「ヘビイチゴ」は無毒です^^;
「『さづぎ』終わしたがぁ?」とご近所のお年寄りたちに声を掛けられる。「さつき」…皐月は旧暦五月のことであるけれど、方言では「田植え」を指している。「さつき」という言葉自体が、「早苗月(さなえつき)」が転化したものとの説もあるから、「早苗」を植える月で、「田植え」を指す方言も、あながち間違いではない。「さづぎ終わしたがら、やっと一服つけられる。」そんな大人たちの会話を耳にしながら、この季節を過ごして来ました。
『夢屋農園』の主力作物は露地「夏秋きゅうり」であるから、「さづぎ」を終わらせても一服つけられないのでありますが、農場長はきゅうり部長兼長男『ポン太郎君』に、耕耘から植え付けまで10日間で終了するよう今年の作業目標を与えました。以前は、耕地を農場長が朝仕事で耕耘し、マルチ張りの補助をして、支柱組みとネット張りを2週間も掛けてチンタラやっていた。『部長』という称号に恥じないように、子育て上手な母猫『ジーコさん♀』に倣って、今年は独力でやらせてみました。トラクターも丁寧に乗りこなし、畝立てしてマルチを張り、ネットもピーンと張り切っている…この間6日間。2時間ほど植え付けの補助をして、令和2年の露地きゅうりの植え付けを終了しました。総ての工程を独力で成し遂げて、また自信を持ったと思うのでありますが…やはり、疲れが溜まったようであります。
「さつき」を終わしたら…
農場長の担当である水田の補植と京南蛮の植え付けは、まだ終了しておりませんけれど、さすがに農場長も疲れが溜まり、「外出自粛要請」も解除されたことから、久し振りに『ポン太郎君』と、スーパー銭湯でデトックス。
「きゅうりの植え付けを一気に終われせて、夕方は慰労に行ってくるから!」とオッカーに告げて、サウナにジェットバスと腰を中心に養生しましてね、これはお決まりの生ビールと小腹が減って味噌ラーメン(あまり美味しくないけれど^^;)さて、ひと息入れたところで家に帰ったら「焼肉?」…「だって、夕方は慰労だって言ってたでしょう!」とオッカー…(肉体労働者の慰労であって、何で貴女たちも慰労なの?心の声^^;)小腹どころか大腹にビールとハイボールと味噌ラーメンを溜め込んだので、もう焼肉なんて入りませんけれど^^;
「ちゃんと夫婦で打ち合せしてから出掛けてくださいね!」なんて長女『有季菜先生』にまでご意見される始末でありますよ。「よく頑張ったから、土日は休み!」…体力的に脆弱なきゅうり部長『ポン太郎君』に休みを宣言して、農場長は明日も補植と南蛮の植え付けでありますよ。「さづぎ」を終わしたら、一服つけられるのは米農家であり、野菜農家はまだまだ休めないんですけれどね。「ブラック企業」と言われたくありませんので、休みは与えますが、果たして『夢屋農場長』は、いつになったら休めるのやら(失笑)