朝から「カツ」で、重くない?
朝起きて(と言うより、高校時代から朝型の勉強をして来たので、他所様が寝ている深夜に起き出しているのだが^^;)まず田んぼの水見をし「代掻き」が出来る水量になっているかを確認し、農園に帰ってスナップエンドウを収穫する。昨夜からの久し振りの雨で、伸びきれなかったアスパラガスがニョキニョキと芽を出しております。露地の作物にとっては恵みの雨。代掻き作業は雨合羽を着ても出来るから「天の恵み」は素直に受け入れます^^;
雨を予想して、畑は急遽、粗起こしを済ませたので、雨が止んで乾けば畝立てして定植ができる…総て想定内と言いたいところでありますが、ハウス内の蔬菜類が収穫期を迎え、収穫調整作業で午前中は休めない。自ずと朝ご飯も抜きがちになり、空腹のイライラは長男『ポン太郎君』が一身に受けることになってしまいます。これではいけないなぁと、本来『ご飯党』で朝はしっかり食べる農場長ではありますが、パンをひと切れでもとお腹に入れるようにしましたよ。
昨年までは、ご近所のスーパーの直売コーナーに出品しておりましたから、農作業の合間に出荷出来ましたけれど、今年からは少し離れた街場の直売所であり、10時~17時までの営業時間でありますから、最低でもお昼前の11時までには入荷したいと考えると忙しない朝になってしまいます。目標とする一定額の売上を上げようとすると休む訳にもいかず、メインの農作業の組み換えも今年は必要なようです。
「ちょっとしたお土産に出来るものが無いのよねぇ」
と言う前職での女性の声を聞き逃さず、観光協会直営の売店用には品物を変えております。駅にある売店は、ある意味、町のアンテナショップとしての機能も受け持つ訳だから、少しは精選したものを置いてみたい。新型コロナウイルス感染症による自粛要請で客足は遠のき、今のところ買い求めて頂けるのは地元の方であるとは承知しておりますが、自粛要請解除で少しずつ人の動きも出始めました。前日売れ残った品物に「値段を下げれば売れますよ。」と語るレジ係の職員…確かにそうではあるが「町の顔である駅」に値引きの半端物は置きたくない。物を売って収益を上げることも重要ではあるのだけれど、観光協会がショップ直営を請け負っている意義を考えて欲しい。彼女たちは売れなくても給料は保証されるから、出店者に気遣ってくれるのはありがたいけれど、安売りスーパーじゃないんだからと喉まで出掛かる言葉を飲み込む農場長であります。元来、「オカヒジキ」は山形県置賜地方の特産品(伝統野菜)であり、気の良いお百姓さんが、旅の業者さんに栽培方法を伝授して全国に広まってしまいました。刈り取ってからも『二番萌え』が収穫できますが、名産地の南陽市生産組合では「一番刈り」に拘って収穫販売しているはずであります。「こつけな物(こんな価値の無い物)」を出してという評価は頂きたくない。「こつけな者の言うことは聞くな!(こんな下らない奴の言葉は聞くな!)」と言われそうではありますが、『夢屋農場長』にだってプライドというものがあるんです。と言うか、梱包はもう少し丁寧にした方が良いと思うけど…天の声(笑)