超の価格帯が売れ筋だという。
「セブン-イレブンだけで年間20億個ほど売れていますが、
最近はおにぎりの立ち位置が変わりつつあります。
たまには少し高くても、いいものが食べたいという“プチ贅沢ニーズ”に寄ってきていて、
お寿司に近づいている印象です」と話す渡辺広明氏はこう続ける。
「おにぎり専門店の出店自体は、参入障壁が低いものの、
フランチャイズで一気に店舗拡大させる動きが見られないのが、
ブームが長続きしなかった高級食パンと異なる点です」
■海外での関心は極めて高い
日本のアニメで、登場人物がおにぎりを頬張るシーンが出てくることからも、
海外での関心は極めて高いという。
「チェーンの『おむすび権米衛』が、ニューヨークやパリに出店しているように、
片手で食べられる手軽さから、人気が高まっています。
ローソンが廃棄ロス減の観点から、レンジでチンして食べる冷凍おにぎりの実験販売を始めていて、
海外展開も期待されています。
現地スーパーのおにぎりは、日本の商品に比べてイマイチなものが多いようで、
おいしいおにぎりが海外で気軽に食べられるようになれば、
国産米の消費拡大につながるのではないでしょうか」(渡辺広明氏)
今度こそ、ブームは長続きするか?・・ 》