人知れず 忘れ去られた茎に咲き
人知れず こぼれ散り
細かな白いだいこんの花 森繁久彌
1970年代にテレビ朝日で放送された「だいこんの花」…冒頭の森繁久彌さんの詩の朗読が印象的でありましたけれど、山形県では日曜日の午後に放送されていた記憶があり、お受験中の『夢屋農場長』は、ほとんど見ておりません。家庭菜園程の裏庭であっても、食材を供給する貴重な畑であり、大根が花を咲かせる頃まで放置するのは「駄農」の象徴のような景色でありますから、少年時代の農場長は、大根の花もキャベツも白菜の花も見たことがありませんでした。初めて花を見たのは、大学生時代に良い経験をさせていただいた埼玉県園芸試験場の農場でありました。そして、現在の『夢屋農園』を譲り受け、開墾3年目の春に、勤めながらの作業が追いつかず咲いた「赤大根」の花…「へぇ?色素が花にも移るんだねぇ。」なんて、妙な感激を持って眺めました。(駄農も決して悪いものでもないと自己弁護したものであります^^;)
今年は、全開バリバリ…不要不急の外出自粛中ではありますが、GW返上で(どうせやることもないし^^;)今年の作付場所を確保しております。導入3年目のトラクター『クワジマン』もエンジン一発始動!あとは、ローターにオイルを補給し、長男『ポン太郎君』の出番(連休中は休みです^^;)を待っております。
我が家の古老が愛した咲き分けの「木瓜(ぼけ)」
画像では赤・白混じっておりますが、枝変わりで真紅の花も咲かせます。親父はこれを盆栽にして、咲き分けの「木瓜」として楽しんでおりましたが、年を経るとともに赤と白が混ざるようになってしまいました。いつものように季節は巡って来ますが、少しずつ変化している。昨年は、出ないでないと思っていた(期待していた)アスパラガスでありますが、4月末には出荷しておりました。今年はさらに遅い…と思っていたら、昨日29.5℃という『バカ陽気』で、ニョキニョキと一気に出てまいりました。中々大きくならないと心配していたきゅうりの『Q三郎』も40℃超のハウス(さすがにビニールを開放し換気しましたけれど。)朝見た大きさから違いが分かるほど成長しておりました。やはり夏野菜は温度が必要なんですねぇ…一方、スナップエンドウは、一部『葉焼け』してしまいましたけれど。夏野菜と春先の野菜を混在させるからこんなことになる。分かっちゃいるんですけれどね…小規模多品目経営なもので致し方ありません。
さて、今日は何かお題がないかと探しておりましたら、「木瓜(ぼけ)」を織田信長の家紋との投稿を目にしました。「ん~そうだっけ?」…確認すると「織田木瓜紋(おだもっこうもん orきうりもん)」であり、瓜(うり)を輪切りにした絵柄なんですなぁ。「木瓜紋」を(ぼけもん)と読んでしまわれたようです^^;
勘違いは誰にでもあることですが、専門家のアドバイスを参考にしているという「新型コロナウイルス対策」も何かなぁ…国民の目くらましをしているようにしか思えない。1ヶ月自粛要請を延長しても、「感染症は終息しない。」という某厚生省技官の説を私は支持しますけれど。(私の勘違いであることを望むものではありますが…。)