朝起きて、二日ぶりに『夢屋本田』の水見に出掛ける。『夢屋水田』の「ヒメノモチ」は穂揃期を迎え、草丈も伸びたような気がしますが、病気や害虫も見当たらず順調…『本田』の「はえぬき」も出穂期を迎え、水の状況と病気(紋枯病斑)にさえ気を付けていれば当面、二日に一度程度の見回りでも充分であります。しかし、今朝は遂にイネの株に紋枯病の病斑を見つけまして、残念ながら明日の朝は、蔓延防止のために殺菌剤を散布しなければならないようです。お隣の田んぼにも紋枯病の病斑がポツリポツリと出始めておりまして、改めて「はえぬき」という品種は紋枯病に弱い品種特性と持っていると感じるのであります。
『第2サティアン』に戻り、イレギュラーコーヒーを入れて朝仕事を考える…ニンジンの間引き作業を今朝の課題にしよう…思い付きの仕事を手当たり次第にこなしているようではあるけれど、一応優先順位を付けてはいるつもりなのであります。まずは5cm程の間隔に出過ぎたニンジンを間引いてみるのでありますが、間引いたニンジンの根は順調に伸びており、なかなか良い予感がするのであります。間引いている内に、抜いたニンジンがもったいないような気がして、自宅に持ち帰り、葉っぱごと軽く炒めて食べちゃいました。(何でも食べてしまう山形県民の気性が如実に現れております^^;)
これは「オカヒジキ」です。
夕刻、出稼ぎ先から帰って、トウモロコシを植える場所の草むしりをする。今の時期にトウモロコシを植え付けるなんて節を外していると言われそうですが、7月20日に植え付けたトウモロコシが9月20日頃(お彼岸)に食べられる最後の植え込みであるとの情報をご近所の『百合子ばあさん』から仕入れているので、どこまで植え付け時期を遅らせることが出来るのか…これも重要な実験のひとつなのであります。
カラカラに乾いた雨除けハウスの中では、今年も挑戦している「オカヒジキ」が針金のような硬さになってしまいました。「山形県民」以外は聞きなれない作物かもしれませんが、海草の「ヒジキ」に形状が似た植物で、茹でてからし醤油で和えて食べますとシャキシャキとした食感が病み付きになる代物です…しかし、今回はかなり硬い…慌てて灌水しましたが、果たして間に合うかどうか^^;
カボチャやスイカは10枚前後、展葉したところに初めて雌花を着ける。ツルムラサキも摘芯して側芽を伸ばす。こうしてみると、畑の作物は摘芯、摘芽という作業が結構重要でありまして、良い物を作るには、大胆な中にも繊細に世話を続けることが必要であります。
そう『夢屋国王』は「カボチャ」の花言葉…「広大」な心を持って、出稼ぎ先では将来ある若者の芽を摘むような真似はしていないつもりなのでありますが、実は重要な芽を摘んでいたりして…^^;